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天真書法塾発表会2010

 今年も、天真書法塾の発表会に行ってまいりました。

 12月の4日、5日の土日にあったので、日曜日の公園での稽古会(新しく考えた限定自由組手をやらせたら、みんな四苦八苦してた。矢嶋師範代が、「それだと手打ちになって威力が出ないのでは?」と言うので、ドスッと打ってみせて、「当たってから重心移動するから、関係ないよ」と教えたら顔色が青ざめてた。最近、説明する前にやってみせてます)をやってから、そのまま会場の飯田橋の日中友好会館へ行きました。

 先日、研ぎ上がってきた刀を青木先生にも見せたくて、またもウキウキと持って行きましたよ(何か、最近、ポン刀持ち歩くのが習性になりつつあるな~?)。

 先日、三鷹で河野先生の身体サミットの時にお会いしたばかりでしたが、青木先生がその後に横浜で剣舞をされた映像を見せてくださいましたが・・・。

 うむぅ・・・・絶句!

 本当にね~・・・もう・・・何て言えばいいんでしょうかね~?

 言葉が出てこないっスね?

 この時は、吉原さんの打った片刃直刀の七星剣を使われていたんですが、確か天河だったか?で演舞された時の映像だったか?と比べて、恐らく、三倍・・・いや~、私の記憶が確かだったら、最低でも五倍以上は向上されているように思いました。

 私は人の演舞を見てウットリ・・・ということは、ほぼ無い人間で、根っからの研究家気質ですから、「う~む、この身のこなしは凄いな~! あ~、ここをこういう具合に使ってるから、こうすればできるかな~?」とか、すぐに技能レベルと習得法の分析に意識が行っちゃうんです。

 以前は、相当、「生意気なヤツだ」って陰口たたかれたもんですよ。でも、何冊も本出してからは、「私の技のどこがいけないでしょうか?」って聞かれるようになりましたけどね。

 武術の世界に評論する人って、ほぼ、いませんからね。ウッカリしたこと言うと嫌がらせが殺到したり道場破りが来たりするから、そういうことを覚悟してないと言えないんですよ。

 私の場合も長年、嫌がらせや脅迫に屈せずに続けてきてるから、何となく立場が確立しちゃってますけど、他人には勧めないですよ。捨て身にならないとできないから・・・。

 そういう性格だから、純粋に作品として楽しむということが、どうにもできなくてですね~。

 例えば、映画観てても、「このシーンはどうやって撮ったのかな~?」とか、作ってる側の視点になっちゃうんですよ。

 けれども、今回は、もう参りましたね~。単純に陶然と惹き込まれました。

 青木先生もちょっと言われていたんですが、踊っている本番の最中に上達していく・・・ということが稀に起こる場合があるんですが、青木先生の剣舞は、まさにそれなんでしょうね。

 もちろん、“稀に”というのは、「滅多に起こるものじゃない」という意味であって、普通の人間には一生に一回あるかどうか?ってくらいですよ。

 つまり、“奇跡”と言い換えてもいいくらいなんです。

 それが、青木先生の場合は、ほぼ、“毎回”なんですよ・・・。

 私が言わんとしていることが解ってもらえるでしょうか?

 でも、奇跡と書いてしまうのは陳腐な感じがするんですね。

 何しろ、青木先生が日々、こっそりとどれだけのトレーニングを費やして技の練度に耐え得る肉体を維持しようと懸命に努力されているか・・・ということの一端を見せてもらった身としては、「天才だから・・・」の一言で片付けてしまうのは、とてつもなく無礼なことのようにも思えるからです。

「人間は誰でも年とったことないんだから、日々、年とっていく自分に新たな発見があるんですよ」と言われた青木先生の言葉は、極めて重層的ですよ。

 私はまだ50前ですが、20代の頃のイメージだと、40過ぎたら武道の実力は徐々に衰えていくもんだと思ってましたし、もうすぐ48になろうかという今の私でさえ、もう若く活気に満ちた運動能力は得られないと確信していますね。ムリなものはムリ!

 それでも、瞬間的な勝負なら、そうそう、引けは取らないでいられるもんだな~と思ったりしますね。

 あっ、ごめんなさい。嘘です。パワーもスピードもテクニックも、実は今のほうがずっと自信あります! 昔は何も知らないで動いていたな~と思って恥ずかしいです。

 もちろん、スタミナとかガムシャラさとか、そういうのは無くなりましたが、今は必要ないんで・・・(って、こう書くと文句つけてくる人がいるんだよ。自分の物差しを他人に当てはめて考えちゃ~、ダメ・ダメ・・・)。


 身体サミットの時に観客の質問に答えて、「年とってできなくなる技もあれば、また新たにできるようになることもある」と言われていた青木先生の言葉は、まさに今の私自身にも既に当てはまっていますし、恐らく、今後、日々、痛感していくことになるでしょうね。


 さて、書の話。

・・・っても、私は素人だから、さっぱり解りません。

 ですが、やっぱり、三回目ですか? 私が拝見したのは。

 当然なんでしょうけれども、素人目で見ても、昨年より上手いな~と思いましたね。

 私は字を書くのが苦手なんで、マス目もついてない広い紙に、どうやって文字を配分して書いていくんだろう・・・とか、そういう空間の配置が不思議ですね。

 特に、今回、会場に入ってすぐのところに掲げてあった、円相に一本の縦線が書かれた書法の基本中の基本を書いたコーナーには、シンプルだからこそ、ごまかしの効かない筆致が顕れています。

 何でも、天真書法塾で独立した教室(シャンバラ教室)の生徒さん達の作品なのだそうでしたが、更に驚いたのは、私が以前、このブログ中で書いていた苫米地李紗さんが師範になって開いた教室なのだそうです。

 お連れ合いの小原大典さんを会場で青木先生から御紹介していただき、小原さんから李紗さん御本人を御紹介していただいて、初めてお会いしたんですね。

 なるほど~・・・単に上手いという以上に、何か、“タダ者じゃない”という感じがしたんですけど、スピリチュアルな仕事をされているそうで(だから教室名も“シャンバラ”)、「俺の読みも捨てたもんじゃないな~」・・・なんて、ムフフッとしちゃったりして・・・(自画自賛しても~たよ。スマンです!)。

 ただ、私、ちょっとスピリチュアル系の人は怖いっちゅうか、何ちゅうか・・・「貴方の背後に血だらけの鎧武者が立ってますよぉ~」とか言われそうで・・・。あ~、古刀じゃなくて現代刀を持ってきていて良かったぁ~・・・。


 それにしても・・・青木先生の周囲には、やっぱり異能の人が集まってくるんだな~と、しみじみ思いました・・・(はっ、俺も?)。何か、魂が呼ぶのかな~?


 青木先生、吉田先生、天真書法塾の皆さん。来年も素晴らしい作品を観せてください。


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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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