長野峻也ブログ

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海老蔵の父ちゃんの宮本武蔵は凄い!

 市川海老蔵と小林麻央が熱愛?だとか・・・。

 そんな海老蔵が主演したNHK大河ドラマ『武蔵』は、数ある宮本武蔵の映像化作品の中でも、残念ながら私のランキング的にはかなり下になっています。

 何故か?

 殺陣を思いっきり蔑ろにしていたからです・・・。

 いや、恐らく殺陣指導の段階では良かったと思うんですよ。だけど、完成した映像では、ズタズタになったりヘンな演出をつけられたりしていて、殺陣の醍醐味を完全に殺してしまっていたように思いました。

 中でも、宮本武蔵の超人的強さを印象付ける中盤の大殺陣“一条寺下がり松の決闘”の、唖然となるほどの短さと、「真空斬りか?」と思わせる3m以上は剣先から離れた相手が斬られて倒れるシーン・・・。

 アレは、意図的にカメラアングルを無視して編集したとしか思えませんでした。

 そして、マトリックスみたいに空中静止した武蔵を360度回って見せるCGの見苦しさ・・・。

 これは、劇場版『蝉しぐれ』での能を採り入れたというキテレツな殺陣に匹敵するダメっぷりでした。

 香港アクションを見習えとまではいいませんが、せめて、昔の時代劇を研究して殺陣の文化に敬意を払ってもらいたいものです。

 時代劇で殺陣がダメだと、どんな素晴らしい芝居と演出がされていても全部、台なしになってしまうのです。

 宮本武蔵という作品は、希代の剣豪の人生を描く作品なんですから、殺陣の重要性は格別な筈です。それを理解していない演出家は関わってはいけません!

 武蔵を演じた役者というと、片岡千恵蔵、三船敏郎、萬屋錦之介・・・と、多くの人が演じてきましたが、海老蔵の父ちゃん、現在の市川團十郎が海老蔵であった頃にも演じていたんですね。

 ところが、時代劇専門チャンネルで見直してみて、驚きましたね〜。

 海老蔵の父ちゃんの殺陣の烈しさ! 吉岡一門との決闘なんて、棚田を駆け巡って、飛び上がり、飛び降り、凄いのなんの・・・追いかける吉岡一門が追いつけないスピードでギュンギュン駆け巡りながら斬る!

 いや〜、ビックリしましたね〜。今の海老蔵は全然及ばないですよ。本当に凄い!

 何か、やっぱり、昔の時代劇は役者のスキル自体が凄かったから面白かったんだろうな〜と思いますね。

 最近の作品では、『山桜』の殺陣が非常に良かった。殺陣の説得力と東山君の身体性が侍になっていた。『必殺2009』も悪くなかった・・・。

 今は、『十三人の刺客』に期待しているんだけど、どうかな〜? オリジナルで西村晃が演じた平山九十郎を誰が演じるか?で成否が決まるように思えるんですけど・・・。


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2009-11-22 Sun 07:23
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