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義に生きる人も実は情愛に生きている

 チャンネルnecoの武侠ドラマ・シリーズ『大唐游侠伝』が最終回を迎えました。

 原作者は、金庸、古龍に並ぶ武侠小説の大家、梁羽生。

 登場するキャラクターでは、主人公の実の父親でありながら、悲惨な目にあって、すっかり精神が捩れてしまった鉄崑崙こと、無敵の武術家、羊。

 最初は黒いマントで頭部まで隠した姿が、ダークフォースの騎士やロードオブザリングの黒騎士みたいな不気味さで、姿を変えて息子である主人公を助けながらも旧友を無慈悲にじゃんじゃん撲殺してしまう冷酷っぷり。

 それが、最終回では、てっきり主人公と宿命の対決をするとばっかり思っていたら、何と、クライマックスに現れた主人公はひん死の状態!

 すると、あれほど冷酷非常、残忍無残な野心家だった男が息子を助けるために気ィ狂ったように狼狽しまくり、ムチャクチャな気功の秘術を駆使して、自分の内力をすべて息子に与えて抜け殻みたいになってしまうのです。

 義兄弟や兄弟子を平然とブチ殺しまくっていたのに・・・?

 で、よくよく考えてみると、この男、息子のピンチに颯爽と現れて助けまくっていたんですね。

 で、最後の最後も、せっかく大燕帝国の皇帝になったというのに、その帝位を放っぽりだして戦場のど真ん中で敵軍が押し寄せてきているのに、死に物狂いで息子を助けようとしていた訳です・・・。

 スゴイ話だな~。

 中国の武侠小説って、何か日本人の感覚では訳のわからないところがあるんですが、流石にコレは予想がつかなかったですね~。

 ちなみに、羊を演じていたのは、中国武侠ドラマでは常連の人で、大抵、悪役。

 今回も、何かオイシイところを全部、持ってっちゃったような感じがします・・・。


 それにしても、武侠ドラマって、映画より面白いですね。アクションもワイヤーとCGとの融合具合が手慣れてる感じです。

 え~、それと、時代劇専門チャンネルも面白いですよ~。

『御家人斬九郎』もワイドスクリーンで蘇って、面白いですな~。

 特に、父親のライバルだった剣豪、高坂伊十郎を演じた丹波先生がカッチョイイ。もう、この時点で多分、70歳は過ぎてらしたと思うんですけど、豪快な殺陣は相変わらずで、しかも丹波先生は旅先で助けた少女を連れて老子連れ狼ってな感じ。

 斬九郎もほれ込む剣豪っぷりも納得の風格でした。

 そんな丹波先生が柳生宗冬を演じている『長七郎江戸日記』の最終回スペシャルを見て、やっぱり、里見浩太朗は上手いな~って唸りましたね~。

 まず、二刀流の華麗な剣の舞は、里見先生の独壇場ですな。

 それから、クライマックスで見せた、真剣白刃取りした刀を捻って敵を投げておいて、その刀をひょっと空中に投げ上げて、パッと柄を握ると、一刀両断! お~、カッコイイな~。こういうトンチの効いた殺陣だったら、真剣白刃取りやっても許せる。

『密命~寒月霞斬り』もいい。榎木さんは斬心塾出身だし示現流の心得があるそうなので剣の構えがサマになりますね。

 刀も、カマス切っ先(切っ先の丸い膨らみがなくて魚のカマスみたいに三角になっている)が特徴的な“高田水心子兵庫”を使って、印象的な殺陣を見せてくれます。

 しかし、敵役の松方さんの凄みに押されてしまった印象があるので、次回のシリーズでは、もっとスピード感のある激しい剣捌きも見せて欲しいな~と思います。

 ホームドラマチャンネルでは、『必殺仕事人・激突!』をやっていて、私のイチオシ、滝田栄さんの山田朝右衛門が活躍しています。

 滝田さんは上背があるから長くてぶっとい剛刀をブゥンッ!と振って、相手をズッパズッパ叩き斬るようなイメージがあります。

 何か、SPA!の芸能人ケンカ師ランキングでは、ホタテマンこと力也をケンカでのしたという噂があるのだとか?

 滝田さんも斬心塾出身なので、試斬のシーンがよくあるんですが、相当に凄いと思いますよ。以前、TVのトーク番組に出た時に手裏剣の話とかしていたし、体術なんかもおできになるのではないでしょうか?

 芸能人武術家列伝とか書いたら面白いと思いますけどね~。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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