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2011・一月セミナー報告

 2011年の月例セミナーも始まりました。

 初回は“発勁の基本”を徹底体得してもらうのがテーマで、もう理屈はいいから、実地にバンバン打って体得してもらいましょう・・・という方針でやりました。

 しかし、初参加の人が少し気持ち悪くなったり(激しく吹っ飛んだので軽い鞭打ちみたいになったのかも?)して、クッションをあてがってはいたものの、発勁の威力が貫通性に特徴がある点を改めて恐ろしいな~と思いました。

 発勁の打撃は、「どのくらいパワーが出ているのか、自分でよく判らない」という点が難点です。力を込めて打つのではないので、「こんな軽い打撃で効いているのか?」という疑問が出てきてしまうのです。

 軽くポンッと打っただけなのに、体重80~90kgの人がバーンッと吹っ飛んでしまうのは不思議な光景です。

 飛ばされまいと下手に耐えると、一拍遅れて腹に溶けた鉛が広がってくるような何とも嫌な感触があって、立っていられなくなってヘナヘナと倒れてしまったり、泡を吹いて倒れたまま失神したり・・・という具合に、発勁の効果というのは、複雑な作用をするのです。

 だから、加減の仕方が難しいのです。

 特に、常連の人の威力は怖いくらいになっているので、もしクッション無しで直接打てば、相当に危険な事態になったのではないか?とも思えます。

 今回は吹っ飛んで頭を打ったりしないように三人組になって、練習したんですけれど、人間一人がバヒューンっ!とすっ飛んでいく様子はユーモラスながら、威力の程はちょっと恐ろしいくらいです。

 この威力を、吹っ飛ばすのでなく人体破壊に作用させるように打てば、致命傷を与えることになってしまいます。失神くらいで済めばいいでしょうが、心臓が止まったり、脊椎が折れたりしたら取り返しがつきません。

 そして、発勁の怖さは、素人がすぐに体得してしまえる点にあると思います。

 中国武術の世界では、発勁は名師の直門弟子になって何十年も修行を積まねば体得できないと言われていました。

 しかし、私の研究上で言うなら、これはまったくの間違いです。メカニズムを理解すれば、大して練習しなくとも体得できます。

・・・と、こういうことを書けば、「長野は嘘つきだ。発勁はそんな簡単に体得できるものではない」とヒステリックに非難する中国武術愛好家が結構いました。

 が、そんなことを言っている人が私の1/10以下の発勁の威力しか出せなかったりするんですから、阿呆臭くて話になりません。自分の無能と無理解を棚に上げて、権威付けされた誤説を確かめもせずに盲信しているのです。

 私は自分で研究してできるようになり、できるようになってから何年も何年も分析し続けてきています。だから、自信をもって「発勁はこういうものです」と言えるし、誰に対しても体得させられるのです。

 信仰心で論じている人とは違うのです。

 もっとも、できるようになればなったで、ほんのちょっとした打ち方で威力が倍増したりダメージが複合的に作用してしまうのですから、本当に武術は恐ろしいものだな~と、つくづく思います。

 今回、うちの最年少の会員に八極拳の把子拳の打撃法の秘伝を教えたんですが、それを受けたフルコン歴20年以上の会員さんは、「全然、威力が違います。いきなり三倍くらい強くなりました」と驚いていました。

 まあ、秘伝なので解説はしませんが、基本原理が解れば、そこから応用することで技の作用は何倍何十倍にも広がっていく・・・という仕組みなんですよ。

 そして、こういう武術の構造的な秘密が解ければ、力任せで技を使うことには何のメリットもないことが理解できるでしょう。力に力で対抗するやり方は根本的に間違いだということが解ります。

 徹底的に力を抜いて、相手の攻撃も徹頭徹尾、受け流してしまう。そこに武術の叡知が隠れているんですね。

 昔、松田隆智先生から、「長野君はよく独力でそこまで体得したな~。凄いな~。でも、あの打ち方は危険だから公開しないほうがいいぞ・・・」と言われました。今はよく意味が解ります。確かに危険過ぎるんですよ。

 発勁の打撃秘訣というのは、素手で効率良く人体を破壊するテクニックであって、強いとか弱いとかの話ではなくなってしまうのです。本気で使えば確実に相手を殺してしまうんです。刃物の必要は無くなってしまいます。

 全然、鍛えていない人でも殺傷力のある打撃が出せる訳ですから・・・。

 やっぱり、精神的にハンパな人に教えると危険だし、素手で通り魔やる人間とか出てしまいかねませんから、今後はもっと注意して教えていかなきゃいけないな~と思いましたよね。

 今回、形意拳(半歩寄せ足で打つ虎形拳“虎撲把”)や八極拳(直突き・肘当て・肩当て)の発勁を中心に指導しましたが、これらは護身術としては過激に過ぎるかもしれません。威力もそうですが、打撃技の応酬をする間合より近くから打ち込むので、打たれる方は避けるのが難しく、抵抗もできずに一発で倒されてしまうからです。

 本気で打ち込めば怪我くらいでは済まないでしょう。駅のホームで打ったら線路におっこちるかもしれませんし、道路で打ったら、酔って足元が覚束無ければ後頭部からアスファルトに激突してオダブツになるかもしれません・・・。

 本当に命が危ないという場合でもない限りは決して使わないでくださいね。

 さて、次回は、もっと多彩な打ち方を指導する予定でいますが、くれぐれも危険のないように、参加される方の御協力をお願い致します・・・。


 え~、それから16日のほびっと村の講座ですが、こちらは談話と技の実習を半々くらいで実施しようと思っています。

 会場が江古田ストアハウスより手狭で、階下に自然食レストランがあるため、あまり激しく動き回れません。実習は合気や化勁、剣術を中心に柔らかく制圧する技術を指導しようと思っていますので、かつて来られていた方や初参加の方も歓迎致します。

 最先端研究成果を披露しますので、御期待くださいませ・・・。


追伸;原宿駅近くの霜剣堂さんの初春セールを見に行ってきましたが、肥前忠吉、虎徹、三善道長などの最上大業物や、「郷と化け物は見たことがない」と言われる幻の名刀、郷義弘等々、博物館でしか見たことないような刀をじっくりと拝見できました。眼福!

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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