御協力感謝!2008-12-02 Tue 08:07
文芸社から出る新刊本『武術と生きる日々』の頭金、及び電子ブックの契約代金も、無事、集まりました。
![]() ![]() 皆様の御協力の賜物と思っております。感謝! 後は、どうぞ、楽しんでお読みくださいませ。 それから、差し迫っておりましたので割引できなかったのですが、12月7日のセミナーからは、会場で物品販売しているDVDも参加者特典として割引致します。 「教材DVDの上級編はいつ出るのか?」という問い合わせも受けますが、こちらはまだ撮影もしていませんから、最低でも半年はお待ちください。現在、収録内容を検討している最中です。上級なので殺法だけでなく活法も入れようと思っています。 ところで、シダックスでの日曜日の定期稽古会は久しぶりに中国槍術の勁力養成法をやってみました。 これは、槍をズンッとしごくとビビィーンと槍先まで棒が振動することで勁力が伝達しているかどうかを測るのですが、私の持っている白蝋杆(中国原産の柳科の樹で振るとしなる)は割りと堅くてあまりしならないので、これで振動させられれば相当な勁力があることを示します。 コツとしては沈墜勁(沈身)と腕の絞りで棒そのものに重さを乗せるようにするんですが、これも上達すればほとんど振りかぶらずに、ちょっとしごくだけでビィーンと振動するようになるものです。 が、師範代と新規会員のOさんと講座受講生のSさんの三人しかできず、できなかった三人はいずれも空手経験者で沈身の威力を乗せる体動が苦手みたいでしたね。 OさんとSさんは中国武術の経験もあるみたいなんですが、特にSさんは教えてもいないのに最初から軽く腰を沈めて小さく振って、ビーンと振動させていました。 でもまあ、できないことをできるようにしていくのが稽古ですから、最初はできないのが当たり前。それができるようになる過程で身体操作も技も考え方も変わっていくものです。 たとえば、私も教える時に赤樫の杖を使ってやってみたら、樫なのにビーンと振動したので師範代がビックリしていましたが、自分でも驚きましたよ。これはしなるような材質ではありませんからね。 で、白樫の半棒でもやってみたら、流石にこれは短過ぎて、できませんでした。 それでも、知らない間に相当、勁力が上がっていたんだな〜と、ちょっと嬉しかったですね。白蝋杆はしなるような材質だし190cmくらいあるんで、ちゃんとやれば振動するんですけど、樫の杖でできるとは思わなかった。 ちなみに、この振動させるというのは、浸透勁の要領にも繋がってくるもので、打撃力の重さ・貫通力と共に威力が波動となって作用するようになる訳です。だから、人体に複雑なダメージを与えることになるので、下手に打つと危険なんです。 脱力技法で重心移動の力を使うと予想外の威力が出て驚くことがありますが、この前の試し斬りの時も刀に重さを乗せるようにしただけでスパッと斬れましたからね。 スキージャーナルから『超人になる』というDVD付きの身体操作のコツを明かした本が出ていると聞いてワクワクして買ってきたんですが、思っていたようなものじゃなくて、個人的にはちょっと物足りない印象がありました。 というのも肝心な技術の原理が明確にされていないように思えたんですよ。「エネルギーを使う」と書かれていても、エネルギーって言ってしまったら意味が広過ぎて“気”という言葉で説明するのと変わらなくなってしまう。 ビール瓶を手刀で切るというのも、「安全のためにケブラー樹脂の手袋をはめてます」って時点で、「それじゃあ原理的にブラックジャックでぶん殴るのと変わらなくなるよ。脱力して骨盤回して鞭みたいに思いっきり叩けば割れるだろうけど、そのケブラー樹脂の手袋に守られているという意識があるからできるってことにならないかな〜?」と、実験のやり方には疑問を感じましたね。 そもそも安全性を考慮する必要のあるパフォーマンスは無理にやる必要ないでしょう? それから、“刀の斬り込むのを躱す”というのを単なるスピードで躱すように解説しているのは絶対にまずいでしょう。読みを駆使しなければスピードで対処しようとしたら危険極まりないです。あれはタイミングを察知する技術なんだから・・・。 寸勁のデモンストレーションとかスリ足の解説とか、ちょっと、首を捻るところもありましたが、甲野氏に習ったんじゃ、しょうがないかな〜?と思いました。 でも、プロフィール以外に甲野氏の名前は全然出てないし、文中、甲野理論に疑問を呈したようなニュアンスの箇所もいくつかあって、ひょっとして決別しているのかな?なんてことも思いました。 私にとっては物足りないとは思ったものの、一般向けにはNHKの実験番組的な面白さはあると思いますし、別に武術や武道をくさしている訳でもないから、特に反感を覚えるところもありませんでした。 「あ〜、いいこと言ってるな〜」と思う箇所もいくつかありました。 ただ、理論発表するからには参考資料とかは巻末に書くか本文中で紹介するのが筋だとは思いますよ。甲野氏のパクリ体質だけは引き継いじゃダメ! やっぱり、甲野チルドレンの人達って、武術や武道を幅広く勉強したりしていないから、初歩的な勘違いが凄く目立ったりするんですよ。「“武術”という言葉を冠するのなら、武術について、もっとちゃんと勉強せい!」と、言いたいですね。 甲野氏の甘さが伝染しちゃってるような気がしますね。 本当に甘〜い考えで武術をやろうとする人が多過ぎます。娯楽しか求めてないのなら、他のことやったほうがいいですよ。 |
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