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三月は下丹田

 月例セミナー三月のテーマは下丹田です。

 下丹田とは何か?と言うと、種々様々な解釈がありますが、私の解釈は、骨盤の球状中心に発生する膨張する腹圧の感覚としています。

 つまり、ハラとコシの感覚を融合した腹圧の感覚です。

 この感覚は、妊婦の感覚に近いとも言われますが、男の私にはピンと来ません。

 ただ、東洋医学では“上虚下実”と言われて下っ腹がポコンと出て胸が凹んでいる状態を理想とする考えがあり、西洋の理想とする腹が締まって胸筋が張っているギリシャ彫刻のような肉体とは逆になっています。

 日本も近代化される中で西洋的価値観を上位に置くようになっているので、“上虚下実”の身体は見苦しいものという美意識が優位になっていますが、伝統的武術や武道の修行者には“上虚下実”の身体を「練度が高い(内功が凄い)」と称賛する場合もあります。

 私は若い頃はブルース・リーみたいな身体に憧れて細マッチョな身体だったんですけど(誰も信じてくれな~いっ!)、30頃から太極拳や合気武術を好むようになって体型が変わっていき、現在はサモハン・キンポーみたいになってしまいました。

 若い頃はそんな体型は見苦しいと思っていたんですが、いざなってしまうと、何かもう、痩せたいという欲求が薄れていって、「まっ、いっか?」という感じになってしまいましたよ。

 何でか?というと、“技の威力が格段に上がった”から。

 ほら、「ハラから力を出せ!」とか「コシで打て!」とか昭和の指導者はよく言っていたでしょう?

 つまり、腹回り、腰回りの太さは手先に力を伝える場合に出力の大きさに直結するんですよね?

 ただし、単純に太ってしまうと全身の連動を阻害してしまうので動きが鈍重になってしまうのですが、腹・腰から力を送り出す全身連動の身体操法を実施する場合、体幹部の太さは最初の出力値を大きくするので出せる力もより倍加されるという訳。

 その上、逆腹式呼吸で瞬間的に腹圧を掛けると爆発的に威力を圧縮解放させることができる・・・というのが発勁の極意となる訳です。

 だから、伝統的な武術家は上虚下実の身体を尊ぶのですね? 実用的な意味で。

 かくして下丹田を錬成する修行法は様々に考案されてきました・・・。

 八段錦、易筋経、藤田霊斎の丹田呼吸法、岡田式静座法、肥田式強健術、戴氏心意拳の丹田功、那覇手系の三戦・・・いろいろ有ります。

 私が興した游心流武術健身法では“丹田歩法”と名付けた歩法訓練で下丹田を錬成しています。

 歩法で訓練するという方法はあまり知られていませんが、例えば、八卦掌の走圏の下盤勢での練功は下丹田の錬成に最適でしょう。

 私は、能の歩法を参考にしてこれを作りましたが、当初は下丹田の錬成を目的にしたのではなく、仙腸関節の微動を得るための訓練法として考えたものでした。

 ところが、実践して30分くらいすると、その場で下腹が膨張してくる感覚があり、自然に腹圧が高まったので驚いてしまいました。

 普通、いかなる下丹田の錬成訓練を行っても、実感を得るには毎日30分やったとしても何カ月かの単位は要します。

 それが、その場でゴゴゴゴ・・・・ッという具合に下っ腹が張ってくるなんか信じられませんでした。

「なっ、なんじゃ、こりゃあ~?」という感じですよ。

 その後、10年以上研究して理論的に整理しましたが、游心流で真面目に通って練習しているかどうか?は、下っ腹がポコッとしているかどうか?で判明するくらいになりました。

 無論、感覚的に鈍くて自分では認識できていない人もいますが、客観的に見れば全然、違います。

 これを書いている日の日曜の定例稽古の時も、参加者は小塚・栗原・田中の三人だけだったんですが、教えたそばからグングン技が変わって変幻自在に動いていて、教えた私が「えっ? 今、どう動いたの?」と思うくらい達人クラスの動きが勝手に出てきていました。

 批判を覚悟で正直に申しますが、今現在、武術の研究でうちが最先端であろう?と思っています。

 秘伝・極意の技をメカニズム的に解析し理論的に体得する方法を研究しているという意味において・・・です。

 それは、試行錯誤を繰り返して流派の境界を超えて“技”は“技”として抽出して分析しているからです。

 この日は基本に戻って太極拳推手のDVD教則本を参考にしてみたり、先週、大阪の賢友流本部に出版の打ち合わせでうかがった時に小耳に挟んだ賢友流の歩法を試したり、居合術の裏技として伝わる暗殺用秘剣を教えたりしました。

 最近は常連会員も仁平師範の刀功門に通ったり、山田師範のセミナーに参加したりしているので本部稽古の参加者は減っているのですが、人数が少ないと研究が進む?という逆転現象が起こって苦笑せざるを得ません。

 常連会員はみんな知ってることですが、私は基本的に質問しないと教えない人間なんですよ。

 大阪支部長が急激に伸びたのも、はっきり言って、質問魔だったからですよ。

 だから、人によって差がつきます。

 何年も通っているのに伸びない人がいたりするのも、その人が私にさっぱり質問しなかったから・・・ということだったりするのです。

 ところが、よその団体だと生徒が師匠に安易に質問することを禁じているところもあるのだとか? だから、質問しないのがお約束みたいになっていたりもするのだとか?

 馬鹿馬鹿しいですね?

 習いに行ってお金も出しているんだから、たくさん教えてもらった方が得じゃないですか?

 教える側だって、お金もらってるんなら教えないと詐欺ですよね?

「何を質問すればいいのかわからない」と言う人もいます。

 言葉にできないのなら、「技をうまくできないんですが・・・」と言ってくれれば、ちゃんとできるやり方を教えますよ。

 月例セミナーは単発参加の人は一万円も取っていますし、地方から何万も使って来る人もいます。お金は無駄にしないでください。

 私は満足して“おなか一杯”になって帰ってもらいたいので、皆さん、遠慮しないで質問してくださいね?

“日本で最も武術について何でも教えてくれる道場”を目指してますから!

 ただし、悪用しそうな人・礼儀を弁えない人・精神を病んでいる人・・・などの人には教えられません。

 私が教える技はまともに使えばビックリするほど簡単に人を破壊してしまえるので、人柄だけは確認します。

 武術は護身のための術ですから・・・。


追伸;遅くなりましたが、三月のDVD割引セールは、今年最新の新作『化勁の極意』とします。前作が攻撃技の極意たる0インチ打撃についてだったので、「打撃技、特に0インチ打撃に対して無力化する防御法」をテーマにしたいと思っています。これまた、あまり公開したくはないんですが、危険性の高い攻撃技を発表した以上は、それに対抗する防御法も発表しなければならないな~?と思った次第です。何か、矛と盾で、矛盾しているみたいですけど、大切なことですからね? また、いつものように三月中に申し込まれた方は2万円のところを1万5千円(税込み)とさせていただきます。原理的にはシステマっぽくなってしまうんですが、恐らく、システマでもやらないであろう?という誰でも簡単にできるやり方も収録しますので、御期待ください。

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武器の修理

 私は武術研究の一環として、稽古に使う武器類を改良したり、時に自作したりもするんですが、これは小学時代の図工、中学時代の技術家庭の授業以来、DIY好きであるということも手伝っています。

 材木削って木刀作ったり、竹を削って弓矢を作ったりもしていましたが、Gunマニアになってからはエアガン、ガスガンのカスタマイズをするのが趣味でした。

 それが高じて、今では真剣の外装を自作したりしている訳です。

 まあ、練習で模擬刀を使っていると、鞘の鯉口が擦れてユルユルになったり、速く抜刀しようとし過ぎて鞘が割れるなんてこともあります。

 日常的に稽古で使う道具をいちいち武道具店に修理を頼むのも面倒だし、お金もかかりますから、刀身が折れるとかは別として、多少の破損は自分で直せるようになるべきだと思っています。

 が、どうも、うちの会員さんはブキッチョな人が多いみたいで、破損した模擬刀をそのまま使っていたりする・・・。

 見かねて、私が預かって修理するという機会が結構あります。

 鞘がボロボロだったから塗り直したとか、鯉口に薄板を貼ったりとか、割れた鞘を強化して直したとか・・・そういうこともやっています。

 先日も、超至近距離から抜く暗殺秘剣術を教えていた時に、北島師範が速く抜こうとし過ぎて鯉口を破損させてしまいました。

 この模擬刀は二尺六寸近くある長めの刀で切っ先も大きく重量もあるので、速抜きには適していないんで、「誰か壊すかも?」と予想していたので、しょうがないか?と思いましたね。

 鞘も二つ繋げて作っているので、ちょっと脆弱だったんですが、そちらは壊れなかったので、ほっとしましたね?

 破片もあるので、修理と同時に少し強化しておこうと思います。

 また、ついでに、取っ手が壊れかかっていたトンファーも持ち帰って修理しました。

 クサビが抜けていて、木の釘で固定してあったんですが、それが中で折れているらしく、ガタつきがあったので引っ張ってみたらスッポリ抜けてしまいました。

 この状態で振っていたら危険でしたから、丁度良かったです。

 まず、薄い板を切ってクサビにし、折れた木釘を取り除くのに、木釘自体に錐で穴を開けて貫通させました。

 アロンアルファを適当に塗ってから取っ手を挿入し、錐で開けた穴には軟鉄の細丸棒を差し込んで固定し、余った部分は金ノコで切断してヤスリで馴らしました。

 これでブンブン振り回しても大丈夫!

 トンファーはアメリカの警察のポリスバトンにも採用されているぐらいですから、熟練すると非常に機能的な武器です。

 琉球古武術特有の武器だと日本では思われていますが、同様の武器は中国にもタイにも、アジア各地に伝承しています。

 ジャッキー・チェンの映画では度々出てきますが、『拳精』や『龍拳』は必見です!

 琉球古武術といえば、圧倒的にヌンチャクが有名ですが、トンファー・棍・拐(ウェーク)・釵・鉄拳・スルヂン・ティンベー・ローチン・二丁振鎌といった武器術も伝承しています。

 中国も剣・刀・棍・槍を代表に、三節棍や双節棍(いわゆるヌンチャク)、(十三・九・七)節鞭、硬鞭、戦斧、圏、鉞、点穴針、峨嵋刺、双鉤、蛇矛、青龍偃月刀等々、多種多彩な武器(兵器、あるいは器械と言う)があります。

 日本の古武術も実は膨大な武器が伝承しているんですよ?

 だから、武術の研究は武器の研究を避けて通れないんですよ。

 現代武道のイメージで考えると皆目、理解できない。それが武術の真相なんです。

 例えば、素手で闘うものだと思って古流柔術を習ったら、棒、薙刀、槍、刀、居合、手裏剣と習うハメになって面食らってしまった・・・なんて話もあります。

 素手で試合するイメージそのものが、近代国家となった日本が海外のスポーツ教育によって洗脳された実例なんですよ。

 戦闘術としての本来の姿をめくらまししてしまった訳ですね。

 だから、私は武器を極端に嫌がる人には「だったら、お前は武術なんかやるなっ!」って言いたくなるんですよ!

「空手は徒手空拳の武術である」という建前が拡大解釈され過ぎて、洗脳されてしまった結果だと思いますよ。

 空手の古式の言い方は「唐手」。つまり、唐の国の武術であり、当然ながら多彩な武器術も伝承していた訳です。

「琉球の武士が武器を取り上げられたから素手で剣に対抗するために手を工夫した」という説がもっともらしく言われていますが、これは完全な誤説ですよ。

 源流が中国伝来であることは明々白々です。

 戦後、文化的に日本民族を精神的に去勢して戦闘をイメージさせる武器に対する拒否反応を刷り込みした訳。

 本来の日本人は勇猛な戦闘民族だったのに、現代の日本人は殺されても戦わないような似非平和主義者が圧倒的に多数派になっているでしょう?

 武道の母国だなんて威張っても、意味がないんですよ。

“武道とは何か?”をきちんと説明できる人なんか、ほとんどいないんですから。


追伸;毎年恒例のお花見会は、今年は4月2日の日曜日に実施します! 午前10時半に淵野辺駅改札前に集合して、鹿沼公園でやります。雨天の場合は道場で実施しますので、普段、御無沙汰している会員の皆さんもおいでください! また、この日は初の支部長総会も実施しますので、支部長はできるだけ御参集ください。游心流も結構、所帯が大きくなってきたので年に1~2回は支部長総会を開催して活動方針などを定めていきたいと思います。宜しく!

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新作DVD撮影

 今年最初の自主製作DVD『化勁の極意』の撮影をやりました!

 化勁の説明と練習法(単推手・双推手・ワカメ体操など)、パンチやキックの威力の殺し方(閉気裁脈・伸筋連動断切・脱力しての受けからの逆固め・回転受け流し)、ナイフ・ピストルの捌き、剣術応用(続飯付け・脱力技法からの斬撃無力化)等々。

 既に予約申し込みされた方もいらっしゃいますが、今回もなかなか、面白い内容になったのではないか?と思います。

 というのも、もう数年前には全然できなかったようなことも、今では普通にできるようになっているし、それも私だけじゃなくて、その場でやらせて常連会員は問題なくすぐにできるんですよね?

 いやはや、「やっぱり俺は日本一教えて上手いな~?」と自画自賛しながらナルチシズムに浸ってしまいましたね~?

 気づいている人がいるかどうかは判りませんが、私、最近はシステマをライバル視してまして、あの見事な技術体系を如何にして超えるものを工夫するか?ということに心血を注いでおります!

 基本的に私は武術の流儀に優劣は無いと思っている訳ですが、JKDとシステマのように進化系の流儀?に対しては、自分も進化系の流儀を興したという自負心があるので、どうしても「負けたくない!」という気持ちが出てきてしまうんですよ。

 いや~、ガキンチョで申し訳ない!

 しかし、日本の武道にしろ武術にしろ硬直化した考え方の人が多過ぎて、伝統という概念に胡座をかいて技術内容を深めようとする意識が欠落しているんじゃないか?と思えて仕方がありません。

「型を絶対に変えてはいけない!」と説く人は大勢いますが、実際に戦う時に型の通りに使おうとするのではナンセンスですし、稽古の意味と実際に戦う場合の応用変化の必要性を理解していない人が大半のように思えます。

 結果的に、現代武道や格闘技の洗練されたスピードに翻弄されて無残に敗れてしまうのでは武術がどうのこうのと論じることそのものに益がありません。

 要するに“事理一致”していないまま、型を崇めて絶対視しているのですが、滑稽なのは、肝心の型が明治以降に改変されている事実に気づいていない人が大多数だということなのです。

 長くなるので、ここには書きませんが、古式のまま延々と伝承されている流儀はほとんど皆無に近いのです。

 それは当たり前のことであって、まず生活様式が変わっているのだから、現代に生きる日本人が江戸時代以前の生活様式を再現して生活するなんて不可能であり、必然的に昔のままの武術稽古ができる道理がないのです。

 いや、反論したい人もいるでしょう?

「俺は着物で生活している」とか?

 いやいや、よく考えてくださいね? 車も電車も飛行機も使わず、添加物の入っていない和食を食べて、井戸水を飲み、薪割りして火を使い、自然農法で米と野菜を作って自給自足し、移動手段は自分の脚のみ・・・なんて生活ができますか?

 これってホームレスみたいな生活しないと無理ですよね?

 つまり、まともな社会生活を捨てないと古式に則った武術稽古なんかできないということですよ。あるいは甲野氏みたいに裕福な家に生まれて働く必要がなかったとか?

 何か、ズレまくったこと考えてる人が多いですよね~?

 昭和の時代までは形骸化することを恐れる人が多かったものの、今では型の保存伝承こそが至上命題になっていたり、競技試合で勝つことにしか価値を置いていなかったり、何か本質からずれてしまっているのではないか?と思えてなりません。

 武の術とは、自己防衛の戦闘サバイバル術です!

 簡単に言えば、護身術ですよ。

 護身の概念の無いものは武術ではないんですよ。

 護身術として役立たないものを武道とは言わないんですよ。本来は・・・。

 日本の場合、明治以降に西洋スポーツの概念が入ってきてから流儀武術は統合化されて武道となっていきましたが、アンダーグラウンド化しながら細々と継承されてきた流儀武術群にも近年は注目が集まっています。

 しかし、それはスポーツ性ではなく戦闘護身術としての叡知への期待なんでしょう。

 いわゆる「達人の実在性」ですよ!

 けれども、格闘競技の試合の場に引き出された武術家?の悲惨な、あるいはファニーな(コントのような)負け方によって、その期待感は概ね裏切られてきた訳ですが、そもそも競技と実戦は状況がまったく違っており、その違いを理解できないのは戦後長く平和な時代が続いてきている日本特有の現象でしょう。

 だから、およそ日本人が目を向けようともしなかった古武術に海外の軍事警察関係者が注目した例として、戸隠流忍法武神館の初見良昭先生の存在がありましたし、同様に海外から注目されている古武術師範もいます。

 競技上の強さしか判別できなくなっている現代武道実践者にとっては、判別できない眼を海外の真に実戦の場に立ち合ってきた人達は持っていた訳です。

 少なくとも、日本武術は生死の狭間で磨かれていた時期を通って形成されていました。

 剣術、居合術は実際に敵を斬る技術であり、弓術は敵を射殺す技術、柔術も敵を素手で制圧して懐剣で首をかっきる技術であった訳です。

 中国の武術はもっとシンプルです。

 奇妙なポーズを取ることから形ばかりで実戦に使えないと思い込んでいる人が多いものの、それは試合競技に当てはめた場合であって、実際には中国武術のあの奇妙なポーズの数々に驚くべき実戦用法が秘められているのです!

 それは、健康体操法として普及している太極拳が実戦用法を教われば、恐るべき必殺武術へと変貌してしまう事実で充分に証明されるでしょう。

 簡化24式太極拳をマスターしている人なら、30分レクチャーしただけで護身術には充分な実戦力が得られるでしょう(私が指導したらの話・・・)。

 太極拳の強さは発勁と化勁にあります。

 とりわけ、化勁の効力は数ある武術や格闘技の中でも群を抜いて優れています。

 ファンソン(放鬆)と呼ばれる脱力体を応用することで、自在な技の変化を達成できます。

 脱力という言葉が嫌いな方もおられるようですが、筋肉を鍛えて威力を出すやり方は40代以降は下降するしかないのに対して、脱力技法は50代60代70代と年齢を重ねても技術的向上ができる。

 その上、鍛える必要が無い・40度の熱があってもできる・足腰立たないくらい泥酔していてもできる・小学生でも体重100kgの大人を一発で倒せる・・・と、武道格闘技の概念を木っ端ミジンコに粉砕する仰天の効力を発揮できるのです!

 嘘じゃありませんよ? ここに挙げたのはすべて“実例”です!

 何故なら、筋肉の収縮によって力を生み出すのではなく、身体に常に働いている重力を使うからです。

 私が誰にも負ける気がしないと豪語しているのも、たった一つ! 打撃の威力で誰でも一発フルパワーで当てさえすれば確実に殺せる!(倒すではありません)という確信があるから言えるんですよ。

 松田隆智先生が言ってこられた“発勁の凄さ”は紛れも無い真実なんですよ!

 別に私は信じてもらいたいなんか、ちっとも思いませんよ。影で悪口言いたいヤツは勝手に言えばいいんです。

 何故なら、ここに書いている内容は私とうちの常連会員にとって“当たり前”であり、疑う余地が無い“事実”だからです。

 まともに打ったら怪我どころでは済まないのが判っているから、「いかに怪我させないようにセーブするか?」ということに注意して練習していますからね?

 だから、「本当に脱力したら倒れてしまうじゃないか? 脱力なんてインチキだ」という意見がありますが、批判しているおつもりなんでしょうけど、それくらいが理想的なんですよ!

 倒れる瞬間の重心落下のエネルギーを威力として使うんですから、物凄いパワーが発生する訳です。その重心落下で発生するエネルギーを利用して技を繰り出しているから、人が吹っ飛んだり、指先一本で潰されたりする訳ですよ。

 私が合気道を絶賛しているのも、合気道の神秘の威力の正体がコレだと理解しているからで、“気のパワー”だの“精妙な身体操作”だのといった表現は的外れであると認識しているからです。

 武道格闘技の業界では「神秘武道」だとか呼んでいますが、馬鹿言っちゃいけない。こんなに科学的合理性に満ちた技術体系なんだから、真に理解して学べば誰でも達人になれますよ!

 私が游心流合気道を興そうと思ったのも、武道業界で未だに「合気道の実戦性」に疑問符がつけられているからでもあるんです。

 習ってる人達、あるいは教えている人間ですら、「使えない」と思い込んでいたりしますからね?

 違うんです!

 学んでいる人間が理解できていないだけ!

 教えている人間が理解できていないだけ!

 合気道の実戦性に悩んでいる指導者の方がいらしたら、是非、おいでください。たちどころに疑問を解消してさしあげます!

「あ~、私は何て素晴らしいものを学んでいたんだろう? 疑って申し訳ない」という気持ちになりますよ!

 これは太極拳だともっと深刻な問題でしょう?

 私が初めて太極拳に触れたのは20代後半のことでした。

 今も西荻窪ほびっと村学校で正宗太極拳の講座を主催されている大友映男先生に佐藤金兵衛先生系の太極拳を数回教わり、脱力と姿勢の重要性を実感し、以後、様々な流儀に触れる度に基準としてきました。

 合気武術の研究も太極拳のファンソンを基礎にして考えたから、いろいろな派閥の比較研究ができた訳です。

 太極拳自体も、楊式・呉式・陳式を少し学びました。

 内家拳と呼ばれる太極・八卦・形意を中心に練習しましたが、身体能力の無い私でも実力を高められるのではないか?という期待感もありましたが、体質や気質に合っていたような気がします。

 だから、八極拳も柔らかく動いて鋭く発勁するという具合になりましたし、自分の身体の中では流儀の区別が曖昧になっていきました。

 化勁の技術も、合気の技術とほとんど同質と言えるくらいに融合していきました。

 重要なのは、“相手の力とぶつからない”ということ。

 基本は受け流すこと。

 そして、今は受けると同時に融合するように貼りついて威力を吸収してしまうこと。

 これは今回のDVDでは剣術で示しています。

 0インチ打撃(零勁)をものにしてしまってから、迂闊に打てなくなってしまって練習が制限されてしまいましたが、化勁の技術を高めることによって0インチ打撃の威力をも無化してしまうという方向への稽古の発展性が開けてきました。

 今回も、頭の中だけでアイデアを作っていたものを実際にやってみて確認したことがいくつもあったのですが、問題はありませんでした。

「これはシステマのパクリだと勘違いする人がいるだろうな~?」と思って、「これは新体道のワカメ体操からパクりました~」と自白して?実演したりもしました。

 そうです!

 私が影響を受けた三大流儀の一つが新体道なのです!

 と言うか、青木宏之先生と言うべきでしょうか?

 後のお二人は、松田隆智先生と友寄隆一郎先生です。

 この三人の先生方は、武術の理論を教えてくださった大恩人であり、また、研究家としての私の才能を認めてくださった先生方でもありました。

 人間、認められないと頑張れないものですよ。

 外部で悪口言ってる連中はそもそも眼中にありませんが、親兄弟親戚の中でも私の才能を認めて応援してくれた人はほんの数人でしかありませんでしたし、会員の中にも実際はそう多くはないでしょう。

 どうしてか?というと、私に聞いてくれれば一発で教えられることを、あっちの道場、こっちの本といった具合に目移りして、結局は間違った知識を覚えてさっぱり伸びなかったりしている人間もいるのですから・・・。

 教わった先生の中にも、私が単なる口先だけの人間だと決めつけている人はいると思います。

 私は喧嘩になったり嫉妬されたりするのにウンザリしているので、どれだけ仲良くなっても他流の先生の前で自分の技を見せたりしないように注意していますから、必然的に「大した実力ではない」と思われる訳です。

 武道マスコミ関係の友人からも「長野さんがこんなに使えるとは思わなかった」と言われたことが数回ありました。DVDを見て、驚いたと言うのです・・・が、実は私はDVDでも本気で技やって見せたことは一度もありません。

 いや、本気で戦ったことが一度もないのです。

 理由は御承知でしょう? 本気で打ったら確実に殺してしまうという恐怖心があるからですよ。

 だから、いかに防具付けていたとしても会員に本気で打ったりはできないんですよ。DVDで見せているのは1/3以下だと思ってください。

 でも、それだけ隠していても見る人が見れば隠しているのが解るので、そういう人は評価してくれる訳ですね?

 それはそれで、別に認めてもらいたいとも思っていないから、いいんですよ。教わった先生方に関しても、教わった事実は事実として感謝する気持ちだけは持っておきたいと思っていますから。

 お世話になった先生は何十人もおられますが、青木先生、松田先生、友寄先生は私にとっては別格の大恩人なんです。

 それは、“期待してくださった”ということなんですよ。

 期待されたなら、期待に応えないと男じゃないでしょう?

 生きてる間にどれだけのことができるか? そういう挑戦をしないで何が面白いのか?って思いませんか?

 私が子供の頃は、「将来、何になりたいですか?」という質問に「公務員」だの「サラリーマン」だの答えるヤツは馬鹿にされていました。

「え~っと、武術の達人で作家で映画作りたいな~?」と漠然と考えていましたが、随分と紆余曲折はあったものの、何となく実現できちゃってたりしますしね~?

 あれっ?

 何か、俺、結構、希望の通りの人生歩んでるのかも~?

 それにしても苦労し過ぎだけどね・・・?

 50過ぎて、まだ定収入が無いとは思わなかったですよ~。

 目下の最大の目標はベストセラー作家になって印税で道場付きの家に住んで、老後は猫と暮らす・・・ってことです。神様、お願~い! 叶えてぇ~?

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サイコパスばっかり?

 ベストセラーになっているサイコパスについての本を買って読んでいたら、「げげっ? もしかして俺もサイコパスか~?」と、ちょっとドキッとしましたよ。

 というのも、武術家って、どう考えても普通の精神構造じゃないんですよね?

 私は研究家ですけど、ひょっとすると世界で一番、武術について考えている人間ですから、どうしても思考的に武術家みたいになってしまう訳ですよ。

 ほら、普通の日本人は、「いざとなったら暴力に頼る!」って考えないでしょ?

「危なくなったら警察を呼ぶ」としか考えないでしょう?

 私は、「緊急で必要とあらば、一切ためらわずに暴漢をぶん殴ったり腕をへし折ったりできる人間でいよう!」と“決めてる人間”なので、やっぱりサイコパスになっちゃうんじゃないでしょうか?

 過去、二回。本気で人を殺してやろうか?と真剣に考えたこともありましたし、若い頃に「武術を究めるためには人殺しの経験が必要なんじゃないか?」と、真面目に傭兵になろうか?と考えていた“狂ってた時期”もあります。

 どうですか~?

 キチガイでしょ?

 半世紀以上も生きてきたから、今では「あ~、俺ってキチガイだよな~? こんなキチガイの部分を表に出してはいけないな~?」と知恵つけて普段は出さないように注意しているんですが、やっぱり今でも心の奥底にはキチガイが眠っているんですよ。

 しかし、俺だけがキチガイを飼ってるのか?と思っていたけど、そんな訳じゃないな~?と思うようになりましたね。

 誰でも心の奥にはキチガイが眠っているんですよ!

 そのキチガイの別名は“本能”です。

“闘争本能”ですね?

 で、闘争本能のややこしいところは、これって“生存本能”に直結しているってことなんですよ。

 動物だと闘争本能に従って瞬時に戦いますからね。

 武術にも動物に倣った型とかありますよね?

 鷹爪拳・龍拳・蛇拳・鶴拳・虎拳・豹拳・猿拳・蟷螂拳・狗拳・鴨拳・・・etc.

 で、私は猫好きなんで、猫の動きをかなり研究しましたよ。

 また、うちの猫がこれまた凄い喧嘩好きで毎日、三回は庭に侵入してきた野良猫と戦い、時に蛇と戦い、床下でイタチを追っかけ、雀を狩り、ドブネズミを喰らい、隣の家の高価な鯉をすくって食べ、襲い掛かってきた犬を返り討ちにしてました・・・。


 しかしながら!

 人間は本能を理性で制御することで文明を築き、文化を育んできています。

 武術と暴力の違いは、この“理性”の有無にかかっている訳ですよ。

“理性”とは何か?

 合理、論理、理知、理解、理法・・・。

 人と動物の違いは、理を悟り、理に従って生き方をクリエイトしていけるということ。

 動物の生き方も自然の律に従っていますが、人間は理に従うことを選んでいます。

 それは必ずしも自然律とは相いれないものですが、宗教や科学は“理”を求めて生み出されたものです。

 武術も戦いの理を追究して生み出されてきたものです。

 長年、研究してますけど、知れば知る程、奥が見えなくなっていく感じがします。

 武術をある程度以上に極めると、どう考えても超能力としか言えないような神秘の世界に突入してしまう?と考えざるを得ないんですよね~?

 私は徹底的に合理性を現実的に追究しているんですが、それでも説明のつかない領域の技ってある訳ですよ。

 もちろん、それを体現できる人は極めて希少で、一般化できるとは思えません。

 それでも、人間の潜在能力は凄いものだな~?と思えば、武術研究の可能性にも手ごたえを感じるんですよね?

 ただし、そのボーダーラインには有象無象のサイコパス君が巣くっているのが現状なのです。

 従って、あんまり武術を一般の人にはお勧めできないな~?と思ってるんですよ。

 超絶的に理性が強靭な人間しか武術を学んではいけないんじゃないか? 普通の人間が下手に首突っ込んだら、単なるイカレポンチになってしまうだけなんじゃなかろうか?

 最近、そう感じています。

 相模原の大量殺傷事件や、小金井のシンガーソングライター刺傷事件の犯人は、格闘技や柔道をやっていてかなり強かったらしいですね?

 これって格闘技や武道が単に暴力性を助長しているだけではないですか?

 彼らに欠落しているもの。

 それは“理性”です!

 この場合、“社会性”と言い換えてもいいでしょう。

 多くのサイコパスに共通するのは「考え方が自己完結している」ということではないか?と思います。

 つまり、自分自身の考え方に固執していて対人や対社会で考える頭脳が働いていないのです。

 言葉を換えれば、思いやりや配慮が無い訳です。

「これを言ったら、どう受け止められるか?」ということを考えなかったり、考えているつもりで見当外れだったりするのです。

 これはカルト団体の人間にも共通しますね?

 どう考えても、「それってアウトでしょう?」という事柄に関して、何も疑問を感じなくなる・・・これは恐ろしいことです。

 人間にとって社会性を失うということは、社会からスポイルされてしまうということを意味しています。

 閉じた空間で同じ価値観を共有していた時は問題なかったけれども、一度、外に出てしまったらキチガイ扱いされてしまう・・・というのがカルトな団体の弊害です。

 森友学園ですか?

 戦前の教育みたいなことを園児に強制している様子をニュース番組で見ると、悪い冗談みたいで気持ちが悪くなってしまいます。

 よその国だったら、苦笑して見ていられますが、今の日本でこれかいな?という気持ちの悪さがありました。

 鴻池さんが会見で「オバハン」だの「無礼者」だのとか言っていたのは笑いましたけど、「こんなヤツは教育者じゃない!」と言っていたのには、激しく同意?しましたよ。

 でも、私だったら札束でペシペシされたら、「ははぁ~っ、何でもおっしゃる通りに致しますぅ~!」って言っちゃいそうですね・・・(苦笑)。

 しかしまあ~、籠池さんですか?

 日本会議って、こんなレベルの人間がやってるのか~?と思うと、ダメージ大きいでしょうね~?


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唯一無二の鈴木清順監督逝去

 どうも、最近、予知能力でも芽生えたものか? ふと頭に浮かんだ人が亡くなったりする。あまり嬉しいことではない・・・。


 シュールレアリスムか、はたまた、夢幻の映像化か?

 私が鈴木清順監督を知ったのは、松田優作が主演した『陽炎座』を劇場で観た時だった。
 確か、私が岡山の大学に行っていた頃だったと記憶しているのだけれど、昔のことだから記憶が定かでない。浪人していた頃だったかな~?

 また、映画の中身が輪を掛けてヘンテコなものだから、尚更、記憶が混乱してしまう。

 当時、角川から出ていた映画雑誌『バラエティ』の記事で松田優作が「清順監督がヘンな芝居の要求ばかりするので困惑した」という感想を言っていたのを覚えている。

 混乱して途方に暮れてしまった時に、「そうです。それです!」と言われて、余計に面食らってしまったのだとか?

 確か、そんな感じだった。

 この時期から松田優作は怪しい演技に突っ走っていた。

 それまでハードボイルドなアクション俳優というイメージだったのを、『野獣死すべし』『ヨコハマBJブルース』『家族ゲーム』、TVスペシャル『断線』『断崖』でヘンな男ばかりを演じたりしていた。

 どうも、もともとの演技嗜好にシュールさが加わったのも『陽炎座』がきっかけになっていたのかもしれないと思っている。

 その後、『ツィゴイネルワイゼン』を観た。

 これまた、実に異様な映画だった。薄ら寒くなるようなホラー風味のある超現実映画とでも言うべきか?

 とにかく原田芳雄の代表作の一本?ということになっているが、なんとも異様過ぎて、評価が難しい前衛芸術のような作品だった。

 日本映画には舞踏系の人を意味なく出演させて芸術性を際立たせようとする手法がしばしば見受けられるが、清順監督の場合、芸術の持つ高尚な権威性を小馬鹿にしているような印象も受ける。

 かつて、どうしてヘンな映画ばかり撮るのか?と聞かれた清順監督は、「だって、普通に撮ったら面白くないでしょう?」と、スッとぼけてみせたそうだ。

 確かにその通りだと笑ってしまった。

 例えば、まったく同じ脚本でも演出家によって作品の印象が大きく異なる場合がある。

 黒澤明の『椿三十郎』とリメイクされた『椿・・・(以下、自粛)。

 それはそれとして、清順監督の名を高からしめている『殺しの烙印』の続編として撮られた『ピストルオペラ』をテアトル新宿で観た時は、ラストシーンで劇場内が「ええ~っ!」と絶叫に包まれ、私は椅子からズリ落ちそうになった!

 まさに、「なんじゃ、こりゃあ?」な展開だった・・・。

 そんな清順監督は巨匠然とした人ではなく、お茶目なお爺さんという雰囲気もあり、当然のように役者もこなしていた。

 その風貌は、水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する井戸仙人のようなポップでキュートな雰囲気であった。

 確か、『美少女仮面ポワトリン』の神様役でも出演されていたと思う。

 亡くなられた時の新聞のフィルモグラフィーには載っていなかったようだが、ルパン三世の監修もされていて、劇場版『バビロンの黄金伝説』は監督もされていた。

 ちなみにルパン三世の裏話を書いた本によると、清順監督は宮崎駿監督と打ち合わせで対立したことがあったらしい。

 後に国民的アニメ映画の巨匠となった宮崎監督と比すれば、清順監督はメジャーとは言い難いのかもしれないが、日本映画界の歴史に特筆されるべき名監督として記憶されるべき人物だと私は確信して疑わない。

 鈴木清順監督に献杯。

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この映画、この本

 先日、見逃していた『あぶない刑事ファイナル』をTVでやっと見ました!

 いや~、吉川さんがメチャクチャ格好良いですね~?

 高瀬先生の映画秘宝の連載で、撮影中のトラブルで足を骨折されていたということでしたが、ステッキをついての登場でしたが、『ブラックレイン』の松田優作を越えてるんじゃないか?というくらいの悪役っぷりで、立ち回りシーンでは怪我している足での蹴りも繰り出すんだから、唖然とさせられました。

 クライマックスのバイクの曲乗り対決シーンなんて、何と素晴らしいアクションでしょうか?

 ウエスタンの決闘シーンをも彷彿とさせつつ、吉川さんの悪のダンディズムが滲み出ていて圧倒されました!

 高瀬先生も凄いけど、それをやった吉川さんは凄い!

 ファイナルと言っても、外伝ならまた作れるんじゃないですか?

 年よりが活躍するアクションというのも見たいですよ。

 ちなみに、高瀬先生が監督した『國士参上!』地方巡業公演開催中ですので、是非、スクリーンで見ましょう!


 それから、『ツマヌダ格闘街』が終わって淋しい気持ちでいたんですが、上山道郎さんの新作『オニヒメ』を読みました。

 むむぅ~・・・個人的に、こっちの方がより好きかもしれない・・・?

 何しろ、剣術物であり、また妖怪退治物であり、主人公は超美少女・・・という、私が小説講座で毎回毎回提出して先生が苦笑いしている企画そのままな話・・・。

 というか、私は小学生の妄想話みたいなのしか思いつかないんですけど、それを漫画で表現して「ヤラレタ~っ!」と思うくらい面白くするというのがプロですよね~。

 それゆえに、いちいち私の心の琴線に響いてくるんですよ~、これが・・・。

 柳生十兵衛や宮本武蔵はまだわかるけど、柳生連也厳包はあんまり知られていないでしょう?

 しかも、連也の愛刀・鬼の包丁を使う・・・。

 新選組の近藤・土方・沖田も出てくるし、丸目蔵人佐も出る?

 具体的なことは、是非、本を買って御確認ください!

 いや~、また楽しみが出来て良かった良かった・・・。


 それと、『テラフォーマーズ』地球編になってから、面白くなってきやがりましたねっ?

 この作品、ちょこっと武術ウンチクが出てくるのが、良か!


 歴史のウソ本当?みたいな本も随分、出てますが、この前出てた本を読んでいたら、峰打ちで刀が折れる原理について私が書いたそのまま載っていたんですが、今回は参考資料一覧にも載っていて、有り難い限りでした。

 ただね~?

 情報って、いったん世に出ると、知らない間に拡散していくものでしょう?

 それはもう止めようのないものだし、発表する時点でこちらも覚悟しなきゃいけないと思いますね?

 最近、北島師範に教えてもらって、スマホでようやくググれるようになって、楽しいからいろいろな人や会社とかググッてたんですが、ネットは便利で一通りの情報が得られるんだけど、やっぱり広く浅い感じなんですよね?

 それと、真偽の区別が判然としないのが問題ですよね?

 要するに、誰でも書けるから嘘や妄想話もどんどん増殖してしまうという問題点がある訳で、逆に直に確かめることの重要性が高まっているのかもしれません。

 しかし、迂闊に直接繋がることでカルトな宗教団体に関わってしまったりする場合もありますから、私はもうよその団体を推奨したりすることは慎もうと思っています。

 武術の世界はいろいろと問題があります。一般の人が安易に食いつくと危険な面があります。

 今でも、「どこの流派がいいですか?」と私に聞いてくる人がいますが、いろいろアドバイスしてもうまく行くとは限りません。

 だから、最近は、「游心流が一番いいです!」と、きっぱり言うことにしました。


追伸;何か、細川茂樹さん(仮面ライダー響鬼)もトラブってて、やっぱり仮面ライダーの呪いが発動してるのかな~?

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権力は怖い

 私の一番嫌いなのは権力です!

 個人の意志を力で抑圧しようとするのが嫌いなのです。

 だから、私が武術やっているのは権力の奴隷にならないという意志表示です。

 ところが、武術の世界ほど権威権力で制度化されてしまっている業界も珍しい。いまだに江戸時代の武士の世界のつもりでいる人が大半ですし、それに従うのが武道の礼だと思い込んでいる人も少なくありません。

 上意下達で理不尽なことを平然と要求したりするバカ!

 そして、文句を言わずに従うバカ!

 お前らの頭には脳みそが入ってんのか?と聞きたくなります。

 とは言っても、私も20代半ばまではそうでした。

 まだ甲野氏に習っていた頃、私があまりにも従順に甲野氏に従うので、「あなたは協調性があり過ぎる! 相手が誰であろうと自分の意見はしっかり言わなきゃダメなんだ!」と叱られました。

 若かった私は、はっと目を開かされた想いで、以後、甲野氏に意見するようになりました。

 が、「先生、それは違うと思います」と度々言うようになった私を疎ましく思ったのか、甲野氏は嫌そうな顔でそっぽを向くようになりました。

 あれ~? 自分で言ったんじゃ~ん?って思いましたけどね(笑)。

 でも、お陰様で、“嫌われる勇気”が育ちましたよ!

「甲野先生、有り難うぉ~っ!」

・・・っちゅう訳で、恩師?のお陰で、今の私がある訳ですよね? 違うかっ?


 しっかし、権力というのは大なり小なり、どこにでもあります。

 神様もそうだし、仕事の契約もそう。

 フミカスちゃんも芸能界からバッシングされまくってますが、損害出した分は幸福の科学が払ってやればいいじゃないですか? 10億くらいポンッて出せるんじゃないですか? 信者の寄付で大丈夫でしょ~?

 まあ、芸能界のパワハラ体質にチクリとやったのは立派なのかもしれません。

 だけど必死に我慢して頑張ってきた芸能界の人達からすれば、自分の努力を小馬鹿にされた気持ちになって腹が立つのかもしれませんね?

 それに、「あ~、また仮面ライダーの呪いが・・・」と思ったり・・・。

 知ってます?

 仮面ライダーは呪われてるって話・・・。

 藤岡さんはバイク事故、佐々木剛さんは大やけどして芸能界引退(後に復帰)、スーパー1の高杉さんは詐欺で訴えられ、タックルを演じた岡田京子さんは若くして亡くなり、響鬼に出てた神戸みゆきさんも若くして病死、電王に出てた白鳥さんは枕営業を強要されたのをほのめかして実質引退、ブレイドの椿さんも暴行されて大怪我・・・。

 そうそう、後半の展開が女版仮面ライダーと言われた『すきすき魔女先生』の菊容子さんも仮面ライダーでヤモリゲスを演じていた恋人に誤解されて殺されてしまいました。

 偶然と言うには多過ぎるよな~?と言っていたら、今回のフミカスちゃんの出家騒動。

 東京グールの食人シーンの芝居が耐えられなかったそうですが、ヘンタイ仮面のほうがムリっぽいでしょう?

 私も、「よく事務所がオーケーしたな~?」と疑問だったので、謎が解けましたよ!

 やっぱ、本人は嫌だったんだ?

 おまけに月給5万て・・・バイトした方がもっと稼げるよ!

 芸能界でのし上がっていくのは想像以上に大変なんだな~?


 それと、話は無理やり変わりますが、キム・ジョンナムが暗殺されたって・・・やっぱり権力は怖いっ!

 実の兄貴までも殺すなんて、ジョンウンが人でなしと言うよりも、権力の座につくと、そこまで非道非情になってしまうのか?ということが怖いのです。

 噂ではキム・ジョンナムの子供が日本にいるとのことですが、その子まで狙われるんでしょうかね?

 権力というのは人間の心を狂わせてしまいますね。

 しかし、盛者必衰。権力者の末路はいつも悲惨なんですよ・・・。


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伝説の空手家が復活!

 川保天骨さんが主催されている龍魂会の阿佐ケ谷の道場案内を頂戴し、いそいそと読んでみたら、凄いことになっていて、たまげてしまいましたっ!

 なっ、何と、何と・・・あの伝説の“魂の空手家”竹山晴友先生の道場が復活したというではないですかっ!
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 極真空手の名だたる師範の中でも「真の極真魂を持つ男」として多くのファンの尊敬を集めていた、あの竹山晴友先生ですよ!

 大きな事故に遭われたという噂は聞いていたのですが、その後の動向はまったく聞くこともなく、もはや復帰は難しい状況なのか?とも思っていたのですが、本当に良かった!

 ダンディーな俳優の夏八木勲さんが演じた牙狼之介を彷彿させる風貌は、そのまま時代劇に出てくる凄腕の浪人者を想像させて大好きな空手家でした。

 ちょっと不覚にも涙が出てきましたよ・・・。

 川保さんは立派です。よくぞ、竹山先生を復活させてくれましたよ。


 私も游心流合気道の稽古でオルタナスタジオをお借りしようかな~?と思っているところでしたが、本当に驚きました!

 また、川保さんと岡部武央先生からお名前だけうかがっていた深井信悟先生のお顔も初めて拝見しましたが、何とも透徹した澄んだ眼差しに、どこかジッドゥ・クリシュナムルティーの顔を思い出しました。
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 世の中にはまだまだ素晴らしい武術家がいるんだな~?と感じましたね。


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二月セミナー“軸”感想

 二月セミナーも楽しく終了しました!

 雪が降ったりするかな?と心配だったんですが、当日は快晴で、人数も先月よりちょっと増えました。

 セミナーの前に稲吉先生が「武術の世界のしきたりを教えてください」と来られていて、私が体験的に認識してきた武術業界の常識?についてお話しました。

 どんな業界でも、その業界特有の慣習みたいなものはあります。

 芸能界、ヤクザ業界、政界、経済界、教育界・・・部外者からすれば、「何それ?」みたいな不可解で不合理で不条理で馬鹿馬鹿しいと思えるようなこともざらにあります。

 私も若い頃は「何それ? 阿呆臭っ!」と思って無視してきたものでしたが、あまりにも軋轢を生み出してしまうので、“仕方がない”と思って守るようにならざるを得ませんでしたね?

 もう、何が正しいとか何とかの話じゃないんですよ。

“お約束”として守らないとハブされたり嫌がらせされたり悪い噂を広められたりする訳なんですよ。

 そこには嫉妬や憎悪、偏見といった感情が介在していたりするので、もう本当に気持ちが悪いヘドロ沼のようなマイナスの想念の温床となりがちなんですね。

 特に業界で目立つ人はそういう連中のマイナスの想念を向けられてしまうので、仕方がない!

 けれども、目立ちまくって第一人者になってしまえば、出過ぎた杭は打ちたくても打てなくなる?ものらしくて、周囲が強力に護ってくれて安泰になります。

 ところが、問題なのは、第一人者が正しいとは限らない点なんですよ。

 人間は神様じゃありません。

 だから、全てに於いて完全な人はいない訳で、武術業界でも腕前は一流なんだけれども社会性がOUTな人とかざらにいたりするんですよ。

 うちの仁平師範は、「理論が破綻していれば、いずれ綻びが出て自滅しますよ」と言っていたんですが、私は、「いや、間違っていても支持者が増えれば持て囃されてそうそう滅びないもんだよ」と言いました。

 毎度、例に出しますが、甲野氏がその代表格ですよ。

 あれだけ嘘つきまくってて実力(戦闘力ね?)も皆無なのに、いかにも凄いことやってるように見せるパフォーマンスと独自の弁論で、未だに多くの支持者を集めていて、世間的にも武術の第一人者だということになっていますよね?

 私に言わせれば、“世紀のブラックジョーク”としか思えませんが、要は、「何か神秘的なものに憧れる人間の潜在的願望を上手く利用して売名戦略を駆使して自らのポジションを確立した能力だけは優れていた!」ということなんですよ。

 武術というよりは新興宗教に近いですけどね?

 神智学のマダム・ヴラバツキーとかも詐欺で捕まったりしてるんですが、信者にとってはモーマンタイ! 「陰謀だ!」となったりするんですよね・・・。

 実際に陰謀で潰されかかった例も歴史上にはありますから(例・大本教の弾圧)。

 いまだにオウムを信じる人達だって同じじゃないですか? 「世間の評価は関係ない。私が信じれば本物なんだ」という心理メカニズムなんですよ。

 信じるかどうか? それだけの話です。

 実際の薬効がない偽薬で治るプラシーボ効果って、要は催眠なんですよ。

 そして、催眠というのは究極的に信じれば不治の病も治せると言われます。

 それこそ「信じる者は救われる」という言葉の本当の意味ですよ。

 だけど、現代の科学的医学の考えでは、薬理効果がある成分が治すのだという大前提で考えるから、催眠で治る原理は肯定されていないでしょう?

 しかし、催眠とは原始の頃の“呪(まじな)い”や“祈り”を科学的に表現したものなんですよ。科学的には全然解明されてはいません。

 メスメルの動物磁気説以降に催眠術が心理療法として研究されるようになったと考えられ、それ以前は魔術の一種みたいに扱われていた訳ですよ。

 飛び加藤と呼ばれた戦国最強の忍者、加藤段蔵が西方伝来の牛呑術を演じてみせたりしたのが今日で言うところの催眠術なんですよね?

 強固な催眠(自己暗示)によって自然治癒力が最大限に活性化されていく結果として難病をも治癒できる・・・という現象は充分にあり得ることだと思いますよ。

 それでも、肉体の寿命というものは厳然とありますからね。信じれば死なないとか言ってたら完全なキチガイ。何か、昔あったな~? ミイラ化した遺骸が蘇ると言ってた人達・・・?

 武術を修行している人の中には霊能に目覚める人も少なくありません。

 それは、武術の稽古システムの中にヨーガや仙道などの霊性開発システムが組み込まれているからです。

 だから、意識的にか無意識的にかは問わず、いつの間にか霊的気質になってしまう人もいます。

 青木宏之先生がその典型例でしょうし、友寄隆一郎先生もそうでした。

 松田隆智先生も憧れがあったようでしたね?

 でも、青木先生も友寄先生も松田先生も霊能力とは一線を引いて冷静でしたね。舞い上がって万能感に犯されていたりしなかった。

 私はどうか?というと、別に憧れはありません。徹頭徹尾、リアリストなんで。

 ただし、オカルトはネタとして大っ好きですね? 面白いから。

 ほら、私みたいに小学生の頃にTVの特撮物やアニメばっかり見て育った人間にとっては、怪獣はUMAで、星人はエイリアン、ショッカーや死ね死ね団は秘密結社なんですよね?

 幽霊は心霊動画で、妖怪は・・・やっぱり妖怪なんですよ。

 怪しい都市伝説はリアルなファンタジーなんですよ!

 歴史や社会の闇を照らすのがリアル・ファンタジー!

 私は、そういう隠されたものを解明していくのが楽しくってたまらない訳で、フリーメーソンやイルミナティーなどの秘密結社の世界支配戦略みたいな話は三十数年前から知ってましたよ。その頃、膨大に本読んでたので・・・。

 普通の人は、“秘伝(秘儀)”を有り難がって神秘的なものとして信仰するんですけど、私はどうしても解明したくなるんですよね。

 ほらほら・・・一般の武道や格闘技をやっている人達って、「発勁なんて眉唾」「合気道や中国武術は型だけで弱い」と強固に信じ込んでたりするでしょう?

 浅~い、現実主義者! 上っ面の常識を信じて疑わず、偏見に凝り固まっていて、すぐ思考停止する愚か者!

 はっきり言って、無知で馬鹿で頭が硬直化してるとしか言えないんですけど、現実に「発勁ができる」と嘘(というか誇大妄想)つく人がいたり、全然戦い方を知らない合気道や中国武術の修行者が多いのも事実なんですよね。

 そういうイカレポンチしか見たことがなければ、仕方がないのかもしれませんね? 何しろ、私も20代まではそう思った時期もありましたからね。

 でもね。自分ができるようになっちゃって、人にも教えて体得できるようにしているんだから、これはもう神秘でもなんでもなく、単なる技術。理解しているかいないかの違いでしかないんです。

 セミナー翌日に個人指導したIさんも、既に自分ができるようになっているのに、「発勁ができるように・・・」といまだに言うので、ミット持って打たせてみたり、サンドバッグ打たせて、ちゃんと体得できてることを確認させました。

 太極拳の按と、形意十二形拳の馬形拳を教えました。

 発勁の問題点は、筋肉に頼らないので、“打ってる”という身体感覚が乏しく、「これで本当に威力出てるのかな~?」と疑問に思える点ですね? 体得しても自覚しにくいんですよ。

 私は実地に沢山試しているので疑問に感じないんですけど、仲間内でやるだけだと、これで本当に通用するんかいな?と思ってしまうのもわからなくはありません。

 打たれてみないと本当の怖さも判らないし、かと言っても、事故死したりする危険性も普通の打撃技よりずっと高いので、あんまり試せないですからね。

 私も、「やべぇっ? 殺しちゃったか?」と慌てたこと何度かあります。本当に発勁は恐ろしい技ですよ。実験で打たせてみた時は死ぬかと思ったし・・・。

 秘伝にしたのも当然でしょう。

 だからと言って、「そんなものインチキだ」と言う連中には我慢なりませんよ! 松田先生が亡くなられた今、「俺が中国武術の名誉を護ってやる!」と思ってますもん。

 シーラカンスやダイオウイカだって、「そんな怪物は実在しない」と言われていて実物が発見されたら当たり前になっていますよね?

 決めつけたがる人間がバカなんですよ!

 松田隆智先生も、「発勁なんて怪しげな嘘を吹聴する人間がいると批判されたものだったけど、批判していた当人が中国で体験して発勁のすごさに感動したなんて書いてるんだからな~? 笑っちゃうよ」と言われていましたね。

 私も、「発勁なんて怪しいことを言う」なんていまだに言ってる人達を見ると、ウンザリしますよ。本当に無知過ぎる!

 ファンだった『修羅の門』に乗れなくなったのも、そこなんですよね~。作者が中国武術のことを知らな過ぎ! 『史上最強の弟子ケンイチ』や『ツダヌマ格闘街』(事務局注  ツマヌダ ですね)の作者みたいに勉強しなきゃ~ダメですよ!

 作家は読者以上に知識がないといけません。プロに及ばないのは仕方ないけど、ちょっと取材したら解るようなことを自分のイメージ(先入観)だけで書いていたらいかんのですよ。

 無空波なんて、よくぞ考えたな~?と感心したものでしたけどね・・・。

 ただし、武術の世界は誇大妄想的な話を吹聴している人間が多いのも事実です。他人の言うことはまったく信用できません!

 だから、自分ができるようになればいいんですよ! 自分ができたら、嘘か本当かの区別はつくじゃないですか?

 だから、はっきり言って、「発勁を体得したかったら私のところに来なさい! 責任もって、できるように教えてあげます!」と宣言しておきますよ!

 ただし、悪用しそうな人間には教えません! 事件起こしたら教えた人間にも責任が生じるでしょう? イタズラ小僧にフル装填のマグナムガン持たせるようなもんですから。

 木曜隔週のメイプルホールに来られる格闘技や中国武術学んでいた人には発勁や他流破りのやり方を教えたりしていますが、「先生、こんなこと教えてもらっていいんですか?」と逆に恐縮されていましたけど、ほら、真面目に通っている人なら人柄も確認できますからね?

 当然ながら、危険性の高い技は一般には公開しないし、DVDもバカ高いでしょう?

 それでも、「これは流石に広まったらマズイよな~?」と思う部分はカットしますし、前回のDVDは、ちょっと出し過ぎたか?と反省しているのでお蔵入りにするかどうか?と検討しています。

 それでも、ある程度までは本当のことを公開していかないといけないと思ってるのは、もうね~・・・あまりにもいい加減なこと言う人が多いから、私が真実を広めていくしかないな~?と思っているんですよ。

 それに百の論よりも、本当にできる人間を何十人何百人も育てていけば、だれも文句言えなくなるでしょう?

 武術の真実はたった一つだけ!

 それは、“自分ができることだけ”なんですよ。

 どんな有名な実力者に習おうと、自分が未熟なら意味がありません! むしろ、尊敬する師匠の面子を潰すだけですよ。

 例えば、先日、下田愛璃さん岩下めぐみさんと久々に会ったんですが、弟子を見れば教えた師匠のレベルが判ります。秋本つばささんが、どういう指導をしてきていたか?というのが弟子を通して見えてくるんですよ! そんじょそこらの女子高校生とは全然違うもん!

 私も北島師範や小塚師範や仁平師範や栗原師範や山田師範や来住師範を誉められたほうが鼻が高いんです。だから、大阪支部も楽しみなんですよね~。

 たとえ、彼らが私のところから離れていったとしても、活躍してくれているなら、やっぱり嬉しいと感じるでしょう。


 さて・・・セミナーの感想を全然書いていませんね?

 まあ、いつもの通りで特別に書くこともないんですけど、大阪支部長がぐぐぐぐっと伸びてきていて、「人間、やる気になると短期間でここまで変わるものなのか?」と、ちょっと感動しました。

 八極拳の使い方(冲捶から頂肘への応用変化交叉技)や六合大槍の基本操法とか指導したんですが、徒手格闘術の素養があるので、非常に飲み込みが早いです。

 仁平師範が靠(鉄山靠)を実地指導すると、大抵の人は仁平師範のぶちかましにピューンと飛ばされるんですが、彼は当たり負けしておらず、揚げ句に仁平師範が跳ね返されるというビックリなシーンまで見られて、皆、唖然としておりました。

 日頃から警察や自衛官の猛者と練習したりしているだけあって、大したものだな~と感心しましたよ。

 それと彼の偉いところは自分がボコられたりした話も平気で言えることです。格闘技系の人達は練習でそういう体験は無数にしますからね。当たり前なんですよ。

 だから、うちに来る人達でも最も人格的に謙虚で正直なのが極真空手や格闘技の経験者で、最も舞い上がって勘違いしているようなのが合気道や中国伝統武術の経験者?

 人間、痛い思いをしないと人格は磨かれないのかな~?

 ところで、仁平師範は会う度にどんどん変化していっているんですが、以前はリアル刃牙みたいだな~?と思っていたんですが、今回はリアル・バビル二世みたいになってましたよ?(苦笑)

 いや~、彼の治療術は最早、整体でもなくなってきていて、心霊治療のホセ・アリゴーか?って方向に向かっていましたね。

 これ、人に教えてできるようになんのか?って疑問ですけどね。

 彼の教えている内容は游心流とは別ですから、皆さん、誤解ありませんようにお願いしますね。

 ただ、いい機会なんで、今回、彼には私の秘蔵愛刀一振りを進呈しました。ほぼ直刀の刃渡り二尺四寸くらいの刀です。彼が「反りの無い刀のほうがいいですね」と言っていたので・・・。

 真っすぐな刀って気の通りがいいんですよね?

 以前、持たせた時に凄く嬉しそうな顔してて、「あ~、この刀は仁平さんと相性が良さそうだな~?」と思っていたので・・・。

 鐔の代わりに木ではみ出し鐔風に作っているんですが、彼が鬼をデザインした面白い鐔を持っていたので、それを付けてみたらいいのではないか?と・・・。

 ちなみにこの刀は二本目釘にしていて、竹の目釘と真鍮の細棒を削って作った目釘も入れています。

 拵えを作り直してみようか?とも思っていたんですけどね?

 稽古用に三尺越え長刀作ったり、槍の鞘作ったりしていて、何か職人魂が目覚めてきつつあるんですけどね~?

 私の前世は武器職人かもね?


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二月セミナーは軸の確立

 いろいろと仕事上の事情がありまして、通っている小説講座でミニ演武をやらせていただきました!

 まともな演武をやるには、やはり受け手がちゃんとしていないとダメですから、当日は北島師範小塚師範に見学と称して講座の席にも来てもらいました。

 小説講座に通っている人達は、基本的に元文学少年少女?ですから、体育会系、わけても武道など夢にも習ったことがない人がほとんどです。

 けれども、作品を書く場合は、時代劇ならチャンバラ、現代ミステリーなら警察官や犯人の銃撃といったシーンは必須ですから、皆さん、興味はなくともそれなりに調べて書いていたりする訳です。

 けれども、やはり経験が無くて資料だけから想像して描写するのは限界があります。

 どれだけ調べてみたところで情報だけからは判らない面が少なからずある訳です。

 それで、私のようにその方面の知識と経験が豊富な人間はプチ講師?のようなポジションになる場合が多かったんですね?

 そういう次第で小説講座の先生のツテでいろんな作家の武芸考証を頼まれるようになっていった訳で、そこからさらに自分も作家デビューしようとしている訳ですね?

 一応、これまでゴーストライターも含めて20冊以上は本を出せている訳ですが、小説に関しては初心者ですし、そもそも文芸修行らしきことを若い頃にやっていなかったので、50の手習いみたいに、現在、勉強中なんですが・・・。

 理由は書けませんが、今回、演武したのも私がやっている武術がどういうものなのか?を理解してもらうには目の前で実演解説するしかないと思ったからで、講座の先生にも許可をいただいて講座の終わり際に、無刀取り・合気系統の護身術・合気揚げ・突き蹴りを丹田力で弾き返す!というのをやらせてもらいました。

 結果は上々。予想していたより好評でした。

 私、見た目がアレだから、実演するまで「この人、本当にできるの~?」と疑いの眼差しで見られることがほとんどです。

 ほら、口では立派なこと言っても、実際にはまったく戦えないような人も最近はいますからね?

 私も見た目に全然、説得力が無いので、やって見せるか、実際に手合わせするまで理解してもらえません。

 でも、武術の有り難いことは、50過ぎても技はどんどん伸びていけることですね?

 正直、ルール無用なら負ける気がしませんもん(豪語?)。

 ただし!

 ルール設けてきちんとした試合やったら全然弱いと思いますよ。自信ない!

 過去に何度か負けましたからね~。やっぱり、餅は餅屋。専門にやっている人には敵いませんよ!

 特に体力の衰えはいかんともし難いですな~?

 100m全力ダッシュしたら私は死ぬと思いますよ?

 まあ、世の中には80過ぎて毎日何kmも走ってる妖怪爺さんも実在しますが(笑)。

 でも、私は年齢相応に肉体が衰えていっても戦える技を研究しているので、年々、直実に技能アップしている実感はあります。

 2/1で満54歳になりましたが、去年と比べても今のほうがレベルアップしていると思います。

 この感覚は向こう十年は当たり前に続くと思います。


 さてさて、二月の月例セミナーは“軸”です!

 中芯軸・側軸・無数の軸の設定・・・といったことを過去に発表してきましたが、今年も最新研究成果を発表したいと思います。

 つまり、「軸を確立することで軸を消して動く」「自在に軸を体感して操作する」「相手の軸を洞察し操作する」・・・といった事柄を具体的な技の展開で指導しようと思っています。

 そもそも、私が体軸の研究を始めたのは、今から三十年ほども逆上ります。

 中国武術の「立身中正」や合気道の「中心軸」、剣道の「正中線」といった言葉から追究し、能やクラシックバレエ、フラメンコ、パントマイム、前衛舞踏、コンテンポラリーダンス、あるいはヨーガや仙道、気功、各種健康法の研究をするに至ったのです。

 そも、人間が霊長類と呼ばれるのは、直立二足歩行をするようになって天地の軸線に背骨と脳が連なったことから異常な進化を果たしたのではないか?

 それはヨーガのクンダリニーの理論から類推した仮説でした。

 小用茂夫先生が刀禅を創始されたのも、長年の伝統武術の探究の果てに重力を利用する武術の理論に気づかれたからなのではないかな~?と私見します。

 武術が格闘術の範疇に留まらないのは、ひとえに、人間の心身機能の進化の鍵が潜んでいる点にあると私は考えています。

 なぜなら、単純に戦闘に勝つだけならば、軸の確立などは意味がないからです。

 むしろ、見方を変えれば狙うべき弱点を晒してしまうことになりかねません(この点はセミナー時に詳しく解説します)。

 それでも、東洋のいろんな行法が秘伝として伝え、神智学を通じて欧米にも広まっていった“軸”の概念について、今回は時間が許す限り、詳しく解説してみようと思っています

追伸;前述したように、今月は私の誕生月でもありますので、少々遅れましたが、DVDの割引セールは、「どれでも二枚買った方は合計額の半額」ということにしたいと思います! 「この際だから、アレも買っておこうかな~?」と思う商品がある方は是非、ご利用くださいませ。

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著者プロフィール

yusinryu

Author:yusinryu
長野峻也(ながのしゅんや)。武術研究家。游心流武術健身法主宰。
武術指導、アクション殺陣指導致します。映画等のコラムも書きます。
関係者の方、ご連絡をお待ちしております。
yusin_mail_from2006
@yahoo.co.jp

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