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東京支部稽古会報告

 6月7日(月)の東京支部稽古会も、私がピンチヒッターで指導に赴きました。

 丁度、アスペクトさんのシリーズの第七弾の本の打ち合わせに神保町にある会社に行ってきて、担当のSさんと「ア~でもないコ~でもない」と、いつものごとく構想を練ったのですが、最近は、「もう、飛ばしちゃってくださいっ。それが長野さんの味だから・・・」って言われているので、「え~、大丈夫かな~?」と思いつつも、武術のディープな情報を取り入れて書くことに決めました。

 前回の“読み”が、かなり情報をテンコ盛りにしたので「難しい。半分読んで挫折しました」なんて言う会員さんもいたりしたので、今回は少し抑えようかな?と思っていたんですが、編集者的には「徹底的にヤレーッ!」みたいな感じです。

 正直いって、私が研究している内容をそのまま書いたら、ほとんど誰も理解できないと思います。

 これは“知識が並外れて多い”ということではないんです。武術の世界で定説とされていたことの真反対の理論を考えていたりするから、一所懸命に武道・格闘技・武術をやってきた専門家ですら「えっ? ホントなんですか?」って思ってしまう筈だからです。


 まっ、取り敢えず、今回の本でも思いっきりターボかけてみて、後から調整するということで書いてみようかな~?と思っていますので、皆さん、御期待あれ!

 で、内容なんですが、前々から要望が強かった健康法の側面と、武術が単なる格闘技と最も異なっている東洋医学的な面、神秘主義的な解釈をされている面についても書いてみることになりました。

 これ書いちゃうとど~かな~?と思って避けていたんですけどね~。トンデモ理論扱いされるのがオチだもんな~?

 ユーチューブで目隠し組手とかやらせたの出しちゃったから、賛否両論が出てきてますからね。

 でもね。段階的に感覚を磨いていくと、ああいうこともできるようになる訳ですよ。事実は事実なんだから、しょうがないよね。

 誰でもとは言いませんけど、感覚を磨くというのは脳機能開発トレーニングのことなんですね。

 だから、「武術の稽古は脳機能トレーニングなのだ」ということを、今回の本では主張してみようかな~?と思っている次第です。

 従って、ことさら権威主義的に受け止める必要はないんです。「やればできるようになる。やらなきゃできない」というだけの話です。


 さて、東京支部の稽古会は、今回は参加者二人。ちょい赤字だけれど、うちの稽古内容だと二人に教えるのが一番、いいんですね。

 対錬や推手を二人でやらせて、横から修整していくことができるからです。

 マンツーマンが一番、いいと誰もが思うところでしょうが、武術の場合は一人で二人を指導するのが一番いいんですね。

 基礎錬体は、いつも矢嶋師範代がきっちり指導しているので、私はササッと流してやりました。

 そして、シダックスの講座では毎回やっている太極拳をやりました。

 太極拳はまだ矢嶋師範代は教えていないと言っていたんですが、今回の参加者二人は空手をやっているので、太極拳の動作から武術的な応用を教えるとすぐに飲み込みます。

 本当はこれだけみっちりやってもいいんですけど、太極拳の用法までしっかり教えたのは北島師範だけなんで、それ以外の会員で太極拳を正確にやれる人はいないんですね。

 どうしてかと言うと、他の人は套路を正確に覚えていないので教えても体得できないからなんですよ。

 戦う時は無形でなくてはなりませんが、無形の中から一瞬一瞬に有形にならねば技の真価は発揮できません。だから、「形や手順に拘ったらダメだ」と教えているのがマイナスに働いているみたいで、誰もが正確な形を覚えようとしなくなってしまったみたい。

 その結果、北島師範以外は形が崩れているので太極拳の真価を発揮できない。

 しかし、それでも私は敢えて形を正確にやらせようとは思わないのです。外側から教えても形の意味を理解できなければ、やっぱり使えないままだからです。

 自分で千回も万回も繰り返し練って、「この形でこそ真価が発揮できる」というものを自分で体感できなければ、どんなに上手に套路ができても中身が太極拳になりません。

 中身とは何か? 一言では言えませんが、大まかに言うと、「全身が協調して動いて止まらない」ということです。

 長年、空手をやってきた人だと、技を決めた姿勢でいちいち止まってしまう人が多いです。流れが途切れてしまうので、いつまで経っても太極拳の動きになりません。

 そして、「空手と違って凄く難しい」と言うのです。

 しかし、実際は太極拳の方がずっと簡単です。どうしてかというと、動きが途切れないというのは人間の普段の動作そのものだからです。試しに歩いている時に、いちいち踏みしめながら歩いてみてください。遅くぎこちなくなるでしょう?

 人間の身体は自然に動く時は全身が協調連動しているものなのです。恐らく、本来の空手はそういう動きだったと思われます。

 静中の動、動中の静・・・これらの言葉を何か特別なことだと考えたがるものですが、そうではない。実際は当たり前のことを言っているのです。

 私は武術には非常に多くの可能性があると感じています。護身術・予防医学・危機管理プログラム・脳機能開発・運動機能開発・精神鍛練などの他にも、芸術・哲学・工芸・芸能・歴史・文学などにも関連していきます。

 なので、“総合武術文化”の研究をしていこうと思っていまして、そのために、ある程度の規模にまで游心流を組織として普及しておこうと思うようになりました。

 いや~、しかし、3年前には本気で解散を考えていたのに、よくぞ、ここまで復活、いや、むしろ拡がってきていますかな~? これも応援してくれている読者の皆さんや友人、教わった先生方、そして会員の皆さんのお陰ですよね。

 期待されてるってことだから、頑張らなくっちゃ~。
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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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