FC2ブログ
コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ
コンテントヘッダー

『小林直樹・躾道館武術太気拳編』発売迫る!

 先月の「嫡流真伝中国正派拳法編」に続き、今月17日には“太気拳編”が発売されますが、サンプル映像を送っていただいたので一足先に拝見しました。

20101212_003.jpg

 私は、嫡流~の交叉法には関心がありましたが、太気拳には実はあんまり関心がなくって、小林先生にもほとんど習ってはいません。見て覚えただけ。

 技術的なことに関しては、取材を通して体験させていただいた至誠塾の高木先生、そして、岩間統正先生の絶技に感銘を受けたものでした。

 それでも、小林先生の歩法の驚異的なスピードだけはものにしたくて、相当、苦心惨憺、研究してきまして、多少はできるようになり、また、会員にも数名はできるように教えることができました。現在、私以外にも現役会員で3名はできますし、かなりできそうな会員も3名はいます。

 私が游心流を名乗った切っ掛けになったのが、この小林先生の“加速歩法”を自分ができるようになったという点でもあり、流派の奥の手にしています。

 何で奥の手か?というと、この歩法をフルスロットルで使うとスピードが加速し過ぎて技を止められなくなって相手に大怪我させてしまいそうだからなんですが、小林先生は完璧に技をコントロールしたままスピードをギュンギュン上げられるんですから、到底、真似できませんが・・・。

 前回の嫡流~を観た時は、即刻、小林先生に電話して感想を話したんですけれど、小林先生としては太気拳編の方を観て欲しいみたいだったので、楽しみにしていました。

 しかしですね~。今回は、まず、一言で言って、「小林先生って・・・威厳がないなぁ~(苦笑)」って感じですかね~?

 前回のDVDでは、眼光鋭く、峻厳な雰囲気があったんですが、今回の小林先生は、別人のように“お茶目な感じ”になって、ノリノリでやっているのは解るんですけど、単なる“オモチロイおっさん”と化してしまっていて、少々、悪ノリし過ぎてるんじゃないかな~?という気がしてしまいましたよ・・・。

 後で佐藤嘉道先生に、「もっと真面目にやんなさい」と叱られるんじゃないかな~?というくらい、“はしゃいじゃってます”。

 ほら? 犬を散歩に連れていって広い公園で放したら、目をランランとさせてピューッて走り回ったりするじゃないですか? あんな感じ!

 だから、技や理論の素晴らしさ、内勁運用の異様なまでのレベルの高さを、お茶目な解説で台なしとまでは申しませんが、妙にスカしてしまっているような印象を受けます。

 こりゃ~、困っちゃったな~(俺が困るこっちゃないけど・・・大苦笑)。

 そうですね~。個人的には、音声消して観られることを勧めたいと思います。


 いやね~、正直言ってですね~。道場での雰囲気とか普段の小林先生は、こんな感じのオチャッピーな人なんですけどね。

 でも、そんなの知らない人が見たら、単にノリの軽~い、強いのか弱いのかさっぱり解らないオッサンにしか見えないと思うんスよ~。んでもって・・・「太気拳って、ホントに強いんスかぁ~?」って具合にナメたこと言ったりした日にゃ~、リアル北斗百烈拳を食らって浄仏しちゃったりなんかして・・・?ってな光景を数回、目撃している私としては、「魔神サマ~。怒りをお鎮めくだされ~い」って感じ・・・。

 別に、いかにも武道家って感じにしなくてもいいと思うんですけど、もうちょっと嫡流~の時みたいに触れたら斬るぞって感じの畏怖を感じさせるようにしてくれたらいいのにな~と思いました。

 説明は半分、いや、1/3で充分だったんじゃないかな~? 視聴者のほぼ全員が知らないであろう太気拳の先輩の名前を出したりするのも、小林先生としては先輩への義理として話しているであろうことは解るんですが、無駄な話なんですよ。視聴者にとって。

 だから、私として、「このDVDのここを観て欲しい」と思ったのは、何と! 太気拳ではなくて“太極拳の演武”ですよ。

 こりゃあ~、“もの凄い”ですよ。

 王樹金系の99式太極拳でありながら、内功の練られたゴンフーの凄さは内勁のうねり出てくる体幹から手先、足先への身体連動で一目瞭然。内力の凄さは誰の目にも明らか。

 御自分でも言われていますが、これは立禅と練り、這いと融合して出てきた小林流の太極拳であって、沈墜・纏絲・紬絲・呑吐・六面力・矛盾力などがエッセンスとして宿った内家武功のエキスなんですね。

 小林先生自身は外家的錬功の必要性も言われていますが、自身は内家武功の極致に到達していると私は思いますよ。内勁のうねり具合からそうと知れます。

 最後の太気拳の探手(タンシュ)に関しては、ちょっと“はしゃぎ過ぎ”てヒップホップダンスっぽく見えてしまいましたが、多分、ドーパミンとかエンドルフィンとか脳内に出てんじゃないかな~?

 この“軽さ”で技の威力は“重い”んだから、立ち合った人はみんな、面食らうんですよね。

 まあ、私は見慣れてるから、こういう感想になったんですけど、初めて見る人はどう感じられるでしょうかね~?

 あと是非、やってもらいたいと思っていた“超加速歩法”は、歩法そのものをあまりやって見せてくれていなくて、少し残念なんですが、恐らく、内功のレベルが上がって、無駄に動いて撹乱する必要が無くなったので、やらなくなったんじゃないかと思います。

 私も2、3日前に試しにやってみたんですが、呼吸器系にかかる負担の大きさを減らすために意図的に呼吸を止めずにやってみたんですが、それでも5秒と保たなかったですから、50代半ばを過ぎたらハイリスク過ぎるでしょう。心臓が保たないですよ。


 けれども、もう十年くらい御無沙汰していた小林先生の技が観れて、衰えるどころか更に進化していたのを確認できたのは嬉しかったですね。

 太気拳は武術の中では人気があるブランド門派ですから、私が宣伝するまでもなくDVDは売れるだろうとは思っていますから、敢えて辛口の批評をしました。
20101212_002.jpg

 嫡流~と比べると解説が大ざっぱ?な感じ(疲れたのか?)がするのですが、小林先生自身は、こちらの方が観てもらいたいという感じでした。

 もっとも、「ど~だ、オレの技は?」というオレオレな感じじゃなくて、「澤井先生や先輩たちに教えてもらったことは表現できたかな~?」という小林先生のヒトを立てて自分は一歩下がる・・・という謙虚さは出ているので、昨今の自惚れ馬鹿武術家増殖の時代に一石を投じる作品にはなっていると思いますね。

 先日、電話で話した時は、「誰だって、自分独りの力や才能でのしていけるもんじゃない。人から伝えてもらったものをいかに自分の力にしていくかというのが大切だし、お世話になった人達のことを忘れてはいけない」と言われていました。

 まあね~、私もお世話になった人達のことは忘れていないけど、嫌なことされた人達のことも忘れてませんけどね~(ニヤリッ・・・)。

関連記事
スポンサーサイト
このページのトップへ
コンテントヘッダー
著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

リンク
FC2カウンター
最新記事
カテゴリー
長野峻也ブログ
QR
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

月別アーカイブ
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。