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70年代はおおらかだったんだな~・・・

 東映チャンネルで『キカイダー01』を放送中、何だか、放送禁止用語がバンバン出てくるので面食らってしまいました。

 人魚姫ロボットが01に向かって、「お前をメクラにしてやうぅ~」・・・。

 ビジンダー・マリ(しつこいようですが、長渕ヨメの志穂美悦子の本格TVデビューがこれで、まだアクションが荒削りな感じ)が、「私は中途半端なカタワの人造人間なんです」・・・。

 うわ~ん、それ言っちゃダメだろ~?

 CS放送だと、そのまま放送して「当時の作者の表現を尊重して・・・」とか断り書きを出すのが定番なんですが、それでも、『レインボーマン』や『ルパン三世』第一シリーズでは「キチガイ」のセリフは無音に処理されたりしています。

 東映チャンネルの豪快なところは、多分、放送当時のフィルムをチェックしないで、そのまま放送してるんじゃないか?というところですね。

 まあね~・・・、ウルトラセブンのスペル星人の“被爆怪獣事件”とか、怪奇大作戦の“狂わせ屋”とか、シルバー仮面の“シルバーめくら手裏剣”とか、サンダーマスクの“サンダーマスク発狂”とか、若山先生の“唖(おし)ざむらい”とか、映像化はされていませんが、平田弘史の“血だるま剣法”とか、いろいろあります。封印作品は・・・。

 いくらCSが緩いからって、やっぱり、公共の電波使ってるチャンネルだから、それなりに気を使ったりはしてると思うんですけど、東映チャンネルはズバ抜けて“おおらか”ですね~。

 正直、私ももの書きの端くれとして、言葉狩りなんかやるべきじゃないと思うんです。

「汚い言葉は使うべきじゃない」という論理は逆差別にしかならないと思います。

 例えば、昔、“バカチョン・カメラ”という言い方をされたフィルム付きカメラですが、これも、いつの間にか呼ばれなくなりました。

 私、なんでなのか意味が解らなかった。「バカってのがダメなのかな~?」と思っていたら、“チョン”というのがダメだったらしい。

 私は、てっきり、「バカでもチョンッとボタン押せば撮れる」という意味だと思っていたら、チョンというのは朝鮮人の蔑称なんだそうですね? 全然、知らなかったよ。

 それを知った時は、「あっ、ヤベ~ッ・・・」って思いましたよ。だって、在日朝鮮人だってことを隠していた先生の前で、「バカチョン・カメラで撮りま~す」とかはしゃいで撮ったことあったからです。

 在日の人は隠している場合が圧倒的に多い(不自然なまでに国粋的発言をする人が多いのも不思議です)から、判らないですからね。

 よって、バカチョン・カメラという言い方は、在日朝鮮人への差別だという批判があって、使わないようになったと言われています。

 でも、むしろ、チョンという言葉の語源についてTV討論したりして在日朝鮮人差別の問題について広く知らせるようにした方が、良かったんじゃないか?と私なんかは思うんですね。

 当事者の心情としては、とても言えないのかもしれませんけど、被害者意識で付き合われても困るし、隠していて良いことはないと思うんですけどね。自分が辛くなるだけだし、差別意識って、異文化の中では必然的に発生してくる問題でしょう?

 日本人だって、海外に出たら差別されることが多くあるでしょう。異質であることは差別の誘因になるものであって、それを無くすには相互理解しかないんですよ。

 だから、言葉狩りしたら差別が無くなるというもんじゃないと思うんですよ。

 むしろ、問題の根本をめくらまししてしまうんじゃないか?とすら思えます。“触らぬ神に祟りなし”ってことです。

 日本人は気質的にそうですね。臭いものには蓋をして知らぬ存ぜぬを通そうとする。

 クリエイターは、そういう世の中の欺瞞に挑戦しようという意欲をかきたてられるんでしょうね~。

 手塚治虫(どろろの百鬼丸とか)、宮崎駿(千と千尋の神隠しとか)、山田洋次(フーテンの寅さんとか)なんて、国民的な優良作品作家だと認知されていますが、その根底には世の中の欺瞞に対するシニカルな批判眼があります。戦略的挑戦ですよ。

 昔は『朝まで生テレビ』で、そんなテーマを扱ったりしていましたが、最近はそういうのは滅多にないみたいに思えますね。もっぱら政治の話ばっかり。

 むしろ、人間の根本的意識に関するテーマを扱った方が、世の中の問題に対する批判眼も高まって、いろんな問題意識の高い人間が出てくると思うんだけど・・・。

 結局、細かいところをつついて全体を潰そうとするような真似をしていたら、いかんと思うんですよね。

 蓮舫さんがファッション雑誌で高い服着てるのがけしからんとか、くっだらね~こと問題視してても仕方がないでしょう。値段が書いてあるのが良くないと言ったって、そんなの本人が書く訳じゃなくて、雑誌は宣伝媒体なんだから、そりゃあ、撮影に使う服の値段書くのは当たり前なんだから、しょうがないんですよ。

 御本人も、元来、芸能関係の人なんだから、そんなの問題視しても意味がない。

 むしろ、頭が良くて美人で格好いい大臣がいる・・・ということが日本の政府の良いイメージになれば結構じゃないですか? 日本人はチビでデブでハゲでデッパでメガネかけた醜い民族というイメージが世界中に広がり過ぎてるんですから、いいじゃない?

 とにかく、日本は宣伝下手過ぎるんですよ。中国みたいにしろとは言わないけど、「男は黙っていても仕事ができればいい」という時代は終わったんだから、言うべきことは言う。言わない時は黙っていても威厳を保つ。

 早朝のワイドショーで戸隠流忍法の初見先生が、外国人のオススメで登場されていましたけど、海外で、ここまで評価されて尊敬されている日本人って、そうそういないんですよ。

 78歳になってもかくしゃくとして、魔法のように外国人を転がして見せる初見先生の姿は、日本の誇りですよ。人間国宝、無形文化財に指定すべきなんですよ。

 日本人が世界で尊敬されるようにするには、どうしたらいいか?

 日本人は全員、マーシャルアーティストになればいい。武芸家ですね。“武術のできる芸術家”“戦える平和主義者”。これですよ。理想の日本人は・・・。


追伸;躾道館の小林直樹先生のDVDは、内容量が多過ぎるために、嫡流真伝中国正派拳法と太氣至誠拳法の前後編、二つに分かれて11月に発売されるそうです。買いそびれないように御予約はクエストに、お早めにどうぞ~!

追伸2;テレビ東京、金曜深夜の『宇宙犬作戦』。原案は私の自主映画時代の友人の須賀大観監督です。いわゆるスラップスティック・コメディーのSFですが、何と、檀れい様がゲスト出演してオバサン呼ばわりされたり、くっだらないけれども妙に豪華だったりもするドラマです。観てね~。あっ、シンケンピンク演ってた高梨臨も出てます。多分、今後はこういう役は演らないと思うので、お宝作品になるかも~?


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
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