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『-空、蒼すぎて-』GALA Obirin2010招聘企画

 木佐貫邦子さんのダンス公演が、私の地元、渕野辺の桜美林大学PRUNUS HALLであるというので、北島師範と二人で観てきました。

 昨年、木佐貫さんが演出振り付けされた学生の公演を観た時に、あまりのレベルの高さにびっくりしたものですから、今回は、田中泯さんをして「コンテンポラリーダンスのナンバー1」と絶賛させていた木佐貫さん自身の踊りを観れるのですから、滅多にないチャンスです。

 いつもだと恥ずかしいから後ろの方から、こそこそっと観るんですが、「これは最前列で観なくちゃならん!」と、珍しく最前列に陣取りました。

 チラシを読むと、何と、私ですら知っている有名なダンサーの上村なおかさんも出演されているではないですか。上村さんは、確か、泯さんが主催されているダンス白州でも踊られていたと記憶していますが、木佐貫さんのお弟子さんだったんですね?

 公演は、想像以上の素晴らしさでした。

 私的には、中国武術でいうところの独立式(片足で立つポーズ)のポージングをとるところで、微動もしないでかなり長く立ち続けていたのに感心させられました。

 中でも、峨嵋派武術(虎や猿などの形態を真似る象形拳が多い。鴨拳なんてのもある)の鷹拳のポーズそのままをやっている女性ダンサーもいました。

 ちなみにこの人は四つん這いのまま、物凄い速度でザザーッと後ろに疾駆して見せて、私は思わず「速っ!」と呟いてしまうくらいビックリしました。

 チラシを読むと、何と最年少で、しかも少し前まで桜美林の学生さんだったみたいで、木佐貫さんの指導力の高さが改めてうかがえました。


 私がダンサーの身体技能を武術家よりずっと上だと評価していることは、本で何度も書いてきたことなので、読者の皆さんは御承知されていると思います。

 今回も、私はそれを再確認しました。

 最近、いろいろな武術の動画映像を観ましたが、身体性そのものが比較検討するまでもありません。技には「なるほど」と思うものの、演じている人の身体の練度の低さは否めません。観ていてつらくなってくる・・・。

 私は、公演を観ていて、「あ~、この人達に教えたら、一カ月もしないで武術の達人になるだろうな~」と、そんなことばかり思ってしまいました。

 公演後はトークタイムもあったそうですが、私は恥ずかしがり屋さんなので(ホント)、そのまま帰りましたけれど、練習のやり方とか意識の持ち方とか質問してみたいことは多々ありました。

 もっとも、純粋にダンスを鑑賞して楽しむ態度ではありませんから、そんなことばかり質問したりしたら失礼だしな~と思って遠慮したという理由もあります。

 要するに、私は何でもかんでも武術に結び付けて考える癖がある。業病ですな。

 ダンスを純粋に楽しめるようになりたいものです・・・。


 それにしても、地元でこんな豪華な公演が鑑賞できるというのは、パニック障害の持病があって遠出するのが苦手な私にとっては本当にありがたい限りです(最近、ちょっと悪化しているので、体調を整えようと思っています)。

 桜美林大学は、確か弓道も強かったと聞き及びますが、演劇、ダンスの芸術に強い大学として有名になってきていますね。特に今回の企画は学生主導の芸術祭の中の企画なのだそうで、地元にも開かれた地域活性の交流をしようとするのは素晴らしいことだと思います。

 貰ったチラシの中に、昔、殺陣の指導に行っていた慶応大の演劇サークルの名前があって、感慨深くなりましたが、大学生の時期というのは学業そっちのけで自分の好きなことに打ち込み、そのまま、その世界でプロになっていく・・・という夢追い型の人間が、断然、カッコイイというイメージがありました。

 やっぱり、自分の好きなことに打ち込んで生きている人は、生き方にブレがないから輝いて見えますし、今の時代では特に貴重な存在だと思います。

 一回限りの期間限定の人生。自分のやりたいことをやらずに生きて、何のメリットがあるでしょう?

 ただ、“-空、蒼すぎて-”・・・若い頃のわき目もふらずに好きなことを追求できていたあの時代を思い出して、いささか淋しく羨ましい気持ちではあります。若い時代は二度と戻ってはこないからな~・・・。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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