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カマキリ拳法だったからって・・・

 この夏は暑過ぎて体調を崩す人が続出し、稽古会も出席率が低い。

 木曜日の本部稽古会はせっかくライフル射撃をやったのに、出席したのが北島師範だけでマンツーマンの指導になりましたよ。よって、結構、細かく教えました。これで実銃撃つ時も心配ないでしょう。

 それにしても、BB弾って速エ~ッ! 直径6mmの豆粒みたいな弾が秒速70mくらいで飛んでるのを肉眼で確認するのはえらい大変ですよ。紙コップ標的にしたんですけど、どこ飛んで、どこに当たったのか判らない。

 町井先生って、これを居合斬りしたんですよね~? スッゲェ~ッ!

 だったら、棒手裏剣を打ち落とすのもできると思いますよ。絶対、これより遅いもん。

 時速500kmのボールも斬ってたでしょう?

 訓練したらガバメントから撃ち出した45ACP弾も斬れるようになると思う。アレって弾速遅くて肉眼で見えるっていうし・・・。

 矢嶋師範代から聞いた話では、いまでも町井先生を非難する居合道家とか多いみたいですけどね。はっきり言って、単なる“妬み・嫉み・やっかみ”以外の何物でもないですよね~! ヤ~ネ~、男の嫉妬って・・・。

 だいたいね~。仮にも武道武術をやる者だったら屁理屈いう前に実力で示すのが筋なんですよ。

 そんなに町井先生を非難するのなら、同じことをやってみせて、「こんなことができても意味がない。町井さんのやり方はおかしいと思いますよ」と言ってみせるくらいのダンディーなやり方をしたらいいんです。

 できないヤツに文句言う資格はありません!

 実力があってこその礼節であり、礼節が確かでも実力が足りなきゃ武道武術の世界でモノ言う資格はありませんよ。武道武術の世界に民主主義はないんです!



 え~、九月最初の日曜日の稽古会は、翌週のセミナーで型の分解組手をやるから予行演習を兼ねて、推手の中での実戦用法や、蟷螂拳の応用法をやってみました。

 蟷螂拳は久しぶりにやったんですけど、何と! 練習している最中に北島師範に飛んできたカマキリがピトッと・・・。
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 以前は蝉が止まったことはあったけど、何も、蟷螂拳やってる最中にカマキリとは・・・ベタだな~?

 ちなみに、私の蟷螂拳は、躾道館の小林直樹先生が練習中にやってみせてくれたのを覚えて練習したのと、賢友流・友寄隆一郎先生が技の解説をしてくださったのを覚えて練習したのが、習った全てです。

 後は松田隆智先生の『中国拳法入門』の小虎燕の套路を練習していたくらい。

 蟷螂拳の専門修行者からは「長野の技はインチキだ。あんな用法は無い」と言われたりしますけど、「てやんでぇっ! 用法は自分でいくらでも考えつかなきゃ通用するかいっ?」って思ってて、はっきし言って、実戦用法に関しては、私、自信ありますよ!

 もう、ムッチャクチャ研究しまくってるから、専門に習ってる人でも知らないようなやり方を膨大に工夫してると自負しております。

・・・っーか、結構、いろんな武道、格闘技経験者と手合わせした時に蟷螂拳の技(蟷螂手)を使ってみたことあるんですけど、何か、考えなくても勝手にいろんな用法がアドリブでできちゃったんですよね。交叉法で考えるといっくらでも用法ができてくる。

 要は、武術なんだから、合理的に敵を倒すことを考えれば、套路の動きの中から技をどう用いるか?というのは自明の理として身体感覚で解明されなきゃおかしいんですよ。

 特に、蟷螂拳のようなメリハリのある拳法は用法の解析は非常に明確です。もう、喧嘩に使ってくださいってばかりの拳法だから。

 打拳(正拳・鉤手打ち・肘打ち)、蹴り(釘脚・斧刃脚)、暗腿、挫き技(肘折り・指折り)、逆固め技(肘固め・手首固め・膝折り固め・首固め)、投げ技(展拍・掃腿等)、点穴技(目・こめかみ・眉間・人中・独鈷・盆の窪・喉下・鎖骨内・肩井・腋下・たん中・乳下・鳩尾・表三枚・裏三枚・腰眼・尾骨・会陰・足三里等々)・・・と多彩な技の展開が技の動作の中で連続的に攻められるので実にやり易く、蟷螂拳を極めた人だったら、そりゃあスゲーだろ~と思います。

 それこそ殺活自在ですよ。

 蟷螂拳教えると、うちの稽古会、擬音ばっかりになる・・・ウゲッ、グエッ、ヒェ~、ギャア~、ウヒャア~・・・ってな具合です。

 ただ、個人的な印象として打拳の威力が軽いと倒せないので、空手で二段くらい取った上で蟷螂拳を体得したらベストじゃないかな~?とか思ったりもします。

 何か、中国武術オンリーの人って、打拳が軽い人が多いように思えるんですよね。何か、戦うことを想定しないで練習している人が多いような気がします。練習のための練習になっているんですね。

 これは型稽古の意味を理解しないままやっているからではないか?と思えます。だから、型稽古の是非を論じているだけで意味を探ろうとしない。私のところに来る人でも型稽古を何のためにやっているのかまったく理解していない人が大半ですよ。私の本読んでいたら理解してなきゃおかしいと思うんですが、まったく読解できないまま習いに来てる。

 武術は馬鹿には体得できないということが言われていましたが、確かにその通りだと思います。洞察力と論理的思考力、そして直感力も必要です。

 要するに、かなり頭が良くないと体得できないということです。

 ちょっと語弊があるかな~? じゃあ、“物凄く勉強したり研究分析する人でないと上達できない”と書いておきましょうかね。

 戦前の段位だったら初段が今の三段くらいの実力はあったと言われますが、何が違うのか?というと、やっぱり精神的な戦う気構えとか、そういうものが決定的に違うのかもしれませんね。

 圧倒的に、実際に戦うことに関する意識が抜け切ってる人が多いですもん。これじゃあ、生兵法はナントカってことにしかならないでしょうね。

 日本は危険だな~って、ホント、思います。

 どういう意味か?って・・・通り魔とかオヤジ狩りとか理不尽に暴力ふるう人間に遭遇した時に何にも対処できない、そういう状況を想定することすらない人が大半に思えるからです。

 これは、危機意識が欠如しているってことですよ。

 私なんて夜中に繁華街には行かないし、危なそうな人間を見かけたら即座に道変えたりしますよ。それだけ注意していたって、終電車で酔っ払いにからまれたり、チカンにからまれてる女性を助けたりしたことは何度もありますからね。

 私、腕前に自信がなかったら東京出歩かないですよ。よく、みんな平気で出掛けるな~って思います。矢嶋師範代も先日、電車内で揉めてる男女の仲裁に入ったけれど、「取り押さえる自信がなかったらとても入れなかったと思います」と本音を言っていました。

 誰だって車内で揉めてるところ見たりしたら助けてあげたいって思うでしょう。でも、荒事になったら怖いと思って見て見ぬフリするしかないだけですよ。

 そんな時に生兵法の人が割って入ったって、助けるつもりが自分もやられて被害を大きくしてしまうかもしれない。だから、武術やるなら徹底的に達人を目指すべきですよ(リベリオンのクリスチャン・ベールくらい?)。

 そんな危ない状況に遭遇したこと一度もないって言う人もいますけど、駅で警備の仕事してる人なんて日常的にからまれて殴られたこともあるって言ってました。

 それにね~。ドツボにはまって身動きできなくなる前に対処する・・・ってことをしない人が結構多いと思いませんか?

 もっと必死になって生きようとすることが現代人には必要なのかもしれません。だから、世界的にいろんな厳しい問題が発生しているのかもしれませんね~。

“すぐ、そこに有る危機”・・・それに気づくことが武術修行の第一歩なんですよ。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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