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游心流DVD完結編近日発売!

 2009年という年は、私にとって生涯忘れられない年になるだろうな~と思っています。

1,本部道場が開設できた(ほとんど諦めていたのに、何て運が強いんだろ~)。

2,クエストDVD三部作の完結編が出せた(会員の上達ぶりに感激です)。

3,武術以外の人脈が広がった(芸術・芸能関係との縁が増えたのが嬉しい)。

4,文筆業の幅が広がった(本当に有り難い限りです)。


 しかし、あらためて思うのは、やはり、自分の原点である武術研究をなおざりにしていたのでは、こういう縁の広がりや運気の流れは無かったでしょうから、今後はより一層、武術の研究と指導に力を尽くしていかなければならないと思います。

 だって、これしかできないんだもんね~・・・。

 これしかできない人間なんだから、その分野でオンリーワン(唯一無二)の取り替えの利かない人間にならなければ、それこそ老後の生活にも困って野垂れ死にしかねません。

 結構、歴史に名前が残るような業績を挙げたのに野垂れ死んじゃった人っているじゃないですか?

 それじゃ、やっぱり不幸ですよね。

 終わり良ければすべて良しという言葉があるように、たとえ人生が短かったとしても、死ぬ瞬間には満足して死にたいですよね。

 生きるのが辛いから死ぬという人って、案外、周囲の人から見ると、その不幸な状況から抜け出す努力をしていないように見えることが多いと思うんですよ。

 善良な人なんだけど能力がないし努力もしない・・・そういう人が結構、多いんじゃないでしょうか?

 それと、一つのやり方に拘るあまり、いつまでも無為に時間を浪費し続けてしまう人というのも、日本人には多いような気がします。

 要するに、理屈に合わないやり方にいつまでも拘っていて、何年も無駄にしてしまう人です。

 私が武術研究を始めたのも、「どうやったら、自分みたいな素質も才能も金もない人間が達人みたいになれるだろうか?」って考えていたからですし、私は一つの流儀がすべてを完璧に備えているとは思わなかったから、色んな流儀を齧り歩きましたよ。

 そりゃまあ、節操がないだの考えが甘いだの筋を通さないだのと、色んな非難を受けましたけれど、私は終始一貫して“本質”にしか目を向けていなかったので、色んな流儀の技を単純に並列して流派を立てるということはしませんでした。

 知っている技の数だけだったら、恐らく今、日本で一、二を争うくらい沢山知っていると思います。

 私の会には複数の流儀を学んだ人が多いんですが、中でもダントツで詳しい会員からは、「長野先生は、武術に関してはどんな質問をしても必ず明確に答えてくれますけど、そんな人は初めて会いました」と言われたりしました。

 自分の専門にやっている流儀に詳しいのは当たり前なんです。知らないのは不勉強なだけですから。

 でも、専門外の流儀となると、本に書いてある以上の情報は知らない人がほとんどだと思います。

 また、情報はあっても、技の原理や、その技が成立するための身体の働きやメカニズムとなると、説明できる人はぐっと少なくなります。

 特に、どうした訳か、身体の使い方については熱心に調べても、意識の使い方や「読み」については全然、意味不明な解釈しかできない人ばかりなんですね。

 真面目で一本気、曲がったことは許さない・・・という人も少なくありませんが、武術家は、それだけではダメだと思います。

 先日、ある武道指導者のブログを見ました。

 ある流派を腐すような軽口を叩いていましたが、そこに、その流派の宗家からのコメントが来た!

 さあ、どうするのか?と思っていたら、「人から聞いたことだから、その人と話してくれ」と、いけしゃあしゃあとスルーしてしまったのですから、「凄ぇ~! 普通は取り敢えず失礼を詫びるものなのに・・・」と、仰天してしまいました。

 それでも相手の方が追求の手を緩めずにいると、“ああ言えばこう言う戦術”で煙に巻いてしまい、相手の苦手そうだと思った点だけを突っ突いて論議をあさっての方向に持っていってしまいました。

 私、本当に「凄いな~!」と感心しましたね~。

 この方は、人間的にはまったく信用ならないヤな性格だな~と思いましたが、舌先三寸で危険を回避してしまう絶妙なスカシ技“口車”の達人だと思いました。

 いや、これ、皮肉で書いているんじゃないですよ。正真正銘、本気で感心しているんです。

 だって、武道武術の世界で、この“舌先三寸で危機を回避してしまう術”を使いこなしている人なんて、ほとんどいませんよ。

 ルパン三世のファーストシリーズで、殺し屋ナンバーワンの地位をかけてルパンと五エ門を罠にかけて戦わせた張本人で五エ門の師匠である百地三太夫は、真相に気づいて殺しにやってきた五エ門に対して、「五エ門、おぬしに欠けているのは舌先三寸で危機を脱することじゃ」とのたまうのですが、五エ門も「確かにそれだけは・・・」と納得しちゃったりしていました。

 私だって、プライドがかかったら無謀だと知っていても危ない橋渡っちゃいます。

 でも、この方は、プライドも何も最初から存在していないかのごとく、平気のヘーザで言い逃れしつつ、いつの間にか相手の弱いところを見つけて論理をすり替えて、相手を手玉にとってしまっているんですから、達人ですよ!

 いや、現代でも、ここまで無手勝流舌法を極めている人がいたのか?と、私は心底、驚きました(だからといって、私は真似したくないけど・・・やっぱ、カッコ悪い・・・)。

 しかし・・・本来、武術は護身が目的なんだから、卑怯卑劣は論理の外。この方のように舌先三寸で相手を煙に巻いてしまえるのが理想ですよね。

 未だに面子に拘ってしまう私は、まだまだ未熟者だと反省しましたよ。


 さて、余談はさておいて・・・。

 クエスト第三弾DVDのジャケットもできあがり、11月20日の発売を待つばかりとなりました。

 つきましては、11月セミナー会場にて先行販売もします。

 この不況の御時世にお金の負担ばっかり強いるのは心苦しいのですが、今回は三部作完結編に恥じない盛り沢山の内容で、必ず満足していただけると思っております。

 特に、発勁に関しては、養成法から使い方から色々と見せていますから、打撃系をやっている人も、合気道や古武術をやっていて当て身をできるようになりたい人にも役立ててもらえると思います。

 そういえば、私のDVDの感想で、「こんなもん、通用しね~よ」と書いていた人がいると聞きますが、これを見ても言えるかな?

 率直に申しますが、何も判らない素人が言うのなら、私は笑って済まします。

 けれども、実際に武道や武術、格闘技をやっている人から言われたら、それは“侮辱”ですから、笑って済ますことはできません。

 ヤクザみたいな恫喝はしたくないんですけども、私はこの点はプライドを優先する人間ですから、侮辱するなら、それ相応の覚悟の上でお願いしたいです。

 私は、口先だけの男だと思われるのは嫌なんですよ。やる時はやる男っていうのがカッコイイじゃないですか?

 そういう男気のある人なら尊敬できるし、自分もそうありたいです。

 だから、匿名で人の悪口書くのだけは絶対にやりたくないし、言ったことは必ず実行したい。できないことを言い訳するのはカッコワルイじゃないですか?

 私は武術の戦術としては、どんな卑怯卑劣な真似でもやる覚悟ですが、人間として卑怯卑劣な振る舞いはしたくないんですね。

 何でか? カッコワルイからですよ。

 実際は、カッコワルイことは山のように積み重ねてきましたよ。人生はカッコヨク生きることは難しいんですよ。

 だけど、それを「仕方がない」の一言で諦めたくない。爺さんになった頃にはカッコイイ爺さんになっていたい・・・そのためには、今から行いをカッコヨクしていかなくちゃなりませんからね。

 やっぱり、私はカッコイイ人に憧れてますからね。

 田中泯さん、青木先生、小林先生、光四郎先生、友寄先生といったカッコイイ人達に出会ってしまった以上、自分もいつかそう思われるような武侠者になりたいじゃないですかね~?

 だから、私は、カッコワル~イ真似を平然と続けている人達が哀れに思えますよ。

「あ~、この人達って、周囲の誰も認めてくれてないんだろうな~。自分に自信がないから逆にエバッてしまうんだろうな~」と、昔の自分を思い出してゲンナリするんです。

 でもね~、人に認めて欲しかったら、とにかく自分にできる精一杯のことを努力し続けることですよ。

 自分を磨かない人間は、一生、輝きが出ないままですよ。

 私は輝いていない人間は好きじゃないし、人を輝かせるのが武術修行だと思ってますから、単なる殴り合いの強さを求めている人には教えたくないし、お付き合いもしたくないですね。

 日本人が海外で尊敬される理想像って、やっぱりサムライでしょう?

 私はそういう日本人をいっぱい育てていきたいですね。トシロー・ミフネみたいな日本人。それも、『用心棒』の三十郎は刀無いと弱くなるからダメ! 『レッドサン』の黒田勘兵衛みたいに刀が無くても柔術でブロンソンをぶん投げたり、弓矢や手裏剣も使えて、約束を守ってドロンに撃たれて死ぬ・・・そんな愚直で真っすぐなサムライが好き。

 そんな日本人って、武術家しかいない。でも、その肝心の武術の世界もハッタリかました阿呆の巣窟と化してしまっているんだから、何とかせんといかんです・・・。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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