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DVDの内容について

游心流武術健身法 初級・中級 教材DVD


 教材DVDの内容について質問を受けたので、少し解説しておきます。

 まず、初級編です。

1,スワイショウ
これは、脱力体の養成と中心軸の体感、そして背骨の歪みの矯正の効果がありますが、鞭手打法の威力養成にも役立ちます。スワイショウだけを抜き出した健康法と護身術も研究中です。

2,立禅
これは、各種の站椿功がありますが、主に体幹部のコア・トレーニング法の意味があります。

3,三元試力
これは、骨盤の横回転・縦回転・螺旋8の字回転の運動を手先足先まで伝達していく練習法であり、主に打撃やピッチング、ヒッティングの威力を養成する効果があります。ちなみに、応用法として合気的な崩し技や逆技から逃れて逆転する技などへの応用発展性があります。

 この三つが基礎錬体となりますが、これらは発勁・合気などの武術の高級技法を効率よく体得するための武術的身体を練り上げる練法であり、その要になっているのは骨盤の動きです。

4,歩法
歩法については武術の極意として欠かせないものですが、単なるフットワークではなく攻防の技と結び付いて体勢を崩さず移動し得るものでなければなりません。また、移動しながら技を次々に繰り出していくための基礎トレーニングであると同時に、游心流では丹田歩法による丹田の開発トレーニングも歩法に含まれています。

5,対錬
これは、簡単に言って交叉法と読みのトレーニングであり、技は二の次です。対錬を発展させることで交叉法も発展します。最も大切な練習法なのですが、これは意味を理解した人間同士でしゅくしゅくと続けていかなければ、やるだけ無駄になってしまいます。武術の修練は気持ちを入れてやらなければルーチンワークとして続けていても何も得られません。

 以上は初級編の内容です。

 中級編は・・・

1,差し手の練習風景
これは、交叉法を具体的に技として使う場合に最も多用するテクニックです。このテクニックを用いることで受け即攻撃の攻防一体の武術の戦闘法が具体的に体得されていきます。これは臨場感を出す意味で、普通に練習しているところをそのまま収録しました。

2,推手
これは太極拳などで練習される一種の約束組手ですが、差し手と組み合わせることで実践的な用法になっていきます。素手だけでなく剣術や棒術にも応用が利きます。

3,剣術
これは鈴木雅美剣術師範代が解説実演しています。ガツッと打ち合えば真剣は折れたり曲がったりしますし木刀は折れたりしやすいものです。ですから鈴木師範代はフワリと柔らかく剣を使って衝撃を受け止めない太刀捌きを使いますから、御注目を・・・。

4,居合術
これも鈴木師範代にやってもらいました。闇雲に速くやるのでなく、フワッと捌いてヒョイッと太刀を付ける鹿島神流の技を参考にしています。

5,対錬
中級の対錬は、初級を少し難しくしたもので、組手構えからの攻撃に対するのが特徴で、添え手や連続蹴りなどを用いています。初心者には少し難しいでしょう。

6,護身術
最近の通り魔事件多発に対応する意味で護身術も入れてみました。主に対ナイフの護身術を解説指導していますが、中国扇子や傘を用いた護身術も収録しています。


 游心流教材DVDの内容はこのような次第です。

 武術理論上、このDVDは、初級が稽古理論、中級が戦闘理論について解説する内容となっておりまして、「発勁や合気をいかに効率的に実用化し、どのような訓練をすればよいのか?」という武術に関する多くの人達が感じるであろう疑問に答える内容として作っております。

 なぜなら、そういう疑問は、私自身が十数年前から感じてきたことだったからです。どんな強力な威力の発勁が打てても、「どうやって当てるのか?」という現実の前では空理空論になってしまうでしょう。

 実際、ある有名な中国武術の実戦名手とされる人の組手映像を見た人から、「あんなので本当に通用するのか?」という質問を受けたりした時、私は答えに窮するのです。

 誰も明確な答えを示してくれない。しかし、本当に驚くべき遣い手は確実にいる。でも、そういう人は表に出たがらないし強さを広く示すことを嫌うのが常です。無理強いするのは心苦しい・・・。

「だったら、自分が現実に即した技と理論と稽古法を体系化して作るしかない」と思い立ったのが游心流と名乗る切っ掛けではありました。

 腕が足りないのは頭でカバーする。幸い、歩法だけはたいていの相手には引けを取らない自信がついたので、一点豪華主義でやっていけば、いずれ足りない部分も埋められるだろう・・・という考えでした。

 基本的には十年前とほとんど変わったところはありません。が、十年前に見た人が見れば、全然違うものに見えるでしょう。そのくらい内容が深まってきたという実感はあります。

“男子三日会わざれば刮目して見よ”と言うではないですか?



追伸;緒形拳さんが急逝されて驚きました。新刊本でも若山先生の評論中で少し詳しく論じましたが、あれも原稿を書いている途中で自分でもアレアレ?と思う感じで筆が滑って脱線してしまい、「これは若山先生の評論なのに、脱線し過ぎてるよな~」と思って、書き直そうかな?とも思ったんですが、何となく、そのままにしていたんです。やっぱり、書かされていたのかも知れませんね~。緒形拳さんの御冥福をお祈りします・・・合掌。
もっと知りたい武術の極意

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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