FC2ブログ
コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ
コンテントヘッダー

クエストDVDシリーズ第三弾始動!

 今年は仕事の当たり年なのかな~?

 一月に文芸社さんから『武術と生きる日々』が出て(電子ブックも発売中)、三月にはアスペクトさんのシリーズ第五弾『武道に伝える武術の教え』が出たばかり。

 そろそろアスペクトさんの次回作の企画打ち合わせを・・・と思案していたら、クエストさんからお電話を頂戴しまして、「前作から一年経過したので、そろそろ第三弾のDVDを出しませんか?」との有り難~いお誘いを受けまして、一も二もなく快諾させていただき、善は急げ!と、その日のうちに企画案を書いて、翌日には打ち合わせに高田馬場のクエストさんにうかがって参りました。

 自主製作で作る教材用DVDもいいんですけれど(上級編の内容を現在、検討中です)、やっぱり専門の制作会社で作っていただけると出来が全然違いますからね。

 だけど、内容がかぶってしまうと、買っていただいた方に申し訳がありませんから、コンセプトは変えないといけません。

 今年はDVD付き教本も作ってもらう予定(まだ決定はしていません)で考えているので、尚更、差別化していないといけません。

 少なくとも値段に見合った内容にしないと、この不況の御時世に安くない買い物をさせて“残念”に思われてはいけませんし、作ったDVDが売れなかったらクエストさんにも迷惑を掛けてしまいますからね。

 で・・・知恵を絞って考えて、「やっぱり、クエストさんのシリーズのテイストを踏襲したほうがいいから、『武術秘伝の原理』『武術秘伝の活用』ときているから、『武術秘伝の戦略』ってしてみたらどうかな~?」と考えました。

 第一弾は、武術の秘伝技の根本的なメカニズムを説明するものでした。発勁や合気、縮地法や交叉法の基本的メカニズムを解説するものでした。

 第二弾は、その原理を踏まえた上での技の使い方を解説するものにしました。技の原理を理解した上で技の用法を知れば、それなりに使えるようになる筈です。よって、“活用”と題した訳でした。

 そして、第三弾は、いよいよ、そうした武術秘伝を具体的に用いて戦う“勝負論に於ける必勝の方程式”のようなものを解説してみようと思った訳です。

 勝負論というと、武道や格闘技ではそれなりに論じられてきていると思うんですけれど、日本古武術や合気武術、中国武術なんかでは、ついぞ聞いたことがありません。

 せいぜい、「中国内家拳は接近密着して戦う」といったくらいで、では、“どうやって接近密着するの?”という肝心要なところはお茶を濁して誰も明確に答えられない。

 答えられなくても不思議ではないと思うんです。だって、明確に説明できるくらいなら、実際にやって見せられる筈が、とんとやって見せられる人がいなかった・・・。

 そうですね~。蘇東成先生くらいかな~? 映像作品で実演解説していたのは・・・。

 私も、“目付け”と“三つの先”、“差し手”、“歩法”、そして“交叉法”について繰り返し解説してきましたが、これらをどう結び付けて用いるのか?という点については、実のところ明確にしてきませんでした。

 ごめんなさい。

 はっきり言います。実は、意図的に隠してきたんですよ。

 どうしてか? 

 第一の理由は、これが広まったら私が勝てなくなるから・・・(セコクてすまん!)。

 私が現在、それなりに自信もって教えていけるのも、構造的に相手の技を封じていく武術の戦略を八割方は確立できたという認識があるからなんです。

 どれだけ実力があっても、その実力を発揮できる余裕を与えなければ素人と変わらないので、一方的に制圧することは可能なんですね。これは戦略であり、具体的なやり方は戦術としていくつかある訳です。

 でも、部分的に教えていれば、全体の繋がりを知らない人間では充分に駆使することは難しい。だから、たとえ私より実力が上でも、一点だけ潰してしまえば相手は技の真価を発揮できなくなってしまう・・・(だから勝てる)。

 これが武術の術であり、それを導くのが理合なのです。

 現代武道も格闘技も試合に特化し過ぎて、術と理合を忘れてしまっています。だから、単純に強いほうが勝つと信じて疑わない訳です。

 これは、著名な武術家・武道家でも知らない人が多いのです。

 例えば、甲野さん。彼は約束組手的な“状況設定”の中に相手をはめ込むことで達人パフォーマンスを演出し続けてきましたが、ちょっとでも“状況設定”の“ハコ”から相手が出て本気で攻撃してきた場合、冗談のように惨敗しまくっていますが、普通だったら、この“ハコ組みの欠点”を反省して戦略を切り替えるものなのに、壊れたハコを修繕して30年くらい延々と続けてきてしまっている訳です。

 要するに、武術の術は知っていても本当の理合を知らないから、工夫できなかった訳でしょう。

 また、恐らく、佐川門下の木村さんも知らないでしょう。甲野さんよりはマシですが、やっぱり根本的に手法は変わりません。地力があるから大恥はかいていないみたいですが、私みたいなタイプに中恥かかされたことは数回あると聞きます。

 私が新刊本の中で「木村さんには負ける気がしない」と書いたのも、別に豪語している訳じゃなく、“確実に勝てる”という勝算があるから書いている訳で、さっさと腕試しに来てくれたら私も武勇伝の一つもできて宣伝になるから有り難いんだけどな~・・・とか思っている訳ですよ(はっきり言って、挑発しております。空手や中国拳法、合気道などなめるのも大概にして欲しいから・・・)。

「木村さんは大学の柔道部員全員と乱取りして倒したそうですけど、先生は自信あるんですか?」と、この前もセミナー参加者に聞かれたんです。

「そりゃ、勝てるでしょ。だって、いくら柔道が強くたって、こっちは柔道やるつもりはないんだし、ただ勝つだけだったら打撃技のない柔道は怖くないよ。わざわざ組ませて密着してくれるんだから、こっちは寸勁打ち放題、合気使い放題でしょ。ちなみに昔、警察学校の柔道大会で優勝した友達と会った時に、“長野~、久しぶりに柔道やろうぜ”って高校時代のつもり(当時はドッコイドッコイ)で自信満々で掴みかかってきたけど、俺が一瞬で勝ったよ。どうやったか?っていうと、喉の急所に指突っ込んだだけ・・・試合に慣れ過ぎてる今の日本柔道は平気で急所ガラ空きで掴んでくるんだから、本来だったら古武術や中国武術が対抗できない道理がないんだよ。勝てないのは柔道のルールで対決しちゃうからだよ・・・キムタツだって、合気使えるんだから勝てなきゃおかしいよ。でも、もし伝統空手道みたいに遠い間合からビュンビュン突き蹴りが飛んできたらどうかな? 俺だったらゼ~ンゼン勝つ自信ないな~」ってことを説明しました。

 多くの空手家が木村さんに習いに行っているそうですが、知らない技、神秘的な技を習いに行く態度は立派だと思いますが、どんな技にも必ず原理がある訳で、そこさえ見えたら達人扱いする必要はないと思いますし、むしろ、そこが見えないままま何年学んだところで自分の益にはならないでしょう。崇め奉ってオシマイ・・・。

 神秘の達人技を崇める人って、結局、「生涯、達人になれない人」なんですよ。自分が学んだ技を信じないでよそ見ばっかりするのはバカですよ。自分の学んだものの中に本物があるのに気づいていないんだから、哀しいね・・・。

 空手家だったら空手を信じなさい! 合気道家なら合気を信じなさい! 柔道家なら能柔制剛を信じなさい! 剣道家だったら無心の剣は天に通じることを信じなさい!

 私は武術を信じてる。だから、勝って当然! 勝てなかったら我が身の未熟、我が心が至らないだけ! 神秘の技を求める心は、己の心の弱さと心得たが宜しいでしょう。


 え~・・・それから、私が武術の戦略を隠していた第二の理由は、教えていただいた先生に遠慮していたから・・・です。秘伝はおかすべからず・・・これも武術の伝統也。

 でもね~、もうそろそろ、ある程度、武道や格闘技の修行者が納得できるレベルまでは公開してもいいかな?と思ったんですね。

 いつまでたっても、武術イコール神秘だの、武術イコール身体操作だのというトンチンカンな理論ばっかり広まって、純真な武道格闘技愛好家が騙されまくってしまう状況は終わらせていかないと、日本は世界に取り残されてしまうと思うんですよ。

 研究家として、いずれは公開すべしと思って何年も経過してきましたが、今がその時期かもしれません。いつまで待っても、武術は神秘の世界にうっちゃられたまま科学的に認識されていかないでしょう? ノータリンと精神疾患と詐欺師の世界になってしまっている。真っ当な師範がさっぱり評価されていない。私がガイドやるしかない・・・。

 私はね~。本当に日本人には強くなってもらいたいんですよ。今、弱過ぎるでしょ?

 不況だ不況だって言ってたって、今の日本くらい裕福な国は珍しいですよ。過保護にし過ぎて心を弱らせてしまっただけですよ。日本人のアイデンティティーが壊れてしまっていると思う。

 柔道、剣道、空手道・・・日本武道が外国勢に惨敗する姿って、そのまま日本人が弱くなっている象徴に見えて仕方がないんですよ。

 武道って、日本人が世界に誇れる最後の砦みたいな聖域だったと思うんですよ。それも今は昔の話・・・どうしてこうなったのかって、武道をスポーツにしたからだと思いますよ。

 スポーツがダメだって言いたいんじゃないんです。でも、スポーツは西洋に発祥したものであって、日本の武道の源流はアジアの武術ですよ。生き死にに直面して己の心身を錬磨する死生観に根差した哲学的身体文化なんですよ。それを単なる技の競いあいにして点取りゲームみたいにして、“武道”って言われてもね~。

 3S政策という愚民化政策については知っていますか? スポーツ、スクリーン(映画)、セックスという三つの娯楽を煽って人民を骨抜きにして支配しやすくする政策。

 今の日本人は丸っきりそうなってるでしょ? 快楽しか求めてないから、ちょっとしたストレスでポンポン自殺したりキレル。現実に立ち向かっていく意志力を奪われてしまってますよ。

 武道が廃れたのも、その象徴。精神を鍛えるという発想そのものがアナクロニズムにされてしまい、戦う力を求めることが非難されてしまう。結果、単なる筋肉トレーニング道に成り下がってしまった・・・。

 スポーツという枠組みの中に無理やりはめ込んで、どんどん変質してしまった。

 おまけに権威だの金だの俗っぽい欲に塗れて自己啓発セミナーかカルト宗教みたいになってる武術屋オヤジが続出してるのを見ると、脳が腐ってるとしか言えない。

 いい加減にさらせっ!と言いたくなる。

 もちろん、人間だから、人からチヤホヤされたいとか金を儲けていい暮らししたいとか高い服に高い車が欲しいとか、そういう気持ちが解らなくもないですよ。

 私だって、服だの車だの欲しいとか思わないけど、「上等な日本刀が欲しいな~」とかは思いますからね(物欲が物凄い偏ってる?)。

 だけどね~、日本人って元々、恥じらいを知っていたというか、照れ屋さんだったじゃないですか? 今はナルチシストの大行進だもん。恥じを知らないというか、裸の王様状態の人ばっかりだよね。


 最近、何か空しくってですね~。余談が過ぎました。


 武道メディアの中で私に目をかけてくれているのはクエストさんがほとんど唯一。才能を見込んで声をかけてもらったからには、期待に応えないと男がすたるってモンです。

 よって、ここらで一発、清水の舞台から飛び降りるつもりで、これまで隠してきたことを公開しようと思ってます。

 まあね~、決死の覚悟で公開したからって、多分、ほとんど理解してもらえないんじゃなかろうか?とは思うんですけれど、本気で武術を求めている人が一人でも多く理解してくれれば、無駄にはならないと思うんですね。

 そうして、今度は、そんな人がまた新しい人に伝えていってくれるなら、少しは意味はあるだろうと思っています。だから、期待していてください。


 そういえば、クエストさんで打ち合わせしている時に、話のついでに「宇城さんの腕相撲ってどうやるんですか?」と聞かれたので、「こうやるんですよ・・・相手が力を加えてきたら、こっちは腕の力を抜いたままにして微妙に前後にずらして相手の力と拮抗しないようにします。そうすると、力の反発がないから、相手は自分の力の加え所のポイントが定まらずに腕が固着してしまう訳です。相手の力がこちらに作用しないから、“力が0化される”と表現している訳です。そこで、ほんの少しずらしたまま巻き込むようにしていけば、相手は抵抗して力を働かせる方向が掴めないまま押し切られてしまう・・・という仕組みです・・・ホラ、ね?」と実演解説したところ、「ええ~? それって腕相撲になってないじゃないですか? インチキじゃないですか~?」と言われました。

 これは、私が説明しているから「こんなのインチキじゃないか」と思う訳で、以前、福昌堂で高岡さんの合気を実演解説した時も同じでした。教えた瞬間に誰でもできてしまったからです。

 技の原理が解らないと「神秘の気のパワーなんだ」と簡単に思い込まされてしまう。

 甲野氏みたいに意図的に人を騙すために見世物芸演じている人もいますが、宇城さん自身は多分、感覚的にやっていて技の原理を説明できない人なのかもしれません。

「胸から光を出して相手を照らす」とか、「(身体の)内部を高速化すると(突き)腕が伸びる」とか説明されても皆目、理解できないでしょう?

“胸から光”というのは「相手と正対して相手の身体を包むような意識をイメージ化せよ」と教えたほうが伝わると思いますし、“突き腕が伸びる”のは「肩から肩甲骨回りの筋肉を柔らかく自然に伸ばして突け」と教えたほうがいいでしょう。

 あまりに抽象化した感覚言語を駆使していたら、より具体的な身体技法の体得を阻害してしまうだけです。

 DVDを見ていると、本気で“気の力”だと思い込んで教えているように見えますが、一般的に通じる説明ができない技を一方的に何人にもかけて見せていたら、原理が解らない人達は皆、“達人だ”って信じ込む。その尊敬の眼差しが心地よいから居座ってしまう・・・はっきり言って、武術家としての堕落の道ですよ。

 要するに、武術じゃなくて、催眠術で演じてみせるパフォーマンスと変わらないんですから、それでは洗脳団体と思われても致し方がありませんよ。週刊誌でバッシングされたのも道理です。現に長く学んでいたお弟子さん達がほとんど辞めてしまったといいますし、率直に反省すべきだと思います。修行者にとっての必須の心。それは謙虚さです・・・。


 ちなみに、私のところにも、この手の武術風手品の原理ばっかり聞きたがる人が今でも来るんですよ。よく、恥ずかしくないな~?って思います。見世物芸の秘密ばっかり知りたがるって、はっきり言って、洞察力が0ってことだから・・・。

 本当に、そんな技にしか興味がないんだったら、甲野ちゃんのところで一生、遊んでもらってたらいいんじゃないのかな~? 自分のレベルに合ったところに行くのが居心地がいいと思うんですよ。

 真剣に武術を求めている人は、そんな見世物芸なんか軽蔑しているし興味も持たないものです。私も、キムタツの技とか甲野ちゃんの技とか丸で興味ありません。だって、戦闘の役にはたたない素人を驚かすだけのフェイクじゃん?

 あんなの崇めてるヤツは武道なんかやめたほうがいいよ。上達の見込みないんだから。

 だから、「まったく、こいつら武術を何か勘違いしてるな~っ。あ~あ~、いい年こいて何で本質を求めないでくだらない三流手品にばっかり興味持ってるんだろ」ってガッカリするし、「俺はそんなことを教えるために武術の研究やってるんじゃないぞ!」って思うんですけど、武術を素人演芸と勘違いさせた側(最大罪人は甲野善紀さん!)の責任でもあるんでしょうね。

 でもね~、何か新興宗教とか占いにはまる人達と変わらないですね・・・。そんなお目出度くもノーテンキな人達は、武術なんかやらないほうがいいと思いますけど、それが今の日本人の典型なのかもね。


 そんな訳で、クエストさんのDVD次回作は、俺の魂を込めてみせまっせぇ~!

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

リンク
FC2カウンター
最新記事
カテゴリー
長野峻也ブログ
QR
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。