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ゲゲゲの鬼太郎第一シリーズにメカゴジラが?

 国民的長寿アニメと言えば、『サザエさん』『ドラえもん』『ルパン三世』とかありますが、意外と続いているのが『ゲゲゲの鬼太郎』です。

 何しろ、最新の第五シリーズは一年以上も続いていましたし、その間、二回も実写映画化され、劇場版アニメも制作されたんですから、凄いですよ。

 それに、深夜枠では最初期の原作『墓場の鬼太郎』も放送され、鬼太郎が全然ヒーローしていないシュールな作風で度肝を抜かれました。

 そもそも、ゲゲゲの鬼太郎というタイトルは、TVアニメ化する時に、「『墓場の鬼太郎』じゃTV的につらいから・・・」という理由で、水木さんの幼少の頃の愛称“ゲゲ”から採ったという噂です。

 これって、『魔王ダンテ』をTVアニメ化する話が出て、名作『デビルマン』が誕生した・・・とか、『スカルマン』を実写ドラマ化する企画から仮面ライダーが誕生した・・・という話を彷彿とさせます。

 ちなみに魔王ダンテはテレ東の土曜深夜にやっている新作マジンガーに、マジンガーZが邪悪になった姿で出てきてますが、流石はジャイアントロボや鉄人28号のリ・イメージで注目された今川監督だな~と・・・。


 それはそれとして、怪獣・妖怪大好き、46歳になっても小学生魂を失わない私としては、ゲゲゲの鬼太郎はやっぱり見逃せない作品な訳なんですけれど、残念ながら、白黒の第一シリーズだけは観た記憶がなかったのです。

 カラー版になった第二シリーズは、公害問題とからめた社会派な内容が多かったことから印象に残っているんですが、白黒第一シリーズは1968年でしたっけ? 私が5歳だった計算になり、覚えていないのか、あるいはTVが家になかったのか・・・で、記憶にないんですよ。

 だから、東映チャンネルで白黒第一シリーズが放送されて、私はこの年齢になって、まさか観れるとは思っていなかったので、本当にいい時代になったもんだな~と思っております。

 もう、『悪魔くん』も『河童の三平』も観ましたし、兄貴から「物凄く怖かった」と聞いていた『恐怖のミイラ』も観ました。

 いや、昔の白黒作品って味があっていいもんです。

 さて、鬼太郎の第一シリーズ。始まったばかりで早々に『大海獣』前編後編を観ましたけれど、この話の凄いところは、“原作そのまま”だということ。

 この話は南海の島に古代のクジラ“ゼオクロノドン”が生きている・・・とのことで探検隊が組織され、鬼太郎も用心棒的に雇われて同行するんですが、探検隊は鬼太郎と天才青年科学者山田を残して全滅。

 山田はゼオクロノドンの血液を持ち帰って称賛を一身に浴びたいばかりに鬼太郎殺害をもくろみ、鬼太郎にゼオクロノドンの血液を注射して殺そうとする。

 が、鬼太郎はゼオクロノドンに変身してしまい海中に没し、帰国して称賛を浴びる山田を追って日本に上陸・・・という話なんですが・・・。

 何と、この後、山田はゼオクロノドンのロボットを開発して対決するんですよ。

 この部分は、あまりにムチャだろうと思われたのか、以後のシリーズや映画では割愛されています。

 ところが、第一シリーズでは、そのまま描かれていたのでビックリ!

 だって、これってゴジラ対メカゴジラですよ?

 いや、メカゴジラが登場したのは1974年だったかな? だから、こっちの方が先取りしていたんですね~。

 しかし、もう完全にゴジラが上陸してきて銀座を破壊し、ジェット戦闘機や戦車隊と戦うシーンをパクッてるんですよ。USA版ゴジラより、よっぽど本家に近い。

 しかし、鬼太郎ゼオクロノドンがビックリして逃げてつまずいた女性を助け起こすところとか、南海の島で土人がゼオクロノドンを崇めているらしいところとか、あるいはロボットが目からサーチライトを浴びせるところとか、山田の妹の登場とか・・・これって『キングコングの逆襲』のコングとメカニコングの対決を思わせるんですね。

 それなら、年代的にも合うんじゃないでしょうか?

 水木先生って、結構、パロディ精神が旺盛で、時の総理大臣とかプロスポーツ選手や有名歌手を作品中に登場させたりしていました。

 だから、『大海獣』の話は、怪獣映画みたいなものを描きたかったんじゃないでしょうかね~?

 他にも、“原始さん”とか“マンモスフラワー”なんて、『ウルトラQ』のモルフォ蝶の鱗粉で巨大化した男とか、大蛇みたいな根っこが皇居のお堀に浮かんでいたジュランとかとそっくりだし、巨大化した“あかなめ”は『スペクトルマン』のダストマンみたいだし、“泥田坊”はヘドラに似てる。

『悪魔くん』に登場したペロリゴン(原作ではウンチを吐き出すビチゴン)みたいに、マンマ怪獣が出たこともある。

 そもそも、怪獣と妖怪って似たようなもの。どっちも人間の夢想が生んだ幻獣です。

 怪奇作家H・P・ラブクラフトが構想したクトゥルー神話とウルトラ怪獣の相似性なんかもよく言われるところで、意図的に創作したティガのガタノソーアなんかは別としても、海底原人ラゴンなんて、Qで登場したのがインスマス人で、マンで登場したのはダゴンだったとすれば納得。

 他にも、電気を食べると姿を現すネロンガなんて、『ダンウィッチの怪』のウィルバー・ウェイトリーの父親(邪神ヨグ・ソトート)似の双子の弟みたい。

 案外、影響を受けてるのかも知れませんね。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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