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本の感想

『居合道虎の巻其の弐』スキージャーナル刊

 昨年出た『居合道虎の巻』が好評だったからでしょう。第二弾が出ました。居合道というのは現代武道の中で他人と競うのでなく、「自己と競う」という点に特徴があります。
 年とってもできるし、「強くなる」という一般的な武道とは違って、「技を深める」という点に目標が据えられます。他人と競うのが嫌いな人に向いている武道と言えるでしょうね。


『読むだけであなたは身を守れる・テクニックのいらない護身術』小森君美著・スキージャーナル刊

 同じ著者の前作に物足りなさを感じていたので、店頭で見た時に買おうかどうしようか?と逡巡したんですが、武術の護身性を研究している身としては読んでおくべきだろうと思って購読しました。今回は、概ね、賛同できましたね。“護身術というのは武道や格闘技をバリバリやっているような人間ではなく、弱者にこそ必要性があり、また、長くトレーニングしなければ体得できないものでは意味がない”という主張には大賛成! 制敵のテクニックより心構えや危機回避の方法論について書かれている点に好感が持てます。


『公開!沖縄空手の真実』東邦出版刊

 おなじみ、ブドーラ・ブックスの最新作でDVD付きムック。ここ最近、空手関係者が注目する沖縄空手にコンセプトを絞った点に興味津々。いたずらに沖縄空手こそが本物だ!みたいな論調でないところが良いですね。自信のある人は自分から強がって見せたりしないものです・・・。


『オーケンの、私は変な映画を観た!!2』大槻ケンヂ著・キネマ旬報社刊

 大槻さんのヘンテコな映画への偏愛っぷりがうかがえる映画評論本の第二弾。もうね~、読んでみて?って言うしかありません・・・。うちの読者的には、カラテ映画系に関するウンチクが素敵過ぎます。何か自分が書いたような錯覚に捕らわれたんですけどね。


『多読術』松岡正剛著・筑摩書房刊

 松岡正剛さんというと、“編集工学”という理論を掲げる哲学者で、異常なまでの博識で有名な人物。その博識っぷりの理由が、これまた異常なる活字中毒にあったことが初めて判りましたよ。こう見えても、私もそこそこの活字中毒で、毎日2~3冊は雑誌や本読まないと落ち着かない人間なんですが、学生時代は哲学書とか宗教学や心理学の本とかを発狂したみたいに読んでいて、当時、ノートに書き殴っていた文章とか引っ越しした時に荷物から発見して読んだ時は、「うっわ~、俺ってば、マジで気ぃ狂っとったんやね~」と、妙に感心してしまうくらい意味不明でした・・・。当時の文章スタイルで本書いたら、十冊も売れないだろうな~? そこいくと、この本は小難しいか?と、気張って読んでみたら、何か妙に面白く読めてしまいましたよ。別にギャグ書いてある訳じゃないんだけど、何で、こんなにスラスラ読めるんだろう? うん、面白かった! お薦め!
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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