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護身術と武術

 またまた、動画で海外の護身術とか沢山、見ました。

 私、英語が苦手なんで、よくは解らないんですが、どうも、クラブマガ系・ケンポーカラテ(カジュケンボー)系・JKD系・戸隠流忍法系・ハプキドー(韓国の合気道)系とかがあるみたいですね~?

 それに、これは明らかにシステマの影響があるな~?と思えるものもありました。

 少し細かく分析すると、ハンドテクニックは、シラット(ペンチャックシラット)や詠春拳の技術をベースにしているものが多いみたいですね。

 ナイフ術やスティック術には特にその影響が強く見られて、ナイフだとダガーやカランビット(三日月型小形ナイフ)の操作法が顕著だし、スティックはフィリピンのエスクリマ(カリ)の影響が強いようです。

 日本刀(忍者刀)を振ってるところなんかもエスクリマかクラビ・クラボーン(タイの古武術)の使い方を応用しているみたいで、本質的な日本刀の操作法は知らない人が多いみたいですね。

 そういえば、合気道やフィリピン武術、カンフーを幅広く修行しているスチーブン・セガールも、蹴り技と日本刀の扱いは唖然となるくらい、とてつもなく下手だからな~(って、さりげなく問題発言)? 日本刀の扱いだけに限ればオーガミ・ゲンタの方が上手いと思うよ・・・(さらに問題発言。あ~、『ブレイズ・オブ・ザ・サン』を観てみたいな~。オーガミさんは何とか新陰流とか流派興してたでしょ? 『秘伝』で取材しないかな~?)・・・?

 これは、ナショジオのマーシャルアーツのテクニック分析のドキュメンタリー番組なんか見ても、日本刀の使い方に関しては、物凄く勘違いした技術が広まっているみたいですね~。バトントワリングみたいに空中に投げ挙げて、クルクル回って落下してくる日本刀をキャッチして、ダァーッ!って格好つけて吠えたりしてるから、頭痛しましたよ。

 ニンジャタートルでおなじみ、小幡利城先生(林邦史朗先生の御門下だった試斬のプロフェッショナル)も出演されていたんだから、「そんな勘違いしたニーチャンにやらせんなよ~」って思いましたよ。小幡先生も後で見てズッコケちゃったんじゃないかな~?

 私が一番、ウゲゲ・・・って思うのは、ガイジン武術家って、何で、あんなイチイチ、ガァーっ!って吠えるの?ってことです。闘志を表現しているんだったら、それは武術じゃないよ。「お前ら、モモタロスかよ?」って思いました(イクゼ、イクゼ、イクゼェーッ!って叫びながら戦う仮面ライダー電王のキャラ)。

 そこはそれ・・・、アメリカでは、今、東南アジア系の武術技法が人気を呼んでいるみたいです。映画の影響でしょうね。

 シラットの帯を使うテクニックなんかは確か秘伝的なものの筈ですが、これも使われていましたね。ナショジオとかで断片的に紹介された技術を採り入れたのかもしれません。

 体捌きや体変術に関しては、戸隠流忍法の技術が相当、海外で普及しているんだろうな~?と思えましたね。あの独特の間の外し方や死角を取るやり方は、他の武術ではやらない筈だと思えるからです。

 しかし、そこにシステマの接触しているところから柔らかく身体をグニャリといなして逆転していく身体操作法を採り入れているような人も増えているように思いましたね。

 拳銃の撃ち方が、そのまんまシステマじゃん?みたいな・・・。

 でも、あれは画期的だし見た目にも美しいですからね。先見の明のある武術関係者なら注目しない筈がありません。

 フットワークとかはJKDの影響があるような人も見られました。

 武器も、身近なもの、雑誌(丸めて突く)・携帯電話(角で喉とか突く)・帽子(目隠ししたまま殴る)・ベルト(鞭みたいに使ったり縛ったりする)・傘(逆捕りしたり突いたりする)・カバン(振り回して打つ)・・・等を用いて護身術に応用するやり方を指導していたりして、「俺と同じこと考えてるな~」と苦笑させられました。

 やっぱり海外だと日本と違って強盗なんか当たり前に銃を出してくるでしょうから、ピストル捕りやアサルトライフル捕りの要領なんかも指導していて、そういうところは参考になりますね。

 いや、本当に游心流としても年に一、二回くらいはグァム島に射撃の研修に行こうと思ってるんですよ。

 日本だって、銃を使った事件は増えているでしょう? 護身術としては考えざるを得ませんよね。

 で、対武器を考える場合、その武器の操作法やメカニズムを知らなきゃ対処法も考えられないと思うんですよね。

 余談ですが、新体道の青木宏之先生から電話があって、宮崎からかけてらっしゃるということだったんですが、現代刀の有名な刀匠の方の御自宅から電話されていたそうで(私の話題が出たので「じゃあ、話してみますか?」ってことだったみたい)、その刀匠の方とも御挨拶させていただきました。

 青木先生のお話では、その方の試し斬りが「物凄い上手い」とのことでしたが、やはり、御自身で刀を打たれているから、日本刀の構造に関して熟知されているので、どう斬れば最も斬撃力が発揮できるのか?ということを深く理解されているからなんだろうな~?と思いましたね。

 いろいろ面白い話もあったんですが、詳細はまた、後日・・・。


 とにかく、素手の武術も武器術も、同様に使いこなせなければ武術としては問題あるだろう?と私なんかは思っている訳なんですが、どうにも、日本の武術家には理解してもらえないみたいです。

 日本だと一つのことに集中するのが正しいという考えがあるから、空手なら空手、拳法なら拳法、合気なら合気・・・って具合になるみたい。

 何で日本の武道家は、素手に拘ったりするのか?と私は不思議です。ナイフを持っている相手に素手で立ち向かおうとする発想が理解できません。咄嗟に何もないから反射的に対応するのなら理解できますが、余裕があっても素手で・・・となってしまう人が多い。

 私はナイフ術は相当、研究してきて自信があります。どんな実力者が相手でも、素手の相手だったら一瞬で致命傷与えられると確信しています。

 だから、素人が相手だったとしても、ナイフを持っていたら無傷で倒すのは難しいと思います。

 うちも無刀捕りとか素手でナイフを捌く技の練習とかやることはやります。でも、それは「致命傷を負わずに済ませられたら御の字ですね・・・」って考えからであって、捨て身になる度胸を養う意味の方が強いのです。

 だから、護身術として教える場合、相手が武器持っていたら、決して自分から素手で立ち向かおうなんて考えてはダメだと教えています。

 実際に打撃系格闘技、現代武道、組技系格闘技、総合格闘技とかを相応に学んできた人たちとゴムナイフ使って手合わせしても、全員、あっという間に手足の腱と動脈切断、腎臓刺して頸動脈・喉を切断、金玉切り取る技・・・とかを実演?して、あまりの残忍さに凍りついていた人も何人もいました。

「はい、ここで肛門にナイフ突っ込んで、思いっきり上に切り上げます・・・」とか、私は平然と実演?しますからね。魚さばくみたいな感じです。

 誤解しないでくださいね。「素手の相手にナイフ持って対処したら勝って当たり前だ」ということが言いたいのであって、自慢しているんじゃないのです。

 それほど、人間が武器を持つということは怖いのだということです。

 逆説すれば、たとえ武道の高段位者や師範クラスであったとしても、ヤク中のニーチャンがナイフ持って暴れているのを素手で制圧するのは相当、難しいであろう・・・という予想はしておくべきだと思うんですよ。

 ナイフ術は怖いですよ~。本当に、近接戦闘だったら拳銃の何十倍も怖いですよ。

 大体、熟練しているヤツはナイフ持ってること判らないようにしてますからね。素手だと思って気楽に近寄っていったら、手品みたいに切られてた・・・ってハメになります。

 私は自分が判ってるから、迂闊に近寄らないで観察しますもんね。ナイフを構えて威嚇するようなヤツは素人ですよ。あるいは、威嚇用や投げ付けるためのナイフで、他に隠し持っているでしょうね。

 私も基本的にナイフ出して構えたりしません。隠剣型のナイフとかデザインしている最中ですし、“本来の武術は素手で戦うものじゃない”んですよ。

 ヤンキーに教えていた時に、素手のフリしていきなりナイフを急所に突き付けて、「こういう相手もいるから注意しなきゃダメだぞ」ってやってみせたら、震えあがってガタガタしてましたよ。一応、安全のために刃を潰しておいたんですけどね。

 持ってないと思っていた相手が持ってるのが一番、怖い訳です。だから、前提として、「ナイフくらい隠し持っているもんだ」と考えておいた方がいいと思うんですよ。

 実際、ヤンキーとか普通に持ってますからね。

 私は特にナイフ収集の趣味がある訳じゃないですけど(日本刀収集の趣味はあります)、それでも包丁や細工用のナイフとか数十本ありますからね~。

 普通の家庭でも、包丁とかフルーツナイフとか、5~6本は最低でもあるんじゃないですかね~?

 だから、戦闘の訓練とかしたことない普通の人が命の危険を感じたら、真っ先に包丁とかナイフとかを持つでしょう? これが自然な反応なんですよ。弱い人間は護身となると刃物を持つものなんですよ。それだけで戦闘力は何倍にもなるのを分かっている。

 それを卑怯者だの臆病者だのと考える方が認識の錯誤というものです。動物は本質的に卑怯で臆病なものなんですよ。これは野生動物を見れば解ることですよ。

 だけど、武道に一直線でやってきた人って、“正々堂々と闘う男らしさ”を大前提としてやってきているから、刃物を持つ相手を想定できないんだと思います。

 日本の武道界では、自分が習っている流派が最強だと思って他を顧みない“頭の悪い人”が多いですが、私は不信心な人間なので、流派の優劣では考えません。

 動画を見ていて思ったのは、特に海外は日進月歩でどんどんどんどん・・・といろんな流派の技術が融合されて発展していっていますね。数カ月も経過すると驚くくらい発展していて、ゲゲゲの鬼太郎の進化妖怪カブソみたい?

 私は、日本の武術シーンが世界の最前衛に立っていて欲しいと願っていますが、現状は、世界の動きにあまりにも無頓着で呑気過ぎるように見えます。取り残されているのに、まだ気づいていない・・・。

 だから、日本の武術を発展させることを誰もやらないんだったら、俺がやってやろうじゃないの?って思ってる訳ですけどね。武芸百般の遣い手をとりあえず百人くらいは育てたいですね~。

 俺が達人にしてやるぜぅぇっとぅ(水木一郎ですか?・・・って、自分ツッコミ)!


追伸;何となく思うのは、日本の武術・武道をやっている人って、男のロマンを求めているんでしょうね? だから、そこに糞リアリズムを追究してしまう私のような人間は異端者(アウトサイダー)なんだと思いますよ。“男のロマン”と弁えてしまえば、楽しいだけで済むんだろうと思いますけどね~。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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