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筑紫哲也さん逝去

 ジャーナリストとして最も世に知られていた筑紫哲也さんが肺癌で亡くなられました。

 73歳だったそうですが、早過ぎる気がしますね。

 TBSの『筑紫哲也NEWS23』という自身の名前を冠したニュース番組でTVジャーナリズムをけん引してきた人物という印象が強く、たとえば久米さんや古館さんといった人達にはジャーナリストという言葉が似合わないのと比べて、派手さはないけれど、この人はジャーナリストという言葉が非常にしっくりくる人でした。

 そんな筑紫さんの『NEWS23』の看板コーナーでもあった『多事騒論』の最期の回で、「少数派であることを恐れてはいけない」という言葉があったのだとTV東の土曜昼『田勢康弘の週間NEWS新書』で紹介されていました。

 要は、簡単に多数派の意見に呑み込まれて自分の考えを捨ててしまうことの問題点をジャーナリストとして指摘されていたんだと思います。

 田勢氏は「筑紫さんはブレのない人。一度も怒った顔を見たことがない」と評していましたが、そういえば怒っているところは見た記憶がないですね。田原総一朗さんなんか、いっつも怒ってる印象しかないですけれど・・・。

 でも、感情をあらわにしない人ながら、語り口はいつも過激なことをサラリと言ってのけたりする戦略的なしたたかさが感じられましたし、敵も多かっただろうと思います。

 だからこそ、「少数派になることを怖がるな」という言葉が出たんだろうと思います。

 日本人の習性として、どうも長いものに巻かれろとか、自分を圧し殺して世間的な意見に従う傾向が強いと思うんですが、そういう中で「俺はこう思う」と自分の考えを主張し続けることは大変、度胸がいることだと思います。

 でも、そうしないと大勢が間違った方向へ進まされていく危険性を常に持っている訳ですね。戦前の日本がそうだったように・・・。

 私も性格的にジャーナリスト的な傾向が強くて“馴れ合いで嘘を隠す業界体質”というのが虫酸が走るくらい嫌いなんですが、そういう異議を唱える人間も一人くらいはいないといけないと思うんですよ。

 私も「武道界の御意見番」とか揶揄されていましたけど、言った本人は皮肉のつもりでも、私は明確に自分がその役割を担うつもりでやってきていますからね。

 だってね~。本当に腐ってるよ。武道マスコミは。インチキだって解ってて出してるんだからね。騙される人達のことを考えてないのか?って思いますよ。

 業界にしろ組織にしろ御意見番は必要なんですよ。反対意見を言う人間がいないと独善的になりますからね。

 昔は甲野さんだってそうだったのに・・・自分が権威者になったらいい加減な話を平然と吹聴している。意図的に騙している。泰葉じゃないけど、「切腹しろ」って私は本当に書き送ったことありますよ。

 今は、ニュース番組でさえ宣伝広告のスポンサーに牛耳られてしまう時代ですよ。

 皆、金の首輪で繋がれている時代で、自分の意志を捨てても首輪の無いノラ犬になりたくない・・・と必死で媚びを売ってる状態ですよ。

 そんな時代に反骨精神を示してくれていた筑紫さんの不在は困ったもんだな~と思います。反骨の志しを継ぐ気骨のある人が出てきてくれるのを期待しつつ、私もそうなりたいと思うばかりです。

 筑紫哲也さんの御冥福を祈ります。合掌。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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