コンテントヘッダー

試し斬り体験しました!

 細い竹くらいしか斬ったことのなかった試し斬りですが、佐原文東先生の清心館道場で「試し斬りの稽古会があるので、長野さんもどうぞ」と言っていただき、ウキウキして出掛けてきました。

 試し斬り用の刀が一振りだけしかないと聞いていたので、日本刀は三振り、軽く刃先を荒く研いで持っていきました。

 畳表を巻いて水に浸していたものを台に固定して斬る・・・という本格的な試し斬りは初めてです。

 竹を斬るより簡単だとか、いや、難しいとかいろいろな説を聞いていたんですが、やってみないと判りません。

 ところが、私の持参した刀はどれも試し斬りには向かなかったみたいで綺麗に斬れません。細い竹なら十分に斬れたんですが・・・。

「刀が引っ掛かって止まってしまう」とのことで、佐原先生の刀を使ったら、確かにスパリと斬れる・・・。

 どこが違うんだろう?と思ったんですが、日本刀というのは七種類くらいの砥石を順番に研いでいくことで表面を滑らかに仕上げることでスッパリと切断していけるということらしく、俗に言われる砂山に刀身を突っ込んで表面をザラザラにすることで斬れ味をよくするという説はどうも違うみたいですね。

 私はザラッとしていた方が斬れるもんだと思っていたんですが、これはやってみないと判りませんでした。

 皆さんがやっているのを見ていると相当、難しいみたいで、「こりゃあ、俺が全然斬れないと大恥かいちゃうな~」と、正直、ちょいビビリましたよ。

「長野、ダメじゃ~ん。へたっぴじゃ~ん。オメーなんかが刀のこと書いてんじゃね~よ」なんて噂になったらヤダな~・・・。

 でも、やらないで帰ったんじゃ意味ないし、一応、挑戦・・・(でも、自分の刀じゃなくて佐原先生の刀をお借りしましたよ。だって、如実に結果が違うんだもんね~)。

 おっかなびっくりでしたが、「要は、いかに刃筋を徹すか?ということだけですよ」と佐原先生が言われていた言葉を『刃筋をトース、刃筋をトース・・・』と、念仏のように心の中で唱えて刃筋が徹っていくイメージを思い浮かべ、腕に無駄な力が入らないように注意して軽く沈身を使って斬り込みました。

 すると、割りと手ごたえなくサクッと斬れました。ちょっとオヤッ?と思いましたが、しからば左からの袈裟も挑戦・・・サクッ・・・う~ん、快感・・・(セーラー服と機関銃?・・・古っ!)。

「刃筋さえ徹せば斬れるって本当だな~?」と、ちょっと感動しましたね。

 最後の一本も斬らせてもらったので、今度はちょっと気張って連続して右・左・右・左と続けて斬ってみましたが、最後が七・八部で止まってしまいましたが、思っていた以上に斬ることができました。

 何か、気分は藤岡弘、みたいですよ。

 初めての経験でしたが、やっぱり、佐原先生の言われていた通り、「やってみなければ解らない」という言葉を痛感させられました。

 日本刀が、なぜ、執拗なまでに刀身を磨きあげるのか? それと、居合術の流派では先重りのする日本刀を良いとするのも、刀身に重さがあると刃筋が徹りやすかったからなんだと気づきました。

 何か、私はやってみるまで逆に考えていましたね。刀身を必要以上に研ぐのは実戦的じゃないとか、先重りのする刀は扱いにくいから良くないとか・・・。

 まさに目からウロコでしたよ。

 でも、それよりも、やはり、試し斬りでスパッと斬れると理屈抜きに楽しいですね。手裏剣術とちょっと似た楽しさがあります。

 佐原先生、清心館道場の皆様、ありがとうございましたっ!

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

FC2カウンター
リンク
最新記事
カテゴリー
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索