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恩師に真剣プレゼント
15日(水)に、赤羽の躾道館の稽古場であるバレエスタジオ“アルトー館”へ、数年ぶりに足を運びました。
営業で、神保町の高山本店さんへ新作DVD『発勁と化勁 原理と用法』の注文が入っていたので卸に行ったんですが、何と、店内で古武術家でいろいろな大会に出て活躍されていたTさんとバッタリ!
こりゃまた、奇遇だな~と、少し話してお別れしましたが、昨年、うちの月例セミナーにも参加されていて、「その後は仕事が重なって参加したくとも中々、行けないんです」とのことでしたが、高山本店にも来られていたとは、流石です・・・。
えっ? 何でかっていうと、この店は武術武道の古い専門書なんかの品揃えも豊富で、特に関東の古武術関係の師範なんかが、よく通ったりするお店だからなんですよ。
私も、かれこれ20年以上は足を運んでいますね~。
何度か古武術関係では著名な師範と出くわしたこともありますよ。
まあ、それはそれとして、営業も終わったので、その足で都営新宿線で市ケ谷に出て、南北線に乗り換えて赤羽岩渕に行きました。
この駅がアルトー館に近かったと記憶していたんですが、何しろ数年ぶりで町の景観も少し変わっているようで、何だか、妙に迷ってしまいまして、ちょっと焦ってしまいましたよ。
あの~、ルング・ワンダルング?ってやつかな~・・・(確か、この辺りの筈なんだけど・・・)と思うところを何度も行ったり来たりして、どうも解らないので、クリーニング屋さんに入って、「アルトー館というバレエスタジオがこの辺りになかったでしょうか?」と聞いたら、もう少し先で曲がらなきゃいけなかったんですね~。
赤羽は人情の町だな~。親切に教えてくださいましたよ~。
でもね~、本当に来る度に町の景観が変わっていて、目印にしていた建物とかが無くなってたから、すっかり迷いましたよ。
で、見慣れたアルトー館の前に立つと、何か、妙に感慨深くなりましたね~。
いやね。何でか?っていうと、以前、ある人間が私のところにやってきて、私が小林先生のことについて書くことを先生が非常に嫌がっているという話をしまして、「そうか~、そんなら俺はもう一切、小林先生のことは書かずに躾道会にも二度と足を運ぶまい」と決めていたんですよ。
私はプライドは常人の百倍は強いですから、「もう、ここに来ることはあるまい」と思っていたんですけどね~。
以前のブログでそういうようなニュアンスのことを書いていたので、察しのいい方は「あ~、あのことか?」とピンと来られたかもしれません。
が、後日、小林先生本人から「あいつと俺とどっちを信じるんだ!」と言われて、内心、「う~ん、本当に言いそうだけどな~・・・でも、こう言われたら先生を信じないとは言えないじゃ~ん? ズルイな~(苦笑)」と思いまして、まあ、仮に本当にその時はそう言ったとしても、今現在の小林先生が私を認めてくれるんだったら大恩人を疑う訳にはいかんでしょう・・・という次第で、以後は小林先生の名前もビシバシと書いてきている訳なんですよ。
で、実は以前から最もお世話になった先生なんだから、何か感謝の気持ちを顕したプレゼントをしたいな~と思っていて、それで“真剣”を準備していたんですね。
打ち落としの刀身を自分で研ぎ、鞘と柄を自作し、そろそろ持って行こうか?と思っていた時期に、その件の“彼”がやってきた訳ですよ。
それで私も腹立ち紛れに、この刀は北島師範に「これは、君にやるよ」とか言っていたんですが、小林先生自身と話して、やっぱり、最初の予定通り、この刀を渡そうと思って(北島師範には支払いの終わった延壽宣次を贈りましたが、実はこっちの方がずっと高い)、せっかくだから研ぎに出した・・・という次第でした。
で、研ぎから返ってきた刀の予想以上の見事な出来に感動して、またアレコレと考えたり(青木先生に売って、その金で別にもう一振り買おうかな~?)もしたんですが、そこはやはり、初志貫徹ということで、小林先生に贈ることにして、持参した次第・・・。
玄関のドアを開けると、既に小林先生が一人で来られていました。
「お久しぶりです」とご挨拶して入り、しばらく、近況とかDVD撮影のこととか話し合いました。
この日は沖縄空手の先生を紹介されるとのことで、飲みに行く予定だそうでしたから(一緒にと誘われたんですが、最近、パニック障害が酷いので遠出した時の酒は控えていますとお断りしました)、今のうちに・・・と思って刀をお渡しして、基本的な手入れの仕方とか携帯のやり方などを説明しました。
「長野さんは本当に器用だね~。自分で作っちゃうんだ~」と、一応、喜んでいただけたみたいです。
私が何で日本刀をプレゼントしようと思ったかというと、小林先生の師匠である桜公路先生は、元来、居合を最も得意とされていたらしく、“交叉の理合”も拳法ではありながら、原理的にはまったくの居合術の抜きつけそのものだと思えたので、小林先生が居合の稽古もされたら、交叉法がさらに奥深くなっていくのではないか?と・・・。
また、澤井先生もまた居合の遣い手だったのは有名な話です。大山倍達先生も晩年は日本刀の斬りに拘っていらしたとか?
私も今は居合しか自分の稽古ではやっていません。もともと好きだったのに加えて、日本武術の理合の根本を理解するには、真剣刀法と居合の抜き即斬の点・線・円曲による空間の描線のイメージを細密に意識化する訓練が重要だと思われたのです。
素手の武道・格闘技しかやったことのない人は、剣術や居合術が何の役に立つのか?と、はなっから関心も持たないものですが、両方やっている人なら気づくことがあるんです。
例えば、うちの場合、差し手の技術は一刀流の“斬り落とし”の原理に、槍法・杖法の捻転による弾き逸らしの原理を加えて用いています。
これは空手の手刀受けの滑らし割り込み、突き技の捻り逸らしにもインスピレーションを受けましたが、日本剣術の刀法を原理分析し整理しているうちに気づいたのが先です。
そして、剣術で練った方が、技の精度は格段に上がります。
手先でやると、感覚の鈍い人は無意識に必要以上に受け外そうとして、自分の正中線がガラ空きになっているのに自分では気づけないのに対して、薄刃の刀では正確に斬り落とさないと相打ちになってしまい、嫌でも納得させられます。
つまり、刀でできれば、“拳法でやるのは遥かに簡単”なのです。
・・・こういう効果を私がここ2~3年痛感してきているので、小林先生にも桜公路先生や澤井先生の想いを体感してもらえるんじゃないかな~?と思ったんですね。
小林先生が拳法に強い拘りを持っていることは以前から解っていましたし、この日も同様の話をされていました。
が、拳法は剣法にも通じると私は思うんですね。
新体道は空手から出発して合気を採り入れてまったく独自のものになりましたが、その根本は剣の理合だった・・・と、創始者である青木宏之先生は明言されていました。
日本の武術武道は、須らく剣の理合に大なり小なり影響を受けているのです。
実際、私が交叉法を武器術などに幅広く応用してみようと考えたのも、小林先生が稽古中に時々、物差しを使って剣術の理合を示してくれていたことから直感したんですよ。
確か、「居合の抜き納めだけはやらされたよ」と言われていたと記憶していましたから、これからまた躾道館武術がさらに発展していってくれると、落ちこぼれOBとしては嬉しいですね~。
今回、嫡流~と太気のDVDを出したことで、小林先生自身、二つの原点に敬意を表することは果たされたと思うんです。
そして、今後は、守・破・離の、破と離の段階へと発展していくのが本当の師や先輩への御恩返しになるんじゃないかな~?と私は思いますね。
これは小林先生ばかりじゃなくて、私にとっても同じことです。
私は研究家として何をやっていくべきか?ということを常に考えていますが、やっぱり、単純に殴り合いが強いか弱いか?なんてことばかり考えていたら頭がど~かしてるよ~って話になっちゃいますからね~。
かといって、そういう思想無きリアルな現実を無視するのはもっと良くないと思うんですよ。武術が思想にかぶれると偽善と欺瞞を無限増殖させてしまうだけですからね。
要するに、口先だけの人間にはなりたくないんですよ。
だから、稽古は徹底的に技と戦術の訓練に費やして、その上で日頃から戦うことの意味や人生の過ごし方・・・なんかの哲学的な応用実践法について思索する習慣を持つことが武術の修業ではない“修行”になると思うんですよ。
武道や格闘技に熱中する人は、近視眼的な修業しか考えなかったりするでしょう?
だから、発展もしないし自分の身にもならないんですよ。技術の追究に行き詰まると、途端に高邁な思想を掲げたりする・・・嘘臭いっ!
揚げ句に世間を欺くカルト宗教みたいな真似しだしたりすると、「こいつ、頭おかし~んじゃね~のか?」って思っちゃいますよね。
そんな“最狂武術家”を野放しにしていたら日本武術はダメになりますよ。
世の中、有名人は名人じゃないんです。自分からしゃしゃり出てオレがオレが・・・みたいなアンポンタンを崇め奉るような腑抜けた風潮は変えていかなきゃ~ダメ!
・・・だよね~?
帰りの電車の中で、そんなことが頭の中をグルグル巡ってましたよ・・・。
そういえば、死んだうちの父ちゃんは、「ボロを着てても心は錦」とか「名もなく貧しく美しく」みたいな言葉が好きだったんですけどね。
小林先生は、今は絶滅寸前の、そういう昔気質の武術家の数少ない生き残り?の一人だと思いますね。
本当に、武術の世界に失望していた頃に出会った先生でしたから、今でも全然変わらない姿を見るとほっとしますね。
だから、一人でも多くの人に躾道館武術のDVDを観てもらいたいですね~。
それにしても・・・太気拳編の小林先生を見ていてチーズ星人を思い出したのは俺だけか・・・?
PS;21日(火)の夜10時から、NHKの『続・遠野物語』に田中泯さんが出演されているそうです。『龍馬伝』の吉田東洋で初めて知った人も多いと思いますが、今回のはゾンビみたいな役らしいから舞踊家・田中泯の真価がより出てると思いますよ~。ちなみに、映画になった『遠野物語』の脚本を書かれた高山由紀子さんとは会ったことあって、『メカゴジラの逆襲』でデビューされたことを誇りに思っておられて感動しました!
営業で、神保町の高山本店さんへ新作DVD『発勁と化勁 原理と用法』の注文が入っていたので卸に行ったんですが、何と、店内で古武術家でいろいろな大会に出て活躍されていたTさんとバッタリ!
こりゃまた、奇遇だな~と、少し話してお別れしましたが、昨年、うちの月例セミナーにも参加されていて、「その後は仕事が重なって参加したくとも中々、行けないんです」とのことでしたが、高山本店にも来られていたとは、流石です・・・。
えっ? 何でかっていうと、この店は武術武道の古い専門書なんかの品揃えも豊富で、特に関東の古武術関係の師範なんかが、よく通ったりするお店だからなんですよ。
私も、かれこれ20年以上は足を運んでいますね~。
何度か古武術関係では著名な師範と出くわしたこともありますよ。
まあ、それはそれとして、営業も終わったので、その足で都営新宿線で市ケ谷に出て、南北線に乗り換えて赤羽岩渕に行きました。
この駅がアルトー館に近かったと記憶していたんですが、何しろ数年ぶりで町の景観も少し変わっているようで、何だか、妙に迷ってしまいまして、ちょっと焦ってしまいましたよ。
あの~、ルング・ワンダルング?ってやつかな~・・・(確か、この辺りの筈なんだけど・・・)と思うところを何度も行ったり来たりして、どうも解らないので、クリーニング屋さんに入って、「アルトー館というバレエスタジオがこの辺りになかったでしょうか?」と聞いたら、もう少し先で曲がらなきゃいけなかったんですね~。
赤羽は人情の町だな~。親切に教えてくださいましたよ~。
でもね~、本当に来る度に町の景観が変わっていて、目印にしていた建物とかが無くなってたから、すっかり迷いましたよ。
で、見慣れたアルトー館の前に立つと、何か、妙に感慨深くなりましたね~。
いやね。何でか?っていうと、以前、ある人間が私のところにやってきて、私が小林先生のことについて書くことを先生が非常に嫌がっているという話をしまして、「そうか~、そんなら俺はもう一切、小林先生のことは書かずに躾道会にも二度と足を運ぶまい」と決めていたんですよ。
私はプライドは常人の百倍は強いですから、「もう、ここに来ることはあるまい」と思っていたんですけどね~。
以前のブログでそういうようなニュアンスのことを書いていたので、察しのいい方は「あ~、あのことか?」とピンと来られたかもしれません。
が、後日、小林先生本人から「あいつと俺とどっちを信じるんだ!」と言われて、内心、「う~ん、本当に言いそうだけどな~・・・でも、こう言われたら先生を信じないとは言えないじゃ~ん? ズルイな~(苦笑)」と思いまして、まあ、仮に本当にその時はそう言ったとしても、今現在の小林先生が私を認めてくれるんだったら大恩人を疑う訳にはいかんでしょう・・・という次第で、以後は小林先生の名前もビシバシと書いてきている訳なんですよ。
で、実は以前から最もお世話になった先生なんだから、何か感謝の気持ちを顕したプレゼントをしたいな~と思っていて、それで“真剣”を準備していたんですね。
打ち落としの刀身を自分で研ぎ、鞘と柄を自作し、そろそろ持って行こうか?と思っていた時期に、その件の“彼”がやってきた訳ですよ。
それで私も腹立ち紛れに、この刀は北島師範に「これは、君にやるよ」とか言っていたんですが、小林先生自身と話して、やっぱり、最初の予定通り、この刀を渡そうと思って(北島師範には支払いの終わった延壽宣次を贈りましたが、実はこっちの方がずっと高い)、せっかくだから研ぎに出した・・・という次第でした。
で、研ぎから返ってきた刀の予想以上の見事な出来に感動して、またアレコレと考えたり(青木先生に売って、その金で別にもう一振り買おうかな~?)もしたんですが、そこはやはり、初志貫徹ということで、小林先生に贈ることにして、持参した次第・・・。
玄関のドアを開けると、既に小林先生が一人で来られていました。
「お久しぶりです」とご挨拶して入り、しばらく、近況とかDVD撮影のこととか話し合いました。
この日は沖縄空手の先生を紹介されるとのことで、飲みに行く予定だそうでしたから(一緒にと誘われたんですが、最近、パニック障害が酷いので遠出した時の酒は控えていますとお断りしました)、今のうちに・・・と思って刀をお渡しして、基本的な手入れの仕方とか携帯のやり方などを説明しました。
「長野さんは本当に器用だね~。自分で作っちゃうんだ~」と、一応、喜んでいただけたみたいです。
私が何で日本刀をプレゼントしようと思ったかというと、小林先生の師匠である桜公路先生は、元来、居合を最も得意とされていたらしく、“交叉の理合”も拳法ではありながら、原理的にはまったくの居合術の抜きつけそのものだと思えたので、小林先生が居合の稽古もされたら、交叉法がさらに奥深くなっていくのではないか?と・・・。
また、澤井先生もまた居合の遣い手だったのは有名な話です。大山倍達先生も晩年は日本刀の斬りに拘っていらしたとか?
私も今は居合しか自分の稽古ではやっていません。もともと好きだったのに加えて、日本武術の理合の根本を理解するには、真剣刀法と居合の抜き即斬の点・線・円曲による空間の描線のイメージを細密に意識化する訓練が重要だと思われたのです。
素手の武道・格闘技しかやったことのない人は、剣術や居合術が何の役に立つのか?と、はなっから関心も持たないものですが、両方やっている人なら気づくことがあるんです。
例えば、うちの場合、差し手の技術は一刀流の“斬り落とし”の原理に、槍法・杖法の捻転による弾き逸らしの原理を加えて用いています。
これは空手の手刀受けの滑らし割り込み、突き技の捻り逸らしにもインスピレーションを受けましたが、日本剣術の刀法を原理分析し整理しているうちに気づいたのが先です。
そして、剣術で練った方が、技の精度は格段に上がります。
手先でやると、感覚の鈍い人は無意識に必要以上に受け外そうとして、自分の正中線がガラ空きになっているのに自分では気づけないのに対して、薄刃の刀では正確に斬り落とさないと相打ちになってしまい、嫌でも納得させられます。
つまり、刀でできれば、“拳法でやるのは遥かに簡単”なのです。
・・・こういう効果を私がここ2~3年痛感してきているので、小林先生にも桜公路先生や澤井先生の想いを体感してもらえるんじゃないかな~?と思ったんですね。
小林先生が拳法に強い拘りを持っていることは以前から解っていましたし、この日も同様の話をされていました。
が、拳法は剣法にも通じると私は思うんですね。
新体道は空手から出発して合気を採り入れてまったく独自のものになりましたが、その根本は剣の理合だった・・・と、創始者である青木宏之先生は明言されていました。
日本の武術武道は、須らく剣の理合に大なり小なり影響を受けているのです。
実際、私が交叉法を武器術などに幅広く応用してみようと考えたのも、小林先生が稽古中に時々、物差しを使って剣術の理合を示してくれていたことから直感したんですよ。
確か、「居合の抜き納めだけはやらされたよ」と言われていたと記憶していましたから、これからまた躾道館武術がさらに発展していってくれると、落ちこぼれOBとしては嬉しいですね~。
今回、嫡流~と太気のDVDを出したことで、小林先生自身、二つの原点に敬意を表することは果たされたと思うんです。
そして、今後は、守・破・離の、破と離の段階へと発展していくのが本当の師や先輩への御恩返しになるんじゃないかな~?と私は思いますね。
これは小林先生ばかりじゃなくて、私にとっても同じことです。
私は研究家として何をやっていくべきか?ということを常に考えていますが、やっぱり、単純に殴り合いが強いか弱いか?なんてことばかり考えていたら頭がど~かしてるよ~って話になっちゃいますからね~。
かといって、そういう思想無きリアルな現実を無視するのはもっと良くないと思うんですよ。武術が思想にかぶれると偽善と欺瞞を無限増殖させてしまうだけですからね。
要するに、口先だけの人間にはなりたくないんですよ。
だから、稽古は徹底的に技と戦術の訓練に費やして、その上で日頃から戦うことの意味や人生の過ごし方・・・なんかの哲学的な応用実践法について思索する習慣を持つことが武術の修業ではない“修行”になると思うんですよ。
武道や格闘技に熱中する人は、近視眼的な修業しか考えなかったりするでしょう?
だから、発展もしないし自分の身にもならないんですよ。技術の追究に行き詰まると、途端に高邁な思想を掲げたりする・・・嘘臭いっ!
揚げ句に世間を欺くカルト宗教みたいな真似しだしたりすると、「こいつ、頭おかし~んじゃね~のか?」って思っちゃいますよね。
そんな“最狂武術家”を野放しにしていたら日本武術はダメになりますよ。
世の中、有名人は名人じゃないんです。自分からしゃしゃり出てオレがオレが・・・みたいなアンポンタンを崇め奉るような腑抜けた風潮は変えていかなきゃ~ダメ!
・・・だよね~?
帰りの電車の中で、そんなことが頭の中をグルグル巡ってましたよ・・・。
そういえば、死んだうちの父ちゃんは、「ボロを着てても心は錦」とか「名もなく貧しく美しく」みたいな言葉が好きだったんですけどね。
小林先生は、今は絶滅寸前の、そういう昔気質の武術家の数少ない生き残り?の一人だと思いますね。
本当に、武術の世界に失望していた頃に出会った先生でしたから、今でも全然変わらない姿を見るとほっとしますね。
だから、一人でも多くの人に躾道館武術のDVDを観てもらいたいですね~。
それにしても・・・太気拳編の小林先生を見ていてチーズ星人を思い出したのは俺だけか・・・?
PS;21日(火)の夜10時から、NHKの『続・遠野物語』に田中泯さんが出演されているそうです。『龍馬伝』の吉田東洋で初めて知った人も多いと思いますが、今回のはゾンビみたいな役らしいから舞踊家・田中泯の真価がより出てると思いますよ~。ちなみに、映画になった『遠野物語』の脚本を書かれた高山由紀子さんとは会ったことあって、『メカゴジラの逆襲』でデビューされたことを誇りに思っておられて感動しました!
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