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特撮ヒーロー役者の人生

 何年か前、当時、役者をやっていた友達が、「特撮物とかに出たら役者人生はお仕舞いだから・・・」ということを言っていました。

 彼はオダギリジョーが芝居の勉強をしている時期の同級だったらしいのですが、オダジョーは、NHKのトーク番組に出た時に、「仮面ライダーの主役に決まった時は嫌で嫌で役者をやめようかと悩んだ」という身も蓋もないコメントを言って、司会者をドギマギさせていたので、まあ、当時の若手役者間ではそういう話をしていたんでしょうね~。

 実際に、かつて特撮ドラマに主演した役者はその後の仕事で主演とかできずに悩んでやめていってしまう人も多い様子ではあります。

 プロの間でも特撮物を“ジャリ番”と蔑むような言い方をする人もいますし、有名になってから、自分がかつて特撮物に出ていたことを隠したがる役者さんも多いみたいです。

 でも、今はもう特撮物に出演するのは若手の登竜門みたいな感じになっていますし、ほぼ一年間の厳しい現場で叩き上げて一人前の役者に育ててもらう・・・みたいな若手育成番組としての役割も果たしてきているようです。

 大体、役者というのはどんなキャラクターでも演じないといけませんから、極端に特殊な世界観のキャラクターを演じておくと、普通の役柄は相対的に苦労しないで済むんじゃないかと思いますね。

 それに、特撮物だとアクションもあればワイヤーで吊られたりイベントに行ったり普通の役だとやらないようなことも色々ありますからね。

 例えば、私は自分が役者とかやりたいと思ったりは全然しないんですけれど、「殺陣シーンの吹き替えやります?」と言われたら喜んでやりますよ。演技でしゃべったりするのは苦手だけど、殺陣だけならやりたいですもんね。

 特に時代劇の殺陣シーンを見ると、ウズウズしますね~。

 最近見たのでは、時代劇専門チャンネルで『山桜』の殺陣が非常に良かった! 東山君のストイックな雰囲気は稀に見る侍っぷりで、非常に抑えた演技で悪家老の取り巻きを柄当てと峰打ちで倒し、家老だけは刃を返して一撃で袈裟懸けに斬って捨て、その足で目付に届け出るという潔さ・・・。無駄を徹底してそぎ落とした演出が素晴らしい!


 時代劇と特撮物は共通点があると思うんですが、ファミリー劇場で特撮ヒーロー物に出演していた役者さんたちのトーク・イベントを収録した番組を放送していました。

『キカイダー』『イナズマン』『イナズマンF』『忍者キャプター』『バトルフィーバーJ』に出ていた伴大介。

『ウルトラマンレオ』『ゴレンジャー』『バトルフィーバーJ』に出ていた伊藤幸男。

『仮面ライダー・スーパー1』に主演した高杉俊介。

『魔法戦隊マジレンジャー』の別府あゆみ。

・・・の四人がトークしていたんですが、ゲストで牧れい、宮内洋、小野ひずる(VTR)といった人も出てこられて豪華な感じでした。

 まあ、宮内洋は特撮物では『仮面ライダーV3』『ゴレンジャー』『快傑ズバット』『ジャッカー電撃隊』『オーレンジャー』『ウィンスペクター』『ソルブレイン』等々、ゲスト出演を含めるとどのくらい出ているのか判らない人ですから、出てきても驚かないんですけど、牧れいと小野ひずるはビックリ!

 小野ひずるさんはもう役者はやめているらしいんですが、V3の珠じゅん子役が有名です。『ウルトラマンレオ』にもゲストで出演していました。しかも、あんまり外見が変わってないのも驚きます。

 牧れいさんは、私もブログで何度もしつこく書いているので御承知と思いますが、『スーパーロボット・レッドバロン』『緊急指令10-4-10-10』の女性隊員が有名ですが、『怪獣総進撃』のキラアク星人の一人を演じていたそうです。

 この牧さんが登場した時は伴大介がデレデレになってしまって、「実は昔、一緒に映画『マッドマックス』を観に行ったことがあって、その時に革ジャンに革のパンツを着て来たのがカッコ良かったな~」とか驚きの打ち明け話をするのでした。

 しかも、伴大介は懸命に牧れいさんに連絡先を聞いたりしていて、牧さんが「私、人妻ですけど・・・」と困惑発言があったりして面白かったですね~。

 このトーク番組は、私のようなマニアにとったら夢のような番組ですが、中でも驚かされたのは、スーパー1に主演した高杉俊介の超真剣な変身ポーズと熱唱!でした。

 もう、藤岡弘、を超えるくらいの凄い真剣な顔でやるので、伴さん、伊藤さん、別府さんが照れ臭そうにやっているのと比べて“浮く”というよりも、唖然となるくらい。

 しかも、この人、演じていた当時とほとんど外見が変わらないんですよ。もう30年くらい経過している筈なんですけどね~。赤心少林拳修行した成果なのかな~?(ちなみに赤心少林拳は故・龍明広老師が伝えた門派で、心道の河野智聖氏が一度、『秘伝』だったか?で紹介していました。龍老師は日本人だという話ですけどね)

追伸;山城新伍さんが亡くなられました。70歳というのは今では若い気がします。糖尿病だったそうですが、山城さんが親分と慕っていた若山富三郎先生と同じ病気ですね。山城さんはバラエティー番組で三枚目のイメージがありましたけど、若い頃は『白馬童子』でバリバリの二枚目剣劇役者だったし、晩年は渋い役柄や映画監督にも挑戦されていて才能豊かな人というイメージがあります。御冥福を祈ります。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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