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春に降る雪・・・

 本当に今年は異常気象がどうこう言う前に、地球規模で変化していっているのかな~?という気がします。

 まだ1/3にもなっていないのに、大地震は連発するし、火山の噴煙で空の交通が乱れるし・・・。

 確か、二十年と少し前くらいに桜の花が咲いている時期に雪が降って驚いたことがあったと記憶しているんですが、まさか、四月の半ば過ぎてから雪が降るなんて思いもしなかったですよ。何と、41年ぶりなんだそうです。

 この暑くなったり寒くなったりを繰り返す極端な日々に、私の住んでる所の近所の桜は、まだ花びらが散り切っていません。

 日曜日に利用している駅近くの公園なんて、部分的にまだ充分に花見ができる四分咲き程度に残っていて、ブルーシートでピクニック風に花見している家族とかいましたけど、四月の十八日ですよ?

 実際、先々々週の日曜日に実施した蕾み状態の今年の花見の時より全然、マシでした。

 異常な状態が常態化していくと、それが普通のことだと認識されていきますが、これから四月に雪が降るのが当たり前みたいになるかもしれませんね。

 以前、遠東散打自由搏撃日本支部長の木本泰司先生の家で紹介された台湾の散打チーム監督の張老師は、雪が降ってきたのを珍しそうに見上げて、「生まれて初めて雪を見た」と言われていました。

 私が生まれ育った天草も南国ではありますが、ほぼ毎年、雪は降っていたように記憶しています。

 雪で真っ白になった庭で走り回っていた犬や、雪塗れになって家の中に避難してコタツに潜り込んできた猫のことを思い出します。

 何でも、私が生まれた日は天草でも記録的な大雪が降っていたそうで、母親は雪也と名付けようか?と思っていたそうです。

 親父がさっさと俊也(本名はニンベンの俊)と届け出てきたので、このメルヘンチックな名前にはならずに済みましたが、雪が降るのを見ると何となく気持ちが浮き立つのは生まれた日の記憶があるからなのかな~?とか思ったりします。

 カバラ数秘術でいうと、私は運命数が22で、マスター数と呼ばれる日に生まれています。

 この日に生まれた人間は人並みの平凡な人生を送ろうとすると人並み以下の不幸な人生になってしまうそうで、人類に役立つような業績を挙げるような生き方をするべく宿命付けられているのだそうですが、そういう生き方を実際にやるのは難しく、大抵は自分の能力を発揮できないまま人生を終える人が多い?というような話を柳川先生の本で読んだような記憶がありました。

 確かに、人並みになろうとしていた時期は、極度な貧乏生活をしていましたが、こと、武術の探究に関することだけは、「これは絶対に護られているんだろうな~?」としか思えないくらい、助けが入って続けて来られました。

 今でも本当は特撮アクション系映画の仕事がやりたいのですが、そちらの引きはほぼありませんし、“武術研究”は天命でやらされているんだろうな~?としか思えません。実際に二回くらいは本気でやめてしまおうと思ったんですから・・・。

 そういう価値観に立つと、私は自分の辿るべき運命に沿って生きているんだろうと思えます。

 不思議なことに、ステップアップする時には前兆があって、“親しい人と別れる”という現象が起こるんですよ。そして新しい人間関係ができる。一度、落ち込んで、それからポ~ンと上がる・・・プラマイ0(ゼロ)ってことなんでしょう。

 結果的にはそれで活動の幅が徐々に広がってきているので、無理してボ~ンと広げたりしていないので大借金を負うようなこともありませんし、大器晩成でいいだろうと思っています。

 だから、ここ最近は、こういう運命なんだと思って受け止めるようにしています。

 思い起こせば、確かに、よく続けてこられたもんだな~?と感慨深くなる武術研究ですが、“基盤になるものは確立できた”という実感があります。

 今後は、より多くの人材を育てていけば、勝手に研究は深まっていくだろうと思っていますし、それが相互循環する形になっていくような予感があります。

 特に、師範、師範代をはじめとする常連会員やセミナーの常連受講生の皆さんのレベルアップが目覚ましく、私自身の研究の正しさを証明してくれている生き証人なので、本当に有り難い限りです。

 尋ねてこられる方にも指導者クラスの人が増えているので、それだけ期待されているんだから頑張らないとな~と思っています。

 また、最近、以前に教えていた会員さんも顔を出してくれるようになったり、会としての熱気が出てきたように感じています。

 東京支部も基礎基本を重視した稽古でやっていってくれているのが、指導から脱線して独演会になりがちな私の欠点を見て、それを埋める内容にすべきと考えてやってくれている様子で有り難い限りです。

 なので、游心流をきちんと学びたいと思っている方や、まったく初めての方は東京支部に通われることをお勧めしておきます。四月中は入会金免除なので、御希望の方はお早くどうぞ。五月以降は入会金が一万円かかりますよ。

 それと、女性に限って体験入門は無料です。男の体験入門(入会前提は除く)は原則的にお断りします(道場破りとか情報知りたいだけの悪意のある者の可能性もありますからね~)。

 読み・交叉法も大切ですが、それ以前に“動ける身体をつくる”ということが最も大切なことであり、「骨盤先導の身体運用」を養う基礎錬体をみっちりやればやる程、伸び率には大きな差が現れてきます。

 今月入会した大学生の会員さんは高校時代にダンスをやっていたのが役立って、極めて覚えが早いです。やっぱりダンスはいいな~と思うばかりです。プロのダンサーだったら三カ月くらい特訓したら本物の達人になると思うな~。


 人間が本来、発揮できる筈の機能を蘇らせる訓練システムとして、武術には優れた叡智があります。

 ただ、単に筋肉を鍛えるだけであったり、また逆に「気さえ養えば良い」とする短絡的で安直で安易な単純化をして済ます壮絶に不勉強な指導者が多く、成果が出ないだけならまだしも、単なる洗脳セミナーにしかならなかったりするのでは、時間と金、そして結果としての人生の無駄使いになってしまうでしょう。

 武術が伝える叡智は、そんな単純なものではありませんし、抽象的な概念でもありません。すべて具体的な意味と理由が内蔵されていて、宗教学でいうところの隠秘学に相当するものです。

 ところが、学問として武術を研究していこうとしている人は、私の知る限り、一人もいません。

 無論、武術の研究をしている人は私以外にも何人もいますし、熱心な武術修行者になると膨大な知識を持つ人も結構いるものです。

 しかし、それらは知識・情報を蓄積しているだけであったり、歴史の研究であったり、あるいは珍しい型を習うことにばかり喜びを見いだしていたり、自身が学ぶ流儀に関することだけの研究であったり・・・という具合に、非常に狭い範囲に限られてしまっていて、研究家というよりはマニアと呼ぶべき人ばかりなのです。

 マニアというのは、自己の関心のある事柄に埋没して他を顧みない人ですから、そういうタイプの人は社会に向かって広く役立つものを発表するということはしません。

 自分の喜びしか追求していないし、他人に対しても自分の知識量を誇りたがるだけなので、社会性は0です。

 こと、武術に関してはマニアになることイコール“気違いに刃物”になりかねません。

 私はマニアにはなりたくありません。研究家と名乗っているのは、武術を研究して得られた成果を社会に還元しようと思っているからです。

 具体的には人を育てること。武術を学ぶことで世の中で活躍できるような人を育てたい訳で、自分の自己満足しか求めない人間には教えたくないのです。

 自己満足しか求めない人というのは、武術を覚えれば容易く自惚れて傲岸不遜になってしまうような人間です。

 こういうタイプの人間はコンプレックスが強くて現実逃避癖のある者です。若いうちならまだしも40、50を過ぎてもこういう性格だったら、矯正は難しいでしょう。


 それから、誤解する人が多いのでお断りしておきますが、私が名乗っている游心流は、まったく古武術ではありません。完全に新しくつくった総合武術です。

 古武術全般を研究してその要素を採り入れてはいますが、古武術と名乗るべき昔から伝わる型はありません(内部研究で稽古することはあります)から、必然的に古武術とは名乗れません。

 自分では“前衛武術”というカテゴライズを提唱していますが、海外向けに“コンテンポラリー・マーシャルアーツ”と名乗ってもいいかな~?とか思っています。

 多分、海外の方がウケはいいと思いますけどね。

 日本では私は異端者ですが、海外のマーシャルアーツ研究家には、私みたいなタイプが大勢いると思うからです。

 インターネットの動画を見ると仰天してしまいます。日進月歩で技術が進化していく早さに・・・。

 もう、秘伝だの伝統だのと威張っている時代じゃないという現実を認識しなきゃいけないと思うんですが・・・。


追伸;東京支部同好会に続いて、横浜支部同好会も発足させようという話が出てきています。メインの会員さん達が相当にレベルアップしてきて、もっと稽古が頻繁にできるようにしたいと思うようになってくれている訳です。教材用DVDも初級・中級に続いて上級編もできましたから、極論すれば教材DVDを教科書にしてクエストさんから出ている三部作DVDを参考書にしてもらえば、同好会活動は充分に可能でしょう。理論的な事柄はアスペクトのシリーズとちくま新書の本を読んでもらえば理解してもらえるでしょう。うちの特徴として体力に頼らないのと理合を理解すれば良いという点がありますから、武道未経験でも地道に練習していれば体得できます(むしろ、武道を熱心にやってきた人ほど体得に時間がかかっています)。遠方の方でも同好会活動をやりたいという方は御相談くださいませ。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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