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三月セミナー報告

 三月のセミナーは、丹田と縮地法でした。

 どちらも丹田歩法の応用でできることなので一緒にしたんですが、武術的な応用法が解りづらくなるとマズイと思って、今回はひと工夫しましたね。

 まずは、いつものように基礎錬体とその応用をやりました。

 今年のテーマとして基礎錬体法は実践応用を一つは新しいものを指導していこうと思ってまして、今回は歩法を使って回り込みながら技をかける方法をやりました。

 技の応用法で考えられるのは、“正面でかける打撃・崩し・逆・投げ”ですが、これを側面や後面からかけるものと考えると単純に応用技の数が二倍、三倍になるんですね。

 だから、「技は教えても歩は教えるな」という言葉の中には、たった一つの基本技から応用技を倍々化して展開させる秘訣が含まれていることを暗示していた・・・と私は考えた訳なんです。

 歩法というと、“素早く動くこと”と、“一気に間合を潰すこと”くらいしか普通は考えない訳ですが、そんな単純なことをもったいつけて隠す道理がありません。

 つまり、歩法そのもので技に直結している筈なんですよ。

 簡単にいうと歩法は重心移動の力をもっとも簡単に駆使する運動であり、足を踏み締めて立ち止まって打つより、歩きながら打つ方がずっと威力が出せる訳です。

 もちろん、走って打ったらもっと威力は出ます。

 ただ、走って打つというのは避けられたりカウンターで迎撃されたりするリスクも高くなりますから、“歩幅一歩分”の距離でどれだけ瞬間的に加速させるか?が勝負になるんですね。

 こうした工夫が、形意拳の「半歩崩拳、打遍天下(半歩で打つ崩拳の一撃は遍く天下を打ち取る)」とか、八極拳の神槍李(李書文)の得意技「猛虎硬爬山」が、本来の極め技が二撃目であるのに、一撃目の牽制の打ちだけでカタがついてしまっていたという「李書文に二の打ち要らず」といった“歩法の秘訣”に繋がっていたのです。

 今回は丹田と縮地法だったので、縮地法で飛び込みながらの突きを腹で呑んで、腹圧で弾き返す!なんていうムチャな技も指導しましたが、凄いことに皆さん、結構できていたんですね~。

 その他、丹田とは直接関係ないんですけど、“上虚下実”の応用法で、背後から両腕で抱えて押さえ込まれたのを脱力して逃げる秘技“ウナギ抜け”も指導しましたけど、結構、こういう不条理な技はウケがいいですね。

 セミナー終了後は最終原稿チェックがあったので、ストアハウスの公演を泣く泣くキャンセルして、江古田のMr.ドーナツで30分だけ参加者と懇親会やって神保町に直行!・・・する予定が、ついいつもの癖で長くなってしまい、一時間あまりもしゃべってしまいましたよ。

 で、慌てて神保町に地下鉄大江戸線から新宿で都営新宿線に乗り換えて神保町へ。

 到着して電話したら担当者が風邪ひいて家にいた・・・イエ~イ?(無理やり過ぎる駄洒落だ)

 でも、締め切り入稿は翌日・・・「頑張れ~! 男なら戦って死ねぇ~!」という心の声が届いたのか? 担当者は「これから行きます!」

 で、書泉グランデでヒマ潰して(諸星大二郎特集のユリイカ買ったよ。諸星さん、ここのところ気さくにインタビューとか応じてますよね。何となくマスコミ嫌いな人みたいなイメージがあったんだけど)適当な頃合いに会社に向かい、ジョナサン前で合流して、いざ会社へ・・・。

 分担して原稿チェックし、いくつか直しを入れて終了。泊まりも覚悟していたんですが、三時間半くらいで終わりましたね。

 いやはや、いつものことだけど、今回も苦労しましたよ。でも、苦労しないといい本にはならないからね~。

 てな訳で、今回の本『武道に伝える武術の教え』(自分でいっちゃうけど、最高傑作です! かつて、こんな武道・武術の本があっただろうか?)は、三月二十五日くらいには全国の書店に並ぶのではないか?という進行状況であります! 我輩は疲れたので、これから寝るであります!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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